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カラコル
エル・カスティーリョの蛇を浮かび上がらせる春分と秋分、太陽の位置などを正確に観測した施設がこちら。カラコルという天文台です。
現代の天文台施設と形がよく似てますね。天体観測のドームには観測用の窓が3つあり、それぞれ最南と月の沈む西南、春分・秋分に陽の沈む方角に向いています。
この天文台により、太陽はもちろんのこと、火星や金星の軌道も計算するなど極めて正確な暦を持っていました。
戦士の神殿
こちらは戦士の神殿です。
神殿階段の上部にはチャックモールが見えます。
チャックモールは生贄の心臓を置いた場所といわれ、常に血塗られていたそう。
いっときは、生贄をし過ぎて、若い人間がいなくなったともいわれています。
セノーテ・イキル(泉)
チチェンイツアから180号線で南東へ10分ほど行ったところに、「イキル」という名のセノーテがあります。
セノーテとは、地下水の溜まった天然の泉のことです。世界の多くの文明は、河川の水の恵みにより発展してきましたが、目立った河川のないユカタン半島のマヤ文明はセノーテにより発展しました。
このため、都市の近くには必ずセノーテが存在しますよ!
因みに、チチェン・イツァ近辺のセノーテは、生贄が捧げられていたそうです。
骸骨が多く沈んでいるかと思うと、とても水中に潜る気にはなれませんね!
水はそれほど冷たくないため、暑い日の水浴びに最適です!空いている早朝に行かれるのがオススメです。
ユカタン半島の東の端へさらに向かう
チチェン・イツァを後にし、カンクンビーチを目指します。
180D号線を東に向かいます。
バヤドリド
一時間ぐらい走ると比較的大きな街が現れました。バヤドリドという街です。
メキシコの片田舎らしく、こじんまりして綺麗な街です。
タコス休憩
180D号線を東へ向かって走っていると、ところどころ小さな村が現れます。村のある場所は最高スピードが制限されますので、ご注意くださいね。
小腹がすいたら、村にあるレストランで休憩もいいですね。180D号線沿いにある村のレストランでは、タコスを提供していることが多くおすすめです。
こちらのタコスは、筆者がドライブ途中に立ち寄ったレストランで食べたもの。日本円でおよそ100円くらいです。意外とボリュームあり、お腹も満たされます。
カンクンビーチ
さて、チチェン・イツァを出発し、寄り道をしながら約3時間。180号線の終点、カンクンビーチに着きました!
海の色が最高に美しいです。
ここまでの運転疲れを癒すのに、最高な景色ですね。
これまでのアクティブな観光から一転、のんびり過ごされるのも良いかもしれません。
おわりに
今回ご紹介した国道180D号線の周辺には、ウシュマルやチチェン・イツァ以外にも沢山のマヤ遺跡が点在しています。マヤ文明は長期に渡っていましたので、どの遺跡も、ピラミッドや壁に施された彫刻、モザイクに少しずつ違う特徴があり、とても興味深いです。
レンタカーがあれば、自分の好きな場所へ好きな時間に自由自在に行けるでとても効率的です。是非、海外ドライブ、トライしてみてください!