バンコク
バンコク観光
現代的な街並と歴史が調和した東南アジア随一の大都市

【バンコク】フォトジェニックな美しい寺院「ワット・パクナム」へ!

取材・写真・文:

トラベルライター

2020年1月3日更新

2,480view

お気に入り

写真:トラベルライター

私たちが一般的に想像する寺院とはかけ離れた雰囲気である、この宇宙のような天井画。こちらは、「ワット・パクナム(Wat paknam)」という寺院で見ることができます。ワット・パクナムはワット・プラケオやワット・ポーのある人気観光ルートの中心部から少し離れているため、行かなくてもいいかなと思っている方や、海外慣れしていないと移動に不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はそんなに訪れる難易度の高いスポットではないんです!ほんの少しだけ足を伸ばして、鮮やかで美しい宇宙を見に行きませんか?

この記事の目次表示

神秘的で美しい宇宙に包まれることが出来る寺院「ワット・パクナム」とは?

  • 写真:トラベルライター

ワット・パクナム寺院はトンブリー地区にあり、アユタヤ時代に設立されたとされるスポットです。そしてこのワット・パクナム大仏塔は、2012年にタイ国王陛下と王妃殿下72歳の誕生日のお祝いとして8年の歳月をかけて建てられた、真新しく綺麗な建物です。

バンコクの中心を流れるチャオプラヤー川の西側にあたり、中心部からは少し離れた場所に位置しています。

さあ、それでは向かいましょう!

ワット・パクナムへはどうやって行くの?

路線バスやタクシーなど様々な移動方法がありますが、今回は初心者でも比較的行きやすいであろう、実際に筆者が利用した鉄道&バイクタクシー&徒歩での行き方を紹介します。

まずは日本人観光客に人気の中心地区にある、地下鉄MRTスクンビット(Sukhumvit)駅から電車に乗りMRTシーロム(Silom)駅で下車。そこから高架鉄道BTSシーロム線サラデーン(Sala Daeng)駅に乗り換え、最寄り駅にあたるBTSウタカート(Wuttakat)駅で降りましょう。

乗り換える際に駅の名前が変わるため、少し分かりづらいので注意です。MRTスクンビット駅から以外のルートもたくさんあるため、路線図はぜひこちらを参考にしてみて下さい。

BTSウタカート駅構内からは、このようなチャオプラヤー川の素敵な風景を臨むことが出来ます。

  • 写真:トラベルライター駅から臨むチャオプラヤー川
BTSウタカート駅
トンブリー地区 / 駅・空港・ターミナル
住所:Wutthakat, Khwaeng Talat Phlu, Khet Thon Buri, Krung Thep Maha Nakhon 10600 タイ地図で見る

改札を出て階段を降りると、待ってましたと言わんばかりにタクシー、バイクタクシーのおじちゃんたちが並んでいます。オレンジ色のベストを着たバイクタクシーのおじちゃん達が声を掛けてくれますが、ここで怖がる必要はありません。

目的地の名前を伝え、写真を見せましょう!

私はこの際に「ワット・パクナム!」と寺院内の写真を見せながら伝えました。やはり観光客が続々と増えているためか、すぐに場所を理解してくれます。バイクタクシーのおじちゃんが「20Bで行くよ」と!日本円で換算するとおよそ「65円」程です。

ぼったくられる、という話も聞きますが、仮に通常よりも割高な値段だったとしても日本円に換算すると然程大きな損ではありません。ぜひ「いくらですか?」と声を掛けて、バイクタクシーにチャレンジしてみてください。

ビュンビュンと風を切り目的地へ

駅から走り出して5分ほどでワット・パクナムの敷地内まで到着し、ぐんぐんと中に入って行きます。

実はこのバイクタクシー、車では入ることのできないエリアまで向かうことができるんです!タクシーであれば入り口付近で降りなければならないところを、バイクタクシーは絶景の天井画のある仏塔の前まで運んでくれるんですよ。あっという間に到着、とても便利です。

天井画があるのは、空に向かってそびえ立つ白く荘厳な大仏塔

  • 写真:トラベルライター天井画のある白い大仏塔

敷地内には礼拝堂など多くの建物が立ち並んでいますが、天井画があるのはこちらの白い大仏塔です。見取り図がこのように設置されており、この仏塔以外にも見所ははたくさんあるようでした。

この地図上ですと、右下の黄色いエリアの「Maharatcha Mongkol Great Pagoda」と書かれている箇所に大仏塔があります。

  • 写真:トラベルライターワット・パクナムの見取り図

靴を脱ぎ中に入ると、広々とした厳かな空間が広がっています。

  • 写真:トラベルライター寺院内の展示物

5階までフロアが続いています。1階から4階には装飾品や仏像が展示されており、さながら博物館のような見応え!

さて、メインの目的である宇宙のような天井とエメラルドグリーンの仏塔は、5階にあります。階段を登り、広間へ向かうとこんな景色が広がっています。

これがザ・フォトジェニックな天井画!

  • 写真:トラベルライター「ワット・パクナム」の天井画

寺院内にある煌びやかな天井と、中央に堂々とそびえ立つエメラルドグリーンの美しい仏塔。階段を登り切った先に待ち構えているこの景色に、思わず息を呑んでしまいます。

実際目の当たりにすると写真以上の迫力があり、神聖な雰囲気と、頭上に広がる煌びやかな景色に吸い込まれそうになってしまうほど。フロア内はこのような白を基調とした部屋になっており、中央の仏塔の周りにはロープが張られています。

  • 写真:トラベルライター「theta」で撮影したフロア内の写真

ぜひ訪れた際は、ゆっくりとこの空間を味わってみてください。

参拝の際の注意点とプチ情報

  • 観覧時間は8:00〜18:00
  • なんと観覧料は無料!
  • 他の寺院同様露出のある服装は避けましょう。
  • 寺院内は靴を脱ぐ必要があります。外の靴棚に置いておくことになるので、心配な方は靴を入れる袋を持って行ったほうがいいかもしれません。
  • そして高まる気持ちをグッと抑えて、周りの人に迷惑の掛からないようにフォトジェニックで素敵な写真をたくさん撮ってくださいね。
ワットパクナム
バンコク / 寺 / インスタ映え
住所:Bang Yi Ruea, Thon Buri, Bangkok 10160地図で見る

寺院周辺の落ち着いた街並みに癒される

  • 写真:トラベルライターカラフルで素朴な街並み
  • 写真:トラベルライター駅まで歩きながら見ることのできるタイらしい雰囲気の景色

ワット・パクナムがあるトンブリー地区には観光スポットの揃う中心地区とは少し違う、雑多な中にも喧騒を忘れられるようなのんびりとした雰囲気の街が広がっています。

この景色を見ながら街を歩くもよし、疲れたら至る所にいるバイクタクシーのおじちゃんに声を掛けて駅まで戻るも良し。思い思いの過ごし方ができます。

おわりに

最後に筆者おすすめのアクセス方法は、やはり行きはまず目的地にたどり着くことを優先してバイクタクシーを利用し、帰りは徒歩でBTSウタカート駅まで戻るという方法です。美しい天井画を味わった後に、ふとバイクタクシーに乗りながら眺めた景色が気になって、のどかで穏やかな街並みを散歩してみたくなっているのではないかなと思います。

ちょっぴり冒険気分を味わえる、あなただけの旅行にトライしてみるのはいかがですか?

バンコクの旅行予約はこちら


バンコクのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

バンコクのホテルを探す

バンコクの航空券を探す

バンコクの現地アクティビティを探す

バンコクのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


アジアの人気観光スポットTOP39!旅行者が行っている観光地ランキング

台湾の九份老街や士林夜市、シンガポールのマーライオンをはじめとするアジアの有名観光スポットを、トリップノートの9万1千人のトラベラー会員(2023年9月現在)が...


【タイ】バンコクで一番高いルーフトップの展望台「マハナコーン・スカイウォーク」

78階建て、地上314メートルの「キングパワー・マハナコーンビル」の最上階にある、タイで一番(2019年時点)高い展望台「マハナコーン・スカイウォ-ク」。見晴ら...

知る人ぞ知る!バンコク市内&近郊の穴場観光スポット11選

簡単にタイ料理が作れる「シーロム・タイ・クッキングスクール」や、家族で楽しめる「タイ王国空軍博物館」、キャラクター探しが愉快な「ワット パリワート」など、知る人...

★タイ・バンコク★フォトスポット7選

タイの首都バンコク。日本から6〜7時間、直行便がありアクセスしやすく、航空券も現地の物価も安い為、観光地として人気が高いです。定番の観光地から、最近話題のフォト...

【タイ】ランチがお得!マハナコーンタワーの絶景レストラン「マハナコーン・バンコク・スカイバー」

バンコク中心部にそびえる、高さ314メートルの高層ビル・マハナコーンタワー。76階にはニューヨーク出身の有名な料理人がシェフを務める、絶景のレストラン「マハナコ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります