中華人民共和国の特別行政区の一つ、マカオ。1997年までポルトガルの植民地だった為、ヨーロッパ風の街並みに漢字の看板がかかっているというような、独特の雰囲気が漂っています。ヨーロッパとアジアの風景が混ざり合っており、一度で二度美味しいマカオのフォトスポットを、筆者が撮った写真とあわせてご紹介します。
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フォトスポット7選
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【1】カーサ庭園(東方基金會會址/Fundação Oriente)・カモンエス公園(白鴿巢公園/Camoes Garden)
カーサ庭園
カーサ庭園はポルトガル富豪が邸宅として使用していた庭園です。それほど広くないですが、熱帯の植物が多く、見応えがあります。歴史地区の教会とはまた少し違ったテイストを楽しむことができます。
- カーサ庭園(東方基金會會址)
- マカオ / 建造物 / 公園・動植物園 / 庭園
- 住所:3 Praca Luis de Camoes, Macau地図で見る
カモンエス公園
カモンエス公園は地元の人が集う憩いの場になっており、階段と坂を登って行くと街並みを上から見ることができます。コタイ地区の高層ビルとすぐ近くの古い建物を一度に写真に収めることができます。
【2】ラザロ地区(望徳堂区/Lazaro Area)
石畳の道とカラフルな建物が特徴的なラザロ地区。ヨーロッパ風の建物が多いマカオの中で、最もヨーロッパの雰囲気が漂うエリアです。街並みの写真はもちろん素敵ですが、ドアや壁だけでも可愛い写真が撮れます。
【3】聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊/Ruínas de S. Paulo)
マカオの象徴といえばこの建築物。約400年前に建築され、当初はカトリック教会として使用されていましたが、火災で焼け落ちてしまった為、教会の正面の壁だけが残っているとのこと。
正面から撮影するのも良いですが、階段横の道から上を見上げるようにして撮影したり、東側の公園から壁の薄さがわかるように撮影するのもオススメです。
【4】聖ドミニコ教会(玫瑰堂/St. Dominic's Church)
黄色の壁に緑の窓枠が特徴的な教会です。壁に施されている繊細なレースのような白い彫刻も美しく、写真映えします。こちらの教会はバラの聖母と呼ばれるマリア像が飾られているため、バラ教会とも呼ばれています。
【5】セナド広場(議事亭前地/Largo do Senado)
マカオ歴史地区の中心地、セナド広場。ヨーロッパ風の街並みに、白と黒の石畳が特徴です。噴水の中心には地球儀があり、これはポルトガルの大航海時代の象徴とのことです。
【6】民政総署(民政總署大樓/Civic and Municipal Affairs Bureau)
マカオの地方自治局の建物です。外観は他の建物に比べて地味ですが、中に入るとタイルや花の鉢植えがおしゃれです。階段を横や上から写すことができるので、普段撮ることができないような写真を撮ることができます。
【7】ザ ヴェネチアン マカオ リゾート ホテル(澳門威尼斯人度假村酒店/The Venetian Macao Resort Hotel)・ザ パリジャン マカオ(澳門巴黎人/The Parisian Macao)
それぞれ、イタリアのベネチア・フランスのパリをモチーフにして造られた、コタイ地区のホテルです。ザ ヴェネチアン マカオ リゾート ホテルはショッピングモール内にゴンドラがあり、ザ パリジャン マカオは外にエッフェル塔があります。
どちらも豪華な装飾がなされており、マカオにこのホテルがあることを知らない人は、ヨーロッパで撮った写真だと勘違いしうるクオリティだと思います。
ザ ヴェネチアン マカオ リゾート ホテル
イタリアのサンマルコ広場にいると錯覚してしまいます。
- ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート・ホテル(澳門威尼斯人度假村酒店)
- マカオ / ホテル / リゾートホテル / カジノ
- 住所:Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca, Macau地図で見る
- 電話:2882 8888
- Web:https://www.venetianmacao.com/
ザ パリジャン マカオ
真下に立つと全貌が写りきらないので、横断歩道を渡り道の逆側から撮影しました。
- ザ・パリジャン・マカオ(澳門巴黎人)
- マカオ / ホテル
- 住所:Lote 3, Strip, SAR, P.R. China, Estr. do Istmo, Macau地図で見る
- 電話:2882 8833
- Web:https://www.parisianmacao.com/
おまけ
歴史地区を少し離れると、小道にぎっしりと立ち並ぶ住宅街が広がります。カラフルなヨーロッパ風の建物と、シックなアジア風の建物が混ざっており、ヨーロッパでもアジアでもなかなか出会えない独特の雰囲気が漂っています。
マカオへの行き方
香港からフェリーで行く場合
フェリー運行会社は2社あり、香港のターミナルが3箇所・マカオのターミナルが2箇所あります。今回はターボジェット社(噴射飛航社)が運行するフェリーについて記載します。
- 香港島の港澳客輪埠頭(マカオ・フェリーターミナル)から澳門アウター・ハーバー・フェリーターミナルまで約55分
- 香港島の港澳客輪埠頭(マカオ・フェリーターミナル)から澳門タイパ・フェリーターミナルまで約55分
- 九龍半島の中国客運埠頭(チャイナ・フェリーターミナル)から澳門アウター・ハーバー・フェリーターミナルまで約60分
香港→マカオ:平日・エコノミークラスで164HKD(約2,400円)
マカオ→香港:平日・エコノミークラスで153HKD(約2,300円)
- 香港国際空港の海天客運埠頭(香港国際空港フェリーターミナル)から澳門アウター・ハーバー・フェリーターミナルまで約70分 254HKD(約3,700円)
詳細はターボジェット社(噴射飛航社)公式サイトをご確認ください。
日本からマカオまで飛行機で行く場合
成田空港からマカオ国際空港まで、直行便が出ています。マカオ国際空港からマカオ市内まではタクシーで20分程です。
トラブルを避ける為、タクシー乗り場から、公認ドライバーが運転するタクシーに乗車しましょう。公認ドライバーは黒とクリーム色の車体または黄色の車体に乗っているドライバーのことです。
お釣りを準備していないことがあるので、乗車前に細かめのお金を準備しておくこと、乗車したらメーターが動いていることを確認することを忘れずに。英語が通じない場合も多いので、行き先を漢字で書いたものを用意しておくと安心です。
- マカオ国際空港
- マカオ / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Macau International Airport地図で見る
- 電話:2886 1111
- Web:http://www.macau-airport.com/en