トルコの有名なサッカーのクラブチームが試合を行うアリーナからオスマン帝国時代の歴史ある宮殿まで、そこを歩けばイスタンブールの色んな表情に出会える海峡沿いの街、ベシクタシュ。ベシクタシュへのアクセス方法やおすすめのスポットをご紹介します。
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ベシクタシュとは?
ボスポラス海峡によってヨーロッパとアジアにわかれるトルコ最大の都市、イスタンブール。ベシクタシュはイスタンブールのヨーロッパ側の海峡沿いにあるエリアです。対岸のアジア大陸やヨーロッパ側の各埠頭を結ぶ船が行き交うベシクタシュ埠頭付近は、いつも活気であふれており、ヨーロッパ側の最も重要な交通の要所のひとつとなっています。
近代的な街並みの中に建つ大型の外資系ホテルや若者に人気のおしゃれなカフェ、サッカースタジアムなどがある一方で、オスマン帝国時代の由緒ある宮殿やモスクなども残る、今と昔のイスタンブールを同時に感じることができるエリアでもあります。
そんなベシクタシュを訪れたらぜひチェックしておきたいスポットを、厳選して4つご紹介します。
【1】サッカーの試合会場「ボーダフォン・アリーナ」
トルコで一番盛り上がるスポーツといえばサッカー!「ボーダフォン・アリーナ」では、連日熱いサッカーの試合が繰り広げられています。
「ベシクタシュ」や「ガラタサライ」という日本代表のサッカー選手も活躍している人気クラブチームの試合の日には、アリーナの外にまでファンが駆けつけてお祭り騒ぎのようになっていることもあります。サッカーが好きな方は、チケットを購入して観戦してみるのもいいかもしれません。
- ボーダフォン・アリーナ
- イスタンブール / アウトドア・スポーツ
- 住所:34427 Beyoğlu/İstanbul Vişnezade Mah., Dolmabahçe Cad.34357 Beşiktaş/İstanbul地図で見る
【2】話題のとろ~りチーズケーキが食べられるお店「B.BLOK Bakery」
ヨーロッパの街並みを思わせるベシクタシュには、高級感があるおしゃれなカフェやレストランが軒を連ねています。そんなベシクタシュで注目を浴びているのが、「B.BLOK Bakery」というカフェです。
とろ~っとチーズが溶け出す、なめらかで濃厚な舌触りのチーズケーキが、このカフェの人気の秘密で、平日でも多くの若者で賑わっています。ベシクタシュでカフェ巡りをするなら、ぜひとも立ち寄りたい話題のお店です。
- B.BLOK Bakery
- イスタンブール / カフェ・喫茶店
- 住所:Vişnezade Mahallesi, Şair Nedim Cd. No:35, 34357 Beşiktaş/İstanbul地図で見る
【3】都会の中の心落ち着く本屋「minoa」
「minoa」は、本屋×カフェ、という最近よく見かけるようになったコンセプトのお店です。
店内を歩いているだけでも楽しめる手の込んだディスプレイが魅力で、旅行本コーナーにはイスタンブールの街の歴史がわかるような本もたくさんあります。外の喧騒から逃れてゆっくりしたいな、というときにおすすめのスポットです。もちろんカフェでゆっくりするのもありです!
【4】オスマン帝国時代のスルタンの居城「ドルマバフチェ宮殿」
オスマン帝国時代にスルタン(皇帝)が暮らしていた「ドルマバフチェ宮殿」はベシクタシュに来たら絶対に外せない観光スポットです。
当時の宮廷に仕えていたアルメニア人によって設計されたため、バロック様式とオスマン様式のコラボレーションが見事な宮殿です。1843年から10年以上の歳月をかけて造られた大規模な宮殿なので、見学には半日くらい時間をみておきたいところ。宮殿入り口付近にある時計塔や、近くのドルマバフチェ・モスク(Bezmi Alem Valide Sultan Camii)もあわせてチェックしておきましょう!
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ベシクタシュへのアクセス
ヨーロッパ側から行く場合は、旧市街から新市街までをカバーしているトラムT1線の終点、カバタシュという駅で下車し、ボスポラス海峡に沿って北上するように歩くと10分くらいでベシクタシュの中心地に到着できます。船でアクセスする場合は、旧市街の交通の要所エミノニュから船に乗るのが便利です。
アジア側からなら、ユスキュダルやカドゥキョイの埠頭から船に乗ってベシクタシュの埠頭へ向かうことができます。
おわりに
過去と現在の表情が入り混じるベシクタシュは、丸一日かけて時間を過ごすことができる魅力的なエリアです。大都会のど真ん中なのに海峡沿いにあるため、開放感溢れる雰囲気も楽しみながら散策できます。ベシクタシュに来たら、イスタンブールの新たなる魅力を発見できるかもしれませんよ!
※価格は2019年7月現在(1TL約19円)