トルコ・イスタンブール観光の中心地「ビヨグル(Beyoğlu)」の路上にひっそりと佇むバー「Parantez」。イスタンブールならではの文化の発展も垣間見える、独特の様子を紹介します。
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バー「Parantez」について
バー「Parantez」はイスタンブールの人気エリア「ビヨグル(Beyoğlu)」にある開放的なバーです。住宅街のようなエリアにあります。
ビヨグル(Beyoğlu)はイスタンブールのヨーロッパ側にあるエリアで、このエリア自体も観光客に相当な人気があります。
バー「Parantez」へのアクセス
「Şişhane」駅からすぐで、イスタンブールで最も人気の繁華街の一つであるイスティクラル通り(Istiklal Street)から少し入ったところにあります。
イスティクラル通りには、観光客にも人気のトルコ料理の大衆レストラン「Sütiş Kebap Dünyası」があるので、飲む前の腹ごしらえにおすすめです。
バー「Parantez」の周辺の様子
バー「Parantez」はこのような、いかにもイスタンブールらしい通りにあります。バーのネオンが光る人静かな通りもありますが、危険というわけではないようです。
バー「Parantez」の様子
外観
「Parantez」では路上に椅子やテーブルが並べられています。地元の人や観光客で人気といった様子でした。
「Parantez」の看板の上には、LGBTフレンドリー(※1)であることを示すレンボーフラッグが掲げられています。
国民の9割以上がイスラム教徒(※2)と言われるトルコですが、宗教にとらわれない歴史的背景を持つイスタンブールならではの最先端を行く光景と言え、LGBTに関して国際的にも注目度が高い国のひとつだということがうかがえます。
ただイスラム教国家のトルコで同性愛は違法ではないものの、LGBTとの対立は比較的強く、LGBTフレンドリーの旗を掲げること自体、違法すれすれなのでは?という印象もあります。
イスラム教国家のLGBT事情
※1 LGBTは、L:レズビアン、G:ゲイ、B:バイセクシュアル、T:トランスジェンダーを意味する言葉です。飲食店などの施設がLGBT情勢等に肯定的な姿勢を示す場合に、レインボーフラッグを掲げるという光景は欧米の都市でよくある事象です。
※2 イスラム教が主流の国では、LGBTの存在自体が違法となったり、時に死刑となる国も存在します。それ以外にも、宗教に基づく思想の観点から、否定的な意見を持つ人も多いとされています。
周辺に溢れる生活感
住宅街の隠れ家
頭上にはまさに住宅街と言った光景が広がります。
ポップコーン売りのおじさん
「Parantez」の前には客にポップコーンを作って売るおじさんの姿も。バー周辺にいい匂いが広がります。
バイクも通る
やはり住宅街なので、この混雑の中を原付バイクが通ります。ちょっと危ないです。
バー「Parantez」のメニュー
メニューは英語とトルコ語のものがあります。カクテルなどのドリンクの写真が表示されているので、説明がわからなくても指差しで注文することができます。なお、店員さんは英語でコミュニケーションができるので、観光客にも助かります。
アルコール:ワイン
ワインは、赤ワイン、白ワインなど、各種揃っています。グラスかボトルで注文することができます。写真は白ワインのグラスです。
- グラス1杯12トルコリラ/378円〜
ソフトドリンク:水
水は瓶入りのミネラルウォーターが提供されます。 氷入りのグラスとともに提供されます。
- 3トルコリラ/54円
- パランテ
- イスタンブール / 居酒屋・バー
- 住所:Asmalı Mescit Mahallesi, Jurnal Sk. 1/A, 34430 Beyoğlu/İstanbul, トルコ地図で見る
- Web:http://www.parantezbistro.com/
※記事内のトルコリラから日本円への換算は、1トルコリラ=18円で計算しています。pot:57542