カラフルで子供はもちろん大人にもファンが多い絵本の一つ、『はらぺこあおむし』。この絵本の作者であるエリックカールのイラストが散りばめられたとても可愛らしい施設「PLAY! PARK ERIC CARLE(プレイパーク エリック・カール)」が2021年11月12日に東京・二子玉川にオープンしました。今回は見所や、楽しい施設をもっと楽しむためのアドバイスもご紹介します。
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「PLAY! PARK ERIC CARLE(プレイパーク エリック・カール)」について
「PLAY! PARK ERIC CARLE」は、絵本作家であるエリック・カールの世界観が随所に散りばめられている、国内初のインドアプレイグラウンド施設です。東急・二子玉川駅直結の大型商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」の8階にあり、その広さは約1,200平方メートル。エリックカールの世界観に浸りながら遊び、学ぶことができます。
エリックカールとは?
「絵本の魔術師」とも呼ばれた世界的に人気な絵本作家。仕掛けがある絵本をたくさん創っていて、子供達は自然の素晴らしさをその絵本で遊びながら学ぶことができます。生涯で発表した絵本の数は80冊以上。60ヶ国語以上の言葉に翻訳されており、子供はもちろん、大人もファンが多い作家です。
人気の秘密は、何と言っても特徴のあるカラフルな絵。この絵は、エリックが自分の手で絵の具を塗ったさまざまな薄紙を、切ったり破いたりして生み出しているそう。
入ってすぐにエリックカールの世界
入場手続きをする受付付近から、すでにエリックカールの世界が広がります。受付のすぐそばには、顔出しで自分も作品の一部になれるようなパネルもありました。
受付をした後は、入場する前に靴を脱ぎます。
ここにあるロッカー(利用料無料)にも、はらぺこあおむしが描かれています。
受付から右手に行くと3つの扉が。いよいよ入場です!
10のエリア(ブース)について
この施設は、10つのエリア(「ブース」と呼ばれています)に分かれています。以下では、その10のエリア(ブース)について、詳しくご紹介します。
① 緑の迷路
前述した3つの扉から入ったところにあるのが、こちらの緑の迷路。簡単な迷路で、小さなお子さんでもすぐに「ゴール」できるものです。行き止まりにはエリックカールの作品に出てきた動物たちが!ゴールできなくても、この動物たちを探すだけでも遊べます。3つの扉があるので、すべての扉からの迷路も試してみるのも楽しいでしょう。
天井にも注目してみてください。鏡が一面に張られています。子供がどこにいったのか、保護者がすぐに見つけられるので安心です。
② ディスカバリーゾーン
エリック・カールが描いた生き物や昆虫標本などがあるエリアです。ジャングルや夜の森、海の生き物などたくさんの動物がいます。
展示物には仕掛けがたくさんあり、例えば、タコの足は一部が取れるようになっていたり、タコのイボがマジックテープで外したりつけることができたり、壁に設置された小さな箱を開けると昆虫の声が聞こえてきたりと、「体験型」の展示になっています。
ここのエリアで注目すべきは、何と言っても「はらぺこあおむし」。ここで写真を撮る親子の方がとても多かったです。
③ アスレチック
10種類近くの遊具があり、思い切り体を動かして遊べます。トランポリンやちょっと変わった「ブランコ」もあります。
④ おつきさま
『パパ、お月さまとって!』という作品に登場する、「まん丸お月さま」を展示。ブースの中は月夜をイメージしたかのようなインスタレーションになっており、キラキラと光が流れていく様子を見ていると、心が落ち着いてくる不思議な空間です。
⑤ オートマタ(からくり人形)
まるでエリックカールの絵本から飛び出してきたような、からくり人形やゲームが楽しめるエリアです。日本を代表するオートマタ作家の原田和明氏が手掛けたそう。
中央にある一番大きな仕掛けは、ボールがあちこちを巡る不思議なからくり。ボールを目で追うのがとても楽しいです。
はらぺこあおむしが歩きながら色々なものを食べ、最後には蛹になって蝶々になるという仕掛けも、とっても可愛らしいので注目です!