写真：トラベルライターチェンマイ市内からバスで90分、運賃40バーツ（約130円）で行けるチェンダオ。豊かな自然に囲まれたのどかな街で、チェンマイからの日帰りや一泊旅行にもぴったりです。温泉や洞窟のある寺院が有名ですが、もうひとつ、知る人ぞ知る絶景のパワースポットがあります。それが、空に近いところにある山頂の寺院「ワットタムパープロング（Wat Tham Pha Plong）」です。
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自然を楽しみながら向かう山道
ワットタムパープロングは、「チェンダオ・ケーブ」と呼ばれる洞窟のある寺院・ワットタムチェンダーオ前の大きな道を、さらに奥に向かったところにあります。チェンダオの街の中心部からは少し距離があるので、バス停でソンテウ（赤い乗り合いバス）を捕まえて、「チェンダオ・ケーブまで」と伝えるといいかと思います。
チェンダオ・ケーブでバスを降り、寺院前の大通りを北に向かって進むと、The Cave Barというバーが見えてきます。その先に左に曲がる道があるのでそこを曲がって、右手に見える「Chiang Dao Nest 1」という看板を過ぎ、どんどん進んで行きます。
写真：トラベルライター木々に囲まれた道程。
木々に囲まれた道路はしっかりと舗装されていますが、走っている車は本当に少ないので、のんびり歩くことができます。近くの宿などから自転車を借りて、サイクリングがてら走ってみるのもおすすめ。西洋人の観光客は、そうやってまわっている人も多いようです。
- 写真：トラベルライター空と雲、こちらを見下ろす山々。
空は高く、山がゆったりとこちらを見下ろしていて、この景色だけでもパワーチャージできそうです。
約500段の階段を登って、いざ仏塔まで！
他にはない表情のナガに、まずご挨拶
- 写真：トラベルライター階段の入り口を護るナガ。
駐車場を過ぎて奥に入り、門を過ぎると、階段の入り口があります。タイのお寺の階段の両側は、神獣のナガが護っています。ワットタムパープロングのナガは、他のお寺とは違って静かで、でもとても迫力のある顔をしています。
ブッダの言葉を味わいながら
- 写真：トラベルライター
仏塔を目指して500段の階段を登っていきます。果てしない感じはありますが、一段ごとが低いので、そこまで疲れることはありません。
- 写真：トラベルライターお地蔵様？
階段の途中には、不思議な像なども飾られています。
- 写真：トラベルライターブッダの有難い言葉。
そして、階段の両側のあちこちで、ブッダの有難い言葉を読むことができます。木々や花を眺めつつ読むブッダの言葉は、静かに心にしみ込んでいきます。ただひたすら階段を登り続けるだけで、まるで瞑想しているように心が静かになっていきます。
- 写真：トラベルライター有難い言葉。
ひとつひとつに感動して、ついつい足をとめてしまったり。
- 写真：トラベルライター
この寺院にはルアン・プーシムという瞑想を極めた高僧が祀られており、希望者は宿泊して瞑想の修行をすることもできます。階段を登っていくと、瞑想をしているらしい白い服を着た人たちとすれ違うことも。邪魔にならないよう、目を合わせたり声をかけたりすることはしないようにしましょう。
あと一息！
- 写真：トラベルライター階段の途中から見た仏塔。
そのうち、階段の途中から仏塔が見えてきます。まだまだ遠く見えますが、あと一息です！
小さな仏塔は、天に近いパワースポット！
階段を登り切ったら、まずは洞窟を利用したお堂の中でルアン・プーシムにお参りをします。それから左の階段を登っていくと、ようやくさっき見えた建物にたどり着きます。
- 写真：トラベルライター山頂の仏塔。
崖の上に建つ小さな仏塔。タイのお寺は、目がちかちかするほど金色を使っている建物が多いのですが、このお寺はすべてが簡素で、とても落ち着いた雰囲気を感じさせます。
- 写真：トラベルライター
仏塔の中に入ると、ステンドグラスのような窓を背にこちらを見下ろす仏像が、とても神々しい。人もあまりいないので、瞑想してみるのもいいかもしれません。
- 写真：トラベルライター
仏塔の外に出てみると、そこは崖になっていて、見えるのは本当に空と山だけ。空に近い分、さんさんと降り注ぐ太陽の光も近くに感じます。空気も澄んでいて、心も体もすっきりと浄化されそうです。
パワーチャージに最適
- 写真：トラベルライター
チェンマイの街の喧騒に疲れたら、チェンダオまでバスに乗って、自然のパワーをチャージしに行くのはいかがでしょうか？
- ワットタムパープロング
- チェンマイ / 社寺・教会
- 住所：Chiang Dao, Thailand地図で見る
- 電話：053-456-604
