クスコにはマチュピチュ以外にも多くの遺跡が存在していることを知っていますか?クスコの街そのものが遺跡と言われているほどなのです。それもそのはず、ペルーの首都はリマですが、インカ帝国時代の首都が、クスコだったのです。ぜひオススメしたいクスコの遺跡スポットについてご紹介します!
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1.モライ(Moray):こんなの見たことない!?クスコNo.1の円形遺跡
クスコからミニバスとタクシーを乗り継ぎ、たどり着くのがモライです。日本人にはほぼ知られておらず、また、クスコから遠いことから観光客もあまり多くないようです。しかし、筆者的にはマチュピチュを除けばクスコNo.1の遺跡です。
円形の段々畑は、近くで見ても本当に綺麗な円を描いています。一番外側の高い位置の円と一番内側の低い位置の円では、5~10度温度が異なるそうです。それを利用して、昔の人は植物を作っていたそうです。昔の人の知恵には驚かされます。
円形遺跡の面白い所は、遺跡の上を歩けるところです。まずは一番外側からぐるりと歩いていきましょう。
歩いてみると分かりますが、一段は1m程と思った以上に高さがあり、また円と円の幅も意外に広いです。
モライの遺跡内はぐるりと一周でき、下にも自由に下りられるのでかなり楽しめます。また、見る角度が違えば当然ながら遺跡の背景も変化する為、雰囲気も変わって沢山写真に収めたくなるでしょう。
モライは壮大な山に囲まれ建物が何一つない場所に位置するので、大自然を感じるとともに、空が非常に大きく感じます。クスコに訪れる際にはぜひ行ってほしい遺跡No.1です。
2.ピサック(Pisac)まるでミニ・マチュピチュ!
クスコから約30km、車で約45分の場所に位置します。壮大な山々に囲まれた場所にあるのがピサックの遺跡です。
入り口にはPisacの文字が書かれた門があります。いよいよ遺跡への道のりの始まりです。入口から遺跡がある場所までは歩いて10分程度かかります。その途中に見えるのが広大な段々畑です。綺麗に連なる段々畑の景色には感動することでしょう。
遺跡全体を見て回るには時間がかかります。急いで回って約20分といったところですので、ゆっくり回りたい方は余裕をもって行かれることをおすすめします。ピサックの遺跡内にはお墓や太陽の神殿など色々な遺跡があり、ミニ・マチュピチュと言われています。
こちらはおそらく見張り台でしょう。遺跡の頂上に位置する部分で約10畳ほどの広さとなっており、ここで写真撮影をされる方々が多いです。体力と時間に余裕のある方は遺跡のてっぺんを目指すことをおすすめします。インカの聖なる素晴らしい景色と空気が味わえることでしょう。
ペルーといえば、アンデスの美しい織物やアルパカの毛で作られたニット類が有名です。ここ、ピサックでも遺跡の入り口付近でお土産を買うことができます。
筆者的には、荘厳な緑の山々を背景に、カラフルで繊細な編み物の「絵」が綺麗で写真を撮りたくなるシーンでした。まるで借景のような、背景のおかげで織物たちが一層際立っているかのような、そんな景色に出会えることがクスコでは多いと思います。
3.サクサイワマン(Sacsayhuaman):手軽に行ける!広大な土地に広がる城壁
クスコの街から一番近い場所にある遺跡のため行きやすいです。インカ時代の戦いの為に作られた城壁で、ジグザグとした形を描いています。広大に広がる土地にピクニックさながら座ってのんびり寛ぐ観光客や家族などもいるので、時間がある人は、遺跡に囲まれて芝生の上でのんびりするのも贅沢ですね。
近づくと、どのくらいの大きさの石が使われているかが良く分かります。この写真の6倍くらいの石もあったりするので、昔の人の技術に驚かされます。
時間がある方は、ぜひ丘に登って一望すると、より遺跡全体が見渡せて感動が広がることでしょう。