トルコ・イスタンブールと聞いて、みなさんはどのような風景を想像しますか?壮大なモスクや、オスマン帝国時代の歴史を感じさせる宮殿、もしくはボスフォラス海峡?いろんなイメージがあると思いますが、今回はイスタンブールのアジア側、地元の若者たちで賑わうカラフルな街・カドゥキョイを紹介します。
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カドゥキョイへはどうやって行くの?
イスタンブールは、ボスフォラス海峡を隔ててヨーロッパ側とアジア側に分かれています。イスタンブール最大の空港であるアタテュルク国際空港は、ヨーロッパ側に位置しており、国際線・国内線ともにここから多くの便が発着しています。
成田空港からイスタンブールへ直行便で行く場合は、ターキッシュエアラインズを利用することになりますが、この便もアタテュルク空港に到着します。
このように、多くの旅行者がヨーロッパ側からイスタンブールに足を踏み入れることになるため、こちらからカドゥキョイへの行き方を紹介します。
ヨーロッパ側からアジア側に行くには、まずボスフォラス海峡を渡らなければなりません。この海峡沿いには複数の埠頭があり、たくさんの船便が出ています。はじめてイスタンブールを訪れる方は、空港から行きやすいエミノニュの埠頭を目指すことをオススメします。
空港から地下鉄に乗り、「ゼイティンブルヌ」という駅で路面電車に乗り換えると、1時間ほどでエミノニュに到着します。すると、カドゥキョイと大きく書かれた埠頭がすぐに目につきます。
ここから船に乗って、いよいよアジア側に渡ります!エミノニュから20分ほどで、アジア側のカドゥキョイに到着です。
目がチカチカ!カラフルな世界をいざ散策
あっという間にカドゥキョイに到着すると、ヨーロッパ側とはまた違った雰囲気のイスタンブールが目の前に広がっています。
イスタンブールのヨーロッパ側は、有名なアヤソフィア博物館やトプカプ宮殿などの歴史的建築物も多く、旅行者であふれる観光の中心地。それに対して、アジア側のカドゥキョイはガイドブックにもあまり詳しく掲載されないため、観光客が少ないのです。
そんなカドゥキョイでは、地元の人たちの生活を垣間見ることができるほか、憩いの場所となるカフェも続々とオープンしているので、地元の若者たちで賑わっています。
さて、カドゥキョイの船着場に降り立ったら、海峡を背にしてすぐに見える横断歩道を渡りましょう。そこにはもうすでにカラフルでポップな世界が広がっています!
さっそく目に入ってきたのは、たくさんの新鮮な野菜や果物が並ぶ市場。地元の人たちが買い物をしている姿を見ることができます。
裏路地に入ってみると、階段がこんなふうにペイントされている風景が。よく見ると、ポールまでペイントされていますね。
また別の通りを歩いてみると、頭上にはカラフルな傘がたくさん!
お店の外観も派手なところが多く、ヨーロッパ側の歴史的で情緒あふれる雰囲気とはまた違った、フォトジェニックな世界が広がります。坂道が多く、デコボコ道もある街なので、散策される際は歩きやすい靴をオススメします。
疲れたらカフェでひとやすみ
カラフルな世界を堪能したら、カフェでひとやすみはいかがでしょう?カドゥキョイには新しいカフェが次から次へとオープンしており、おしゃれなカフェでお話したり勉強したりしている地元の若者たちがたくさん。
今回は、有名なチェーン店を2つご紹介します。安心して利用することができるので、カフェ選びに失敗したくないイスタンブール初心者にはオススメです。
カフヴェ・デュンヤス
ドリンクは種類が多く、値段もお手頃。たとえばカフェラテだと8.5TL(約255円)、ホットチョコレートは10TL(約300円)なので、気軽に立ち寄ることができます。よく見てみると、スプーンの形をしたチョコレートがついています!
- カフヴェ・デュンヤス Moda Caddesi 店
- イスタンブール / カフェ・喫茶店
- 住所:Moda Caddesi 188 34710, Kadıköy, İstanbul, Turkey地図で見る
- Web:https://www.kahvedunyasi.com/
スィミット・サラユ
さきほど市場で見かけたような新鮮な野菜がサンドしてあるパンは絶品!もちろんチャイ(トルコの紅茶)との相性も抜群です。この絶品ボリューミーなパンは6.5TL(約195円)!!スィミット・サラユを訪れたらぜひお試しください。
- スィミット・サラユ Güneşli Bahçe Sokak 店
- イスタンブール / カフェ・喫茶店
- 住所:Güneşli Bahçe Sokak 34714 Kadıköy İstanbul Turkey地図で見る
- Web:http://simitsarayi.com/
カラフルな街並みを楽しみながら何軒かカフェを巡って、イスタンブールのアジア側カドゥキョイで地元っ子気分を味わってみるのはいかがでしょうか?