トルコの国花でもあるチューリップは、毎年4月になると街の至る所に咲き乱れ、地元の人たちだけではなく旅行者をも楽しませてくれます。イスタンブールでチューリップを観賞するのにおすすめのスポットをご紹介します。
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【1】観光の中心地「スルタンアフメット広場」
イスタンブールの観光の目玉スポットであるアヤソフィア博物館やブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)、トプカプ宮殿や地下宮殿が密集している旧市街のスルタンアフメット地区。アヤソフィア博物館とブルーモスクの間にある噴水広場では、毎年たくさんのチューリップが花開き、旧市街がより一層華やかな雰囲気に包まれます。
アヤソフィア博物館の前では毎年4月中旬以降、柄が異なる「チューリップの絨毯」が造られ、多くの旅行者で賑わいます。イスタンブールを代表するモスクや博物館とチューリップのコラボレーションを楽しみたいなら、スルタンアフメット広場は外せません!
- スルタンアフメット広場
- イスタンブール / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Binbirdirek Mh., Sultan Ahmet Parkı No:2, 34122 Fatih/istanbul地図で見る
【2】トプカプ宮殿の元庭園「ギュルハネ公園」
スルタンアフメット広場から歩いて5分ほどのところにあるギュルハネ公園は、元はトプカプ宮殿の庭園として利用されていました。現在は無料で入場できる公園になっており、高い木々が生い茂る憩いの場所です。ギュルハネ公園では、マルマラ海の方まで続く長い散歩道を歩いたりベンチで腰掛けたりしながら、ゆっくりとチューリップを鑑賞することができます。
公園入り口付近で売っているスィミットなどを屋台で買えば、ピクニック気分でチューリップ観賞できますよ!
【3】規模の大きさなら「エミルギャン公園」
ヨーロッパ側新市街のエミルギャン公園は、ボスポラス海峡に沿うような形で位置する広大な敷地を持つ公園です。陸から海峡のほうに向かってなだらかな斜面になっているため、チューリップを鑑賞しながらボスポラス海峡を眺めることができるのが最大の魅力です。
公園内にはチューリップをテーマにした博物館のほか、この季節限定の雑貨や食品の屋台、楽器演奏のための舞台が設置されています。お祭り気分に浸りながら賑やかな時間を過ごしたい方におすすめのスポットです。
【4】アジア側の丘から景色も楽しめる「オタテペ・ファーティヒ・コルス」
チューリップの見どころはヨーロッパ側だけではありません。アジア側の小高い丘の自然公園、オタテペ・ファーティヒ・コルスは、ボスポラス海峡に架かる橋の袂にある入場無料のスポットで、ファーティフ・スルタン・メフメト大橋はもちろん、ちょうど対岸に位置するルメリ・ヒサルよりも高い場所からイスタンブールの絶景を眺めることができるのです。
オタテペ・ファーティヒ・コルスにはチューリップはもちろん、季節の草花もたくさんあります。観光客が多い都会から一歩離れて、自然の中で静かな時間を過ごすには最適のスポットです。
- オタテペ・ファーティヒ・コルス
- イスタンブール / 公園・動植物園 / 公園
- 住所:Aanadolu Hisarı Çınarlı Sk No:41 34810 Beykoz İstanbul地図で見る
おわりに
イスタンブールの絶好の観光シーズンである春は、国花のチューリップを観賞してこそ。街に何げなく置いてある花壇に咲いているチューリップももちろん素敵ですが、公園や広場で見る大量のチューリップには誰もが圧倒されるはずです。観光スポットを巡りながら、チューリップ観賞も楽しんでみてはいかがでしょうか。