ドイツ最古の町トリーアの必見観光スポット6選

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• トリーアとは？
• 【1】ポルタ・ニグラ (Porta Nigra) 　
• 【2】ハウプトマルクト広場（Marktbrunnen）
• 【3】トリーア大聖堂（Trierer DOM）
• 【4】聖母教会（Liebfrauenkirche）
• 【5】カイザー・テルメン　（Kaiserthermen）
• 【6】円形闘技場（Amphitheater）

トリーアとは？

• 写真：Olive

ドイツの南西部、ルクセンブルクとの国境近くにある町です。起源は古代ローマ時代まで遡り、ローマ皇帝のアウグストゥスが建都した植民都市です。

当初は、ライン川方面防衛の役割でしたが、4世紀には、ドイツ西部の行政の中心地となり、人口はおよそ7万人、第二のローマと呼ばれるほど繁栄しました。アルプス以北に残るローマ時代の大規模建造物の中では、最良の保存状態といわれる建造物などもあり、町並みを散策しているだけでも、素敵な場所です。

以下にご紹介する6選のうちハウプトマルクト広場以外は、ユネスコ世界遺産に登録されています。

【1】ポルタ・ニグラ (Porta Nigra) 　

• 写真：Olive

旧市街の北に位置し、旧市街への入口となるのがポルタ・ニグラ。ラテン語で黒い門という意味です。建設当時は、町を取り囲む城壁も造られましたが、現在は門だけが残ります。門の大きさは高さ30m、幅36m、奥行きも22m。その大きさと威圧感、迫力に圧倒されます。

有料（6€/約945円）で、らせん階段を登り、塔の上にあるテラスに出ることもできます。

【2】ハウプトマルクト広場（Marktbrunnen）

• 写真：Olive

ポルタ・ニグラをくぐり、5分ほど直進すると広がる、旧市街の中心ともいえる場所。周辺には、特徴のある美しい建物が建ち並び、マーケットも開催される賑やかなスポットです。

• 写真：Olive

広場の中央には、頂上に赤色の十字架をのせた石柱が立っています。これは、958年に市場開設権が、この町に与えられたことを記念して造られました。

【3】トリーア大聖堂（Trierer DOM）

• 写真：Olive

広場を抜け左手に進むと、トリーア大聖堂と聖母教会が並んでいます。別名、聖ペテロ大聖堂とも呼ばれ、ケルン、マインツと並ぶドイツ三大大聖堂の一つに数えられています。

• 写真：Olive
• 写真：Olive

長い年月をかけて修復や増築がなされ、ロマネスク、ゴシックなど、さまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。大聖堂内も重厚かつ壮大な佇まいで、神聖な空気に包まれています。地下には、また違った雰囲気の礼拝堂があり、見学できるので時間があれば見学をお勧めします。

【4】聖母教会（Liebfrauenkirche）

• 写真：Olive

トリーア大聖堂の右手に建つのが聖母教会です。二つの教会は、大聖堂の南側にある回廊でもつながっています。重厚な雰囲気の大聖堂とは趣きが違い、初期のゴシック様式で、ステンドグラスの美しさが際立つ教会です。

【5】カイザー・テルメン　（Kaiserthermen）

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旧市街の南東部分に残っているのが、カイザー・テルメン。4世紀にコンスタンティヌス帝の命令で建設された浴場でしたが、コンスタンティヌス帝がビザンティウム（現イスタンブール）に遷都したため、一度も使用されなかったと言われています。建設当時は、東西260m、南北145mもあり、サウナやマッサージ、スポーツ施設までそろった巨大施設でした。

【6】円形闘技場（Amphitheater）

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カイザー・テルメンからさらに南東に400mほど行った場所にあるのが、古代ローマの円形闘技場でトリーアで最も古い建造物です。かつては、30,000人もの観客を収容し、剣闘士と猛獣との闘いなど、見世物が繰り広げられましたが、現在はコンサートや古代劇といったイベントが、上演されているそうです。