有馬(兵庫県)・草津(群馬)と並び日本三名泉に数えられる下呂は、温泉の町として有名です。また、日本百名山である御嶽山の南東に位置する下呂は、落差5m以上の滝が200本以上流れる日本一の滝の町でもあります。今回は岐阜県下呂市の滝と温泉の魅力をエリアに分けて紹介します。
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濁河温泉エリア
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仙人滝(落差30m)
御嶽山の登山口より10分程登ったところにあります。水量が豊かで、滝の周辺でも白く糸を引くように流れる水の風景を楽しむ事ができます。
滝壺が浅く、御嶽行者の滝行の場としても使われる滝です。
白糸滝(落差15m)
濁河温泉街の中にある滝の一つで、名前の通り、幅広の岩盤の上を白く糸引くように流れ落ちる滝です。
緋の滝(落差20m)
白糸滝同様、温泉街の中にあります。蓄積された温泉成分により岩肌が赤茶色になっている為、流れる水が緋色に見える事が名前の由来となっています。
材木滝(落差23m)
濁河温泉近くにある御嶽少年自然の家から遊歩道が設けてあり、片道20分程でアクセスできます。滝の右岸からは温泉が湧出しており、湯の華が蓄積してできた階段状の独特の景観を見る事もできます。
温泉に浸かる:濁河(にごりご)温泉
標高1,800mの御嶽山山麓にある温泉地で、年間を通して営業している温泉街としては日本で一番高所にある温泉地です。
濁河川沿いに10数軒の温泉宿があり、大自然の中、ゆったりと乳白色の温泉を楽しむ事ができます。また、立寄り入浴の宿や、大人500円で入浴できる市営の露天風呂もあり、日帰り入浴でも温泉を満喫できます。
- 濁河温泉市営露天風呂
- 下呂温泉 / 日帰り温泉
- 住所:岐阜県下呂市小坂町落合2376−1地図で見る
- 電話:0576-62-3373
周辺スポット:御嶽山(登山口)
岐阜県側からの御嶽山への登山口(小坂口コース)があり、シーズンには多くの登山客でにぎわうエリアです。登山口には神社があり、多くの人々が安全を祈願してから山に向かって行きます。
- 御嶽山登山口(小坂口コース)
- 下呂温泉 / その他スポット
- 住所:岐阜県下呂市小坂町落合地図で見る
巌立(がんだて)峡エリア
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根尾の滝(落差63m)
日本の滝100選にも選ばれている、下呂を代表する滝の一つです。巌立峡よりさらに山の中、舗装されていない林道を進み、駐車場から山道を歩く事1時間で滝にたどり着きます。
アップダウンのある山歩きですが、途中イワツバメが営巣するあまどり岩などを観る事もできます。
三ツ滝(落差22m)
巌立峡公園から遊歩道が整備されており、徒歩5分でアクセスできるので手軽に眺められます。名前の通り3段に流れ落ち、それぞれに滝壺がある滝です。
あかがねとよ(落差14m)
三ツ滝の上流にあるユニークな名前の滝です。
からたに滝(落差15m)
あかがねとよの向かいに位置しており、水量が多く滝壺へと流れ落ちる水が轟音をとどろかせている迫力満点の滝です。