世界三大料理の1つであるトルコ料理は、人気のケバブやさばサンドだけではありません。日本人の口に合う美味しい料理が数多くあり、ストリートフードはその手軽さと安さから気軽に試すことが出来ます。トルコで絶対に食べたいストリートフードをご紹介します!
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シンプル・イズ・ザ・ベスト!「さばサンド」
- 出典:www.flickr.comさばサンド
トルコ語でBalik ekmek (バルック・エクメーイ)と呼ばれるさばサンドは、トルコに行ったら一度は食べてほしい一品です。塩味によく焼かれたさばとレタスとレモン汁を絞って食べるシンプルなサンドウィッチで、素材の味をダイレクトに感じる美味しさです。
イスタンブール市内中心部のガラタ橋付近にはいくつものレストランや出店が立ち並んでいます。港に横付けされた船の上で調理しているお店もあり、船を揺らして作るパフォーマンスはここの名物でもあります。
ピザの原型!?「ピデ」
イタリア料理のピザの原型ともいわれる「Pide(ピデ)」は、薄く伸ばした生地に野菜や肉などを中に挟み、細長い筒状にして焼き上げたものです。お店では、食べやすいように一口サイズに切り分けて出してくれます。
イタリア料理で言うと、ピザよりもカルツォーネのようなパイ包みに近い印象です。シンプルかつ素朴で優しい味わいで、パン屋さんなどでよく見かけます。
王道のトルコグルメ「ケバブ」
トルコと言えばやっぱりケバブ。王道もしっかりと堪能しておきましょう。駅や空港、キヨスクやコンビニ感覚でケバブ屋さんが至る所にあります。大きな肉の塊を薄くスライスし、パンに挟んで食べるドネルケバブは地元民のお腹を満たすソウルフードですね。
レストランなどではつくねのように棒についたお肉を焼いた、シシケバブを食べてみてください。どちらもトルコを代表する一品です。
胡麻が香ばしいトルコの定番パン「シミット」
パンが美味しい国とも言い換えられるほど、トルコのパンは美味しいです。中でもトルコらしいパンと言えば、Simit(シミット)ではないでしょうか。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Bev Sykes, 作品名:Simit (Turkish pretzels!)
細い円形をして、たっぷりの胡麻が付いているシミットは、素朴ながら癖になるパンです。トルコ国内の電車やバスの中では売り子が水とパンをよく売りに来るのですが、この時にもシミットは若男女問わず人気な様子がうかがえました。
貝の炊き込みご飯「ミディエ・ドルマス」
Midye Dolmasi(ミディエ・ドルマス)はムール貝にご飯を詰めたものです。調理された後に再度貝の中に炊き込みご飯と貝を詰めていて、貝をスプーン代わりにしていただきます。
レモンを絞っていただくと、さっぱりしていて何個も食べたくなってしまいます。小腹を満たすのにちょうどいいです。年中通して売られていますし、衛生面でのリスクも生ではないので少し安心して試してみていただけると思います。
ヘルシーなおやつに「焼き栗」
ヘルシーで気軽に食べられる焼き栗は、おやつにもピッタリ。トルコの伝統的なお菓子ロクムやバクラヴァは、砂糖や蜂蜜がたっぷり使われており、日本人には甘すぎるのが難点。焼き栗ならば、自然な甘みなので、躊躇なくいただけます。
歩き疲れた体が欲する「フレッシュジュース」
道端に立ち並ぶジューススタンドには、野菜や果物が山積みになっています。そのディスプレイも美しく、歩き疲れた体にはフルーツ100%のジュースでビタミンを注ぎたくなります。
オレンジジュースやザクロのジュースが人気で、注文したその場で搾りたてのフレッシュなジュースをいただけます。そして、その絞るスピードは見ものです。注文したらその様子も見逃さずに!
どんなときでも側にある「チャイ」
いつどんなときでも困ったときはチャイを飲みましょう。インドのチャイとは異なり、ミルクは入れずストレートティーに砂糖をお好みで溶かして飲みます。小さなグラスに注いでのむのがトルコ式です。
朝でも昼でも夜でも、どんな時もチャイを飲む文化のあるトルコ。一息つきたいときには必ずチャイを飲みますし、少し話して仲良くなればチャイをすめられます。一般家庭にはチャイ専用のお茶を煮出す器具があり、ほとんどのお家で持っています。チャイに始まり、チャイに終わる。そんな旅の一日を過ごしてみてはどうでしょうか。
どこで食べられる?
ほとんどのストリートフードはガラタ橋かエミノニュの広場付近で見つけることが出来ます。近くにはマーケットやモスクもあるので、観光しながら、つまみながら、旅してみるのはいかがでしょうか?
食事は国を映す鏡です。トルコは、シンプルなのに美味しい料理が多く、素材のおいしさを存分に味わえるものが多いように思います。その背景を思いながら、チャイを飲んだり、食事を楽しんでみる旅にしてみてください。