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小さくても泉質はGOOD!な【温泉】
カフェだけの利用も良いですが、ここにきたらぜひ温泉にも入ってみてください!日帰り温泉の場合は、カウンターで先にお金を払います。中学生以上500円、小学生250円、小学生未満は無料です。
なお、バスタオルやフェイスタオルは有料なので、事前準備ができる方は持参するのが良いと思います。バスタオルは貸出200円、フェイスタオルは250円で元湯ロゴ入りタオルを販売しています(宿泊の場合はフェイスタオルが無料)。
カフェスペースの左奥にはゲストハウスの部屋がある廊下があり…
廊下の行き止まりにお風呂があります。
- 出典:motoyu.asia
小さなお子様連れの方に嬉しいのは、ベビーベッドが女湯にも男湯にも設置されていること!また浴場の中にも赤ちゃんを寝かせて洗えるベビーバスがあります。
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シャワーが3つのみの小さなお風呂ではありますが、温泉は良質な天然のラジウム泉。入った後はホカホカと体の芯から温まる感じです。
温泉に浸かった後は、お水をしっかり飲みましょう♪
友達の家のような【ゲストハウス】
「元湯」には宿泊施設もありますが、よくある旅館やホテルとは少し異なります。宿泊者自身で布団の用意をしたり片付けをしたり…“ゲストハウス” と呼ばれる通り、友達の家に遊びにきた、そんな感じです。
なお、HPにある宿泊料は素泊まり(入浴料込み)の料金なので、夕飯はカフェメニューから選んで支払い、朝食は予約制で別途700円です。
薪で炊かれたお米♪ 美味しい朝ご飯
ホカホカの白いお米は早朝から薪で炊いているんだそう!お味噌汁は具がたっぷり、おかずも素朴だけど美味しく、実家に帰ってきたかのような、ゆったりした気分になれる朝ご飯です。
ホタルも見られる【吉野川】
「元湯」の目の前には「吉野川」という綺麗な川が流れているのですが、6月下旬ごろには 蛍 も見られます。
7時半過ぎ、すっかり暗くなるまで待たないといけませんが、あちこちに蛍が!こんな風に触って見ることもできるくらい飛んでいます。
それだけ川が綺麗だということなのですね。
最後に…「元湯」が復活したワケは?!今後注目される資源の使い方
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冒頭に少し紹介しましたが、「元湯」は2015年春にリニューアルオープンしました。そのリニューアルにおいて、内装やサービス内容はもちろんですが、最も変革にこだわったのは「薪(まき)で温泉を加熱する」という点です。
「薪ボイラー」で温泉を沸かす
公営温泉だった頃は、年間約200,000リットルの灯油を購入して温泉を温めていたそうです。今でもそういう温泉は多くあると思います。
でも石油を使うことは大量の二酸化炭素を発生させる、お金もかかる。そこで、注目されたのが バイオマス です。
西粟倉村は面積の95%が山林、それだけ木が豊富にあるということですが、間伐で山林に切り捨てられる木材もたくさんあります。そんな木材をバイオマスとして有効活用する、それが温泉加熱の「薪ボイラー化」であり、それを実現させたのが、今の「元湯」の大将です。
石油よりも木材の方が安いのでランニングコストも下がるし、森林の資源豊かな西粟倉村にとって理にかなったエネルギー活用、「村」として残ったからこそできる資源活用、というわけです。
皆様も、薪で暖められたラジウム温泉、ぜひ楽しんでください。
- あわくら温泉 元湯
- 岡山 / カフェ・喫茶店 / ゲストハウス / 日帰り温泉
- 住所:岡山県英田郡西粟倉村影石2050地図で見る
- Web:http://motoyu.asia