毎年11月下旬になると、ミュンヘン市内のあちこちで開催される【クリスマスマルクト(マーケット)】。それぞれに個性があり、地元の人々は自分なりの“お気に入り”を見つけて、毎年通うのが恒例行事となっているようです。筆者がミュンヘンに駐在していた当時、周りのドイツ人にいろいろ聞いてみたところ、人気が高かったのが【中国の塔(Chinesischer Turm)】のマルクト。特に雪の日には、おとぎの国のような幻想的な風景が楽しめますよ♪
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夏はビアガーデン、冬はクリスマスマルクトに❤
ミュンヘン市民の憩いの場所、英国公園(イングリッシャーガーデン/Englische Garten)の中に建つ【中国の塔(Chinesischer Turm)】。夏には塔の周りでビアガーデンが開かれていますが、冬は一転、華やかなクリスマスマルクトへと様変わりします。
- 英国公園
- ドイツ / 公園・動植物園 / 公園
- 住所:Englischer Garten München Germany地図で見る
- Web:http://www.muenchen.de/int/en/sights/parks/english...
「中国の塔(Chinesischer Turm)」への行き方
バスでのアクセスが一番楽ですが、地下鉄やトラムを利用し、駅から自然豊かな公園の中をゆっくり散策しながら行くのもおススメです。
・バス:54もしくは154番「Chinesischer Turm」下車すぐ
・地下鉄:U3・U6「Giselastrasse」または「Universität」下車徒歩約15分
・トラム:17番「Tivolistrasse」下車、徒歩約10分
ちなみにこの中国の塔、ドイツ語だと「キネシッシュトゥーム」に近い発音になります。英語の「チャイニーズタワー」とはかなり異なりますので、公共交通機関利用の際はお気を付けください。
シンボルの“五重塔”を囲んで、マルクトが開催
マルクト会場で目を引くのが、木造の大きな五重塔。これがまさしく「中国の塔」で、塔を囲むようにぐるりとマルクトの屋台が立ち並びます。
雪の日はさらに幻想的!“白いマルクト”を楽しもう
筆者がこちらのマルクトを訪れたのは、ちょうど雪が降った翌日の“冬晴れ”の日。雪をかぶった五重塔と、大きな天然木のクリスマスツリーが見られました!
寒さはもちろん厳しいのですが、それを忘れさせてくれるような幻想的な光景が、あちこちで見られます。街中のクリスマスマルクトも雪の日には風情たっぷりですが、この「中国の塔(Chinesischer Turm)」は自然豊かな立地なので、よりいっそう真っ白な雪の美しさが際立ちます。
パカパカとやってきたのは・・・白馬に引かれた真っ白な馬車!!英国公園の中を走る観光馬車がたまたま通りかかることがありますが、雪と馬車との“白のコラボレーション”が美しすぎて、おとぎの国にいるかのような気分になります・・・❤
立派なワンちゃんもマルクト見物に♪ドイツ人は犬好きな人が多く、日本では考えられないような大型犬を連れて散歩する風景も、よく見られます。もふもふの犬に、フカフカの新雪がよく似合っていますね!
切り株をテーブルにして、グリューワインで一休み
クリスマスマルクトには欠かせない飲み物といえば、グリューワイン(ホットワインにハーブやスパイスを加えたもの)。こちらのマルクトでは、木の切り株をテーブルにして、グリューワインや温かい食べ物をいただくことができます。
公園の中のマルクトだけあって、自然の風景になじむような細かい配慮が施されています。天然の木ですので、でこぼこがあったり微妙に傾斜があったりしますが、それもご愛敬!ここでしか味わえない雰囲気の中、ホットワインでほっこり温まってみては。