今回は日本ではなかなか飲めない、トルコならではの飲み物にスポットを当ててみました。オスマン帝国時代に禁止されたものから、ガイドブックには載っていないミステリアスなラテなど、おすすめのドリンクを5つご紹介します。
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1.定番のトルコの紅茶 チャイ
トルコでは飲まない日なんてない!というくらい定番中の定番の飲み物がçay(チャイ)といわれるトルコの紅茶です。ごくシンプルな紅茶で、ミルクは入れて飲まず、そのままか砂糖を入れて飲みます。チャイは食後やちょっとした休憩のとき、トルコによくある激甘スイーツと一緒に、などとにかく出番が多い飲み物です。
トルコの国花であるチューリップのように少しくびれた透明のグラスにあつあつのチャイが注がれて、手の平サイズのソーサーに乗せられているのが定番です。値段はお店によって異なりますが、1~4TL(約18円~72円)ほどで飲むことができます。
2.実は世界無形文化遺産!トルココーヒー
Tütk kahvesi(テュルク・カフヴェスィ)といわれるトルココーヒー、実は2013年、日本の「和食」と同時期にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたのをご存知ですか?トルココーヒーはチャイと同様、トルコでは人々の生活には欠かせない飲み物です。
トルココーヒーはコーヒーの粉を水から煮立てて上澄みだけを飲みます。沈殿したコーヒーの粉で運勢を占えることでも有名です。コーヒー文化発祥の地イスタンブールで飲むと、より一層味わい深い思い出になるでしょう。
3.あまりにも贅沢!フレッシュなザクロジュース
イスタンブールの街中にはジューススタンドがたくさんあります。観光スポットが集中する旧市街地のスルタンアフメット、ベヤズット、エミノニュ辺り、新市街ではガラタ塔の麓付近には特に多いです。
注文してから目の前で搾ってくれるジュースはどれも本当においしく、portakal suyu(ポルタカル・スユ)=オレンジジュースや、elma suyu(エルマ・スユ)=リンゴジュースなどが定番ですが、忘れてはいけないのがnar suyu(ナル・スユ)=ザクロジュースです!
新鮮なザクロの生搾りジュースがたった3~5TL(約54~90円)だなんてあまりにも贅沢!ほどよい甘酸っぱさとクセのない口当たりでとても飲みやすく、街歩きには欠かせないドリンクです!
4.ミステリアスな後味に虜になる...mim latte
ガイドブックには載っていませんが、mim latte(ミム・ラテ)を飲まずして旅を終えてしまうなんて本当にもったいないです!mim latteを飲むにはまずmim kahve(ミム・カフヴェ)を訪れましょう。イスタンブール旧市街ではEminönü(エミノニュ)、アジア側ではÜsküdar(ユスキュダル)に店舗があります。
mim latteはごく普通のラテのように見えますが、エスプレッソとミルクのほかにミスティック・チャイというオリジナルのスパイスがブレンドされているのが特徴です。ミスティック・チャイ自体にもシナモンやジンジャー、バニラなど様々なスパイスが含まれています。ほどよく甘く奥深い香りと、異国情緒あるミステリアスな風味に、きっと虜になってしまうでしょう。
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- ミム カフヴェ エミノニュ店
- イスタンブール / カフェ・喫茶店
- 住所:Demirtaş Mahallesi,Devoğlu Sokak, No 10,Fatih,İstanbul地図で見る
- Web:https://www.instagram.com/mimkahve/
- ミム カフヴェ ユスキュダル店
- イスタンブール / カフェ・喫茶店
- 住所:Selmani Pak Cad. No:31/A Üsküdar地図で見る
- Web:https://www.instagram.com/mimkahve/