写真：Zonトルコ最大の都市、イスタンブールへ旅行するにあたって、おすすめの季節、フライトの予約方法、持ち物、現地に着いてからの両替や移動に便利なイスタンブールカードの入手など、旅に役立つ情報をご紹介します。
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出発前の準備
旅行におすすめの季節、日数
夏は暑すぎて長時間外で歩くのがしんどい、冬は雪が積もって交通機関がまひすることもある、となると、イスタンブールのおすすめの観光シーズンは春と秋です。特に春は、いたるところにトルコの国花チューリップが咲き乱れ、日中は日差しも暖かく快適です。
写真：Zonチューリップが咲き乱れる春はベストシーズン
日数に関しては、イスタンブールだけの観光なら3～4日あれば十分に楽しめるでしょう。トルコのほかのエリアも周遊するなら、1週間から10日はみておきたいところです。
旅行日程を決める際のポイント
イスラムならではの祝祭日を考慮する
続いて旅の日程を決めましょう。トルコへ旅行するにあたり、筆者が特に気をつけていることは、イスラムならではの祝祭日を考慮することです。政教分離こそされているものの、トルコではほとんどの人がムスリム(イスラム教徒)なので、イスラム特有の祝祭日にはお店が休みのことがあります。
イスラムの祝祭日は西暦ではなくイスラム暦によって決まるため、同じ祝祭日でも毎年少しずつずれていくのが特徴です。旅行を検討している年に合わせて、その都度確認するようにしましょう。イスラムの祝祭日となる主なお祭り・行事は以下の通りです。
- シェケル・バイラム：断食月の終わりを祝って、甘いものを食べる3日間の祭り
- クルバン・バイラム：各家庭が牛や羊などの生贄(いけにえ)を神に捧げる祭り
- ラマザン：断食の月
博物館などの休館日に気をつける
短い期間で旅行する場合、足を運んだにも関わらず訪れたかった博物館や観光地が休日だった！ということは避けたいものです。特に人気の博物館や観光スポットの休日は以下の通りです。
- アヤソフィア博物館：月曜日
- トプカプ宮殿：火曜日
- グランド・バザール：日曜日
- 写真：Zon毎週月曜日が休館日のアヤソフィア博物館
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異空間に迷いこもう！【イスタンブール】グランド・バザールのHanの魅力
おすすめの航空券予約方法と宿泊エリア
航空券は、日本からイスタンブールまで直行便があるターキッシュエアラインズのアプリで予約すると、チェックインや座席指定までできて便利です。
- 写真：Zon日本からトルコへはターキッシュエアラインズが便利
- ターキッシュエアラインズの詳しい記事はこちら
ホテルは旧市街のスルタンアフメット地区や、新市街のタクシム周辺が観光に便利な立地です。アジア側のカドゥキョイにもリーズナブルなホテルやホステルが多いので、価格重視の方はそちらも考慮してみてください。
- スルタンアフメット地区のおすすめホテルはこちら
イスタンブール旅行時の服装と持ち物
イスタンブールだからといって持っていかなければならない！というものは特にありません。女性の場合、モスクに入るために必要なスカーフを持参してもいいですが、有名観光スポットのモスクにはたいていの場合レンタルがあるので大丈夫です。また、イスラム圏なので露出の多い服装はなるべく避けた方が無難です。
- 写真：Zonパスポートはもちろん、メモ帳もなにかと使えます
春や秋でも日中は日差しが強く、船に乗るときにはボスポラス海峡の反射が眩しいことも多いので、サングラスはあったほうが良いでしょう。
- 写真：Zon日差しの強いイスタンブールで重宝しているサングラス
トルコの電源プラグはCタイプがほとんどです。心配な場合はホテルに確認すると良いでしょう。
- 写真：Zonプラグの右にある簡易充電器も念のために
現地についたらすぐしたいこと
空港でトルコリラへの両替をする
飛行機から降りてパスポート検査を終えると、いよいよイスタンブール市内へ向かいます。日本では日本円からトルコリラへの両替ができないので、イスタンブールの空港に着いた時点で最低限の両替(1,000〜2,000円ぶんくらい)をしておきましょう。
観光中に足りなくなった分は、レートのよい街中の両替商(döviz bürösü)で両替しましょう。しかし実際のところ、空港も街中もそこまで大差はないので、よっぽどの大金を両替しないのであれば、レートはあまり気にしなくてよいでしょう。
- 写真：Zonトルコのお金 硬貨は見分けにくいデザイン
1日の予算と物価との目安
現地で使うお金は、贅沢しなければ1日2,000円もあれば十分です。以下だいたいの物価の目安です。
- 水 1～2TL(約19～38円)
- スィミット(ゴマ付きリング状のパン) 1.25TL(約24円)
- 搾りたての果物のジュース(meyve suyu) 3～5TL(約57～95円)
- トルココーヒー 5～12TL(約95～228円)
- ロカンタ(大衆食堂) 一人10～30TL(約190円～570円)
- 筆者行きつけのケバブのお店 アダナ・ケバブ 20TL(約380円)
- アヤソフィア博物館の入場料 40TL(約760円)
交通カード「イスタンブールカード」を手に入れる
イスタンブール観光にはこれがないと始まらないと言っても過言ではないくらい、イスタンブールカードは重要です。これ一枚あれば、イスタンブールの地下鉄、トラム、バス、船などの公共交通機関に便利に、そしてお得に乗ることができます。
- 写真：Zonイスタンブールカード これがないとどこにも行けない！というくらい必需品
空港や市内の駅近くにあるキオスクなどで6TL(約114円)販売されています。駅にある機械で必要な分だけの現金をチャージして使います。初乗りは2.6TL(約50円)、さらに2回目の使用が2時間以内なら1.85TL(約35円)で乗ることができます。5回目の乗車まで割引が適用され、3～5回目は0.9TL(約17円)で乗ることができるという、魔法のようなカードです。
おわりに
旅は準備の段階からすでに楽しいものです。イスタンブールだけの観光なら、木曜日に出発し翌週の月曜日に帰ってくる、という弾丸旅行も可能です。うまく祝祭日を考慮し、ベストシーズンにトルコ旅行を楽しめるよう、いまから計画を進めてみてはいかがでしょうか。
価格は2018年10月現在(1TL約19円)
