ドイツの首都・ベルリンの代表的観光スポット「アレクサンダー広場(Alexanderplatz)」の名物にもなっている、歩くソーセージ(Bratwurst)の屋台「Grill Runner」を紹介します!
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ベルリンの「アレクサンダー広場(Alexanderplatz)」
- 出典:www.flickr.comFormer Centrum in Alexander Platz by La Citta Vita
「アレクサンダー広場(Alexanderplatz)」はベルリンの中心部であるミッテ地区にある広場です。ベルリンの中でも特に交通量が多く、観光客も必ず一度は立ち寄るといった人気エリアです。
アレクサンダー広場には、ベルリンのランドマークである「ベルリンテレビ塔(Berliner Fernsehturm)」や「ウーラニアー世界時計(Urania Weltzeituhr)」もあります。
アレクサンダー広場自体がベルリンの定番観光地となっているので、観光の際は立ち寄ることをお勧めします。
歩くソーセージ屋台「Grill Runner」について
アレクサンダー広場の「Grill Runner」は歩く屋台のソーセージ屋さんです。ベルリンに住んでいる人なら一度は見たことがあると言っても過言ではありません。
しかし実際にその名称はあまり知られておらず、「アレクサンダー広場のソーセージ屋」というようなざっくりしたイメージを持たれていることが多いように思います。英語では「Grill Runner(グリルランナー)」「Mobile Hotdog Vendor(移動式ホットドッグ売り)」、ドイツ語では「Bratwurst Anbieter(ソーセージ売り)」などと認知されているようです。
ちなみに、ドイツのソーセージには種類が色々あり、最も一般的なものが「ブラートヴルスト(Bratwurst)」です。「Grill Runner」ではこの「ブラートヴルスト」が売られています。
余談:「Grill Runner」に会える場所
「Grill Runner」はベルリンの他の場所でも稀に見ることがありますが、やはりアレクサンダー広場のソーセージ売りが目立つので、この場所が一番有名だと思います。
歩くソーセージ屋台「Grill Runner」の様子
外見
調理器具を体に巻きつけ、頭上には傘もあるのでかなり万能な装備と言えます。マーチングバンドを彷彿とさせるような格好です。
調理の様子
ソーセージ、パン、ナプキン、ソースが装備されています。ソーセージを焼くエリアとパンを温めるエリアも確保されており、ホットドッグを売るために効率の良さを極めた装備と言えます。
値段表示もわかりやすく、「1.35ユーロ(175円)」と書かれています。
「Grill Runner」のソーセージの味
味はとてもシンプルで美味しいです。固めのパンに長細いソーセージが乗った、いかにもドイツらしい無骨なホットドッグで、ソースはケチャップとマスタードだけです。
柔らかいコッペパンにソーセージがフィットしたアメリカのホットドッグとはまた違った食べ物と言えます。
ドイツグルメの基礎を知りたいなら歩くソーセージ屋台がおすすめ
「Grill Runner」のホットドッグは、かたいパンにソーセージ(Bratwurst)という、 一見シンプルながら、ドイツを凝縮したような一品です。手間を省いて最も効率よく提供するファーストフードがこういった形になるというのも、興味深いポイントです。
味がめちゃくちゃ美味しいというわけではありませんが、ドイツのローカルグルメを体験してみたい人にはおすすめしたい一品です。
※記事内のユーロから日本円への換算は、1ユーロ=150円で計算しています。