銀座というとおしゃれで敷居の高いイメージですが、手軽で、しかも美味しい麺類が楽しめる、激戦区でもあります。今回は、ラーメンやうどんなど麺屋の激戦区・銀座で、リーズナブルに美味しく食べられる名店を厳選して5選ご紹介します。
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1. つけ麺なら「朧月」
朧月は、常に行列ができるラーメン・つけ麺屋。店内はカウンター7席のみとなっており、厨房と対面する形の小さなお店です。ですがその分、至極の一品が生まれる過程を見て楽しむこともできます。
お店の1番人気は、特製つけ麺。スープと麺の絡み具合やチャーシューなどのトッピングとの相性を含め、完成度が極めて高いつけ麺を味わうことができます。
ホロホロになったチャーシューがスープに溶け込んでいるのに加え、その場で炙るチャーシューは香り高く、肉の旨味が凝縮されています。中太麺とともに、ドロドロでもサラサラすぎでもないスープとがマッチし、感動しっぱなしの一杯です。
〆に温かいスープ割を加えてもらいましょう。生柚子のスライスも一緒についてきます。柚子のさわやかな香りがアクセントとなって、これがまた最高。ぜひ、スープも最後まで楽しんで欲しい逸品です。
- 朧月本店
- 銀座・有楽町・築地 / ラーメン / ランチ
- 住所:東京都中央区銀座6丁目3−5 第一高橋ビル 1F地図で見る
- Web:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13118141/
2.うどんなら「銀座 佐藤養助」
1665年発祥の稲庭うどんの元祖とも言われる、秋田藩主の佐藤養助。明治時代以降も宮内庁の御用達となったり、数々の賞を受賞するなど、稲庭うどんの先駆者として時代を超えて高い人気を誇ってきました。稲庭うどんは、熟成を繰り返しながら職人の手作業により、練る、綯う、延ばす、そして乾燥という工程を3日間じっくりと時間をかけて行われます。
麺屋佐藤養助は、秋田県を中心に店舗が展開され、東京都内には、銀座店を含めて4店舗進出しています。麺屋の人気店が連なる銀座に店を構えながらも、常に人気を誇ります。
稲庭うどんは、細麺ではありますが、それでもコシがしっかりとあり、食べ応えも十分です。特におすすめは、麺本来の旨味と食感を楽しめる冷たい麺。定番のせいろ二味(1,300円)は、醤油つゆと胡麻味噌つゆが付いてきて、2つの味を同時に楽しめます。さっぱりと程よい濃さの醤油と香り高い胡麻味噌、交互に食べてみるのもいいですね。
また、期間限定でのつけうどんやタイ風のレッドカレーつけうどん(1,400円)のほか、温かいうどんなど、豊富なメニューの中からその日の気分によってメニューを選択する楽しみもありますね。
- 銀座 佐藤養助
- 銀座・有楽町・築地 / うどん / ランチ
- 住所:東京都中央区銀座6丁目4−17 銀座出井ビル 1階地図で見る
- Web:https://www.sato-yoske.co.jp/shop/ginza/
3. シンプル煮干しラーメンなら「自家製麺 伊藤」
銀座にある商業施設・GINZA SIX裏手にある雑居ビル地下1階にあるのが自家製麺 伊藤 銀座店。カウンター席および数席のみのこじんまりとしたラーメン屋さんです。濃厚煮干しラーメンの元祖的な存在とも言われていて、首都圏各地にお店を構えています。その中でも、銀座店は2015年と16年にミシュランガイド東京のビブグルマンとして掲載されています。
自家製麺 伊藤の持ち味は、シンプルであっさりとした煮干の香りが漂うスープ。澄んだスープは、塩加減が絶妙で濃すぎず、麺と絡んで香り高い印象です。そしてこだわりの麺は、硬めのストレート麺となっていて、しっかりとした食べ応えもあります。
看板メニューは中華そば。千葉県九十九里産の高級煮干し2種類をたっぷりと使用し、出汁をとったスープが自慢です。中華そばは、具をねぎのみという選択もでき(小650円)、シンプルに麺とスープのハーモニーを試したい人にはぴったりのメニューとなっています。
4. 鶏白湯そばなら「篝(かがり)本店」
女性にも食べやすいと人気の鶏白湯そば。銀座の鶏白湯といえば名が挙がるお店が、篝(かがり)本店です。ミシュランガイドにも度々登場し、裏路地にありながら行列も必至の名店となっています。店内はカウンター席のみで、小料理屋さんのような洗練された店構えです。
一番人気は、看板商品ともなっている中華SOBA(950円)。まるでポタージュのように旨みが凝縮されていながら、あっさりと上品なスープに病みつきになります。濃厚スープによく絡み合う麺と、ほろほろと柔らかい鶏肉との相性もまた格別です。フライドオニオンと生姜のすりおろしも付いてくるので、少し加えて味の変化を楽しむこともできます。
コラーゲンたっぷりなので、罪悪感ない1杯のラーメンを楽しめるのがまたリピートしたくなる一つの要因かも知れません。
- 出典:www.flickr.com篝の鶏白湯ラーメン(Photo by Kent Wang)
- 篝(かがり) 本店 銀座店
- 銀座・有楽町・築地 / ラーメン / ランチ
- 住所:東京都中央区銀座6丁目4−12地図で見る
- Web:https://www.instagram.com/kagari_honten/
5. バランス感覚のよい塩ラーメンなら「銀座八五」
食べログラーメン部門(TOKYO)の百名店に幾度となく選ばれ、ミシュランビブグルマンにも掲載されている、ラーメン好きならば一度は行きたいラーメン屋さんが、東銀座の銀座八五です。割烹料理屋さんを思わせる洗練された店構えで、店内はカウンター席のみ。かなりの人気で混み合うため、入店が難しい場合も多いです。
もともとフレンチシェフとして活躍していた店主が手掛ける、独特のアプローチの塩ラーメンがいただけます。スープには、鴨がらや鴨もも肉、丸鶏をベースに、イタヤ貝やドライトマト、昆布や干しいたけなど、フレンチや和食で使われる食材をダシに使用。コンソメのように軽やかなスープとこだわりの麺、チャーシューと、それぞれのハーモニーが素晴らしい逸品です。
メニューは中華そば(1,100円)のみですが、味玉中華そば(1,250円)、そしてチャーシューが2枚乗った特製中華そば(1,400円)もあります。風味豊かに完成されたラーメンを、一度ご賞味ください。
- 銀座八五
- 銀座・有楽町・築地 / ラーメン / ランチ
- 住所:東京都中央区銀座3丁目14−2地図で見る
- Web:https://twitter.com/ginza_hachigou
まとめ
食の激戦区・銀座でいただく麺類。洗練された空間でいただくうどん、路地裏の隠れ家的ラーメン屋、そんなロケーションも含めて様々な顔を見せるのが銀座にある麺屋さんの魅力です。手頃な価格で、レベルの高い食事を楽しめるのもよいですね。ぜひ、皆さんもお気に入りのお店を見つけてみてください。