上海周辺の水郷と言えば周荘や朱家角が有名ですが、移動に時間が掛かるため、半日以上時間が無いと行けません。今回ご紹介するのは気軽に地下鉄で行ける水郷「七宝老街」です。宋代に形成された歴史ある街並が残り、現地の暮らしぶりも垣間見れるスポットです。最近は散策しながらB級グルメを食べ歩きできる場所として、地元の人にも人気を得ています。
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七宝への行き方
七宝の最寄り駅は地下鉄9号線七宝駅。市中心の繁華街・徐家匯からはわずか15分という距離です。改札を出てから七宝老街の入り口まで、点々と案内板が続いているので迷いません。徒歩約8分で水郷の入り口に到着します。
鐘楼が目印の七宝老街入り口
入り口の目印となるのが、立派な門と鐘楼です。
鐘楼の横には日本の絵馬のようなものがびっしり吊り下げられていて、お参りや祈願に来ている人もたくさんいました。
まずは入り口から南下する形でメインストリートの北大街〜蒲匯塘を散策。200mほどの路地で、土産物店がメインに両側に並んでいます。
写真の通りすごい人混みなので、その列に逆らわないように歩きます。
運河 蒲匯塘
町の中心にあるのが運河「蒲匯塘」。水郷の名の通り美しい景観が広がっています。
橋を渡った先にあるのが南大街。B級グルメロードです。
食べ歩きを楽しもう
一番人気の湯圓
まず外せないのは、七宝老街でいちばん人気という湯圓(餡入りのゆでたお餅)専門店「七宝老街湯團店」。南大街の中に2店舗あるので、空いてるほうに入るのをオススメします。
レジで注文、支払い後、おじさんにレシートを見せてお椀に入れてもらいます。
筆者はゴマ餡のものを一つ注文。お餅の中にぎっしりゴマの餡が入っていて、外はモチモチ、なかトロリで美味しいです!
一つの大きさが結構大きいので、3つも食べればお腹一杯になりそうです。1個3.5元(日本円で約56円)なのでとても安い!ゴマ以外にも定番の小豆餡やひき肉入りなども有ります。
素鴨(湯葉巻き)
オススメなのがこの素鴨(湯葉巻き)。中にはシャキシャキのキャベツがぎっしり詰まっています。甘いソースがかかっていて、日本人好みの味です。1本3元(日本円で約50円)なのでトライしてみて!
羊肉串
香ばしいいい匂いに思わず釣られてしまうのがこの羊肉串。オーダーすると目の前ですぐ焼いてくれます。最後にスパイシーな香辛料のパウダーをかけてくれて、それがまたクセになる味です。2本で15元(日本円で約240円)なので、みんなでシェアして食べるのがオススメ!
他のB級グルメもトライしてみて
他にも乞食鶏(こじきどり)と呼ばれる鶏を蓮の葉でくるんだのち、さらに土で全体を包み、丸ごと炉で蒸し焼きにする料理や、じっくり煮込んだ豚足(1個25元/日本円で約400円)など、七宝老街には色々なB級グルメがあります。すべてお手ごろ価格なので、気になったものにトライしてみて!
可愛いお土産もGET
スパンコールやビーズで刺繍装飾されたカンフーシューズやミュール。カラフルで可愛いので女性へのお土産にぴったりです。
花茶やフルーツ茶を売っている茶屋もあります。見た目が美しいため、女性人気の高いお茶です。
折りたたみの紙製の帽子、1個10元(日本円約160円)。耳と目が付いていて可愛いです!
ちなみに被るとこんな感じ!夏場は暑いので熱中症対策にもオススメ!