多くの世界遺産、世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理、エキゾチックな雑貨の数々…。老若男女問わず人気のトルコは、ツアーで周遊することが一般的ですが、ツアーでは立ち寄らないような場所に個人旅行で行くのも良いものですよね。広いトルコの大地を個人で周遊するなら、地元の人々とふれあいながら、安心便利に楽しみたいもの。そんな旅のプランをお助けするトルコの基本の移動手段をご紹介します。
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飛行機
トルコの都市をハブ空港とする多くの航空会社のうち、日本人でも安心して利用できる現地ガイドおすすめの3社をセレクトしました。プランや予算によって選べるのが嬉しいところですね。
- トルコ航空:日本にも就航しているトルコ最大手の航空会社。国内線・国際線ともに就航路線が充実。
- アナドルジェット:トルコ航空が手掛けたLCC。
- ペガスス航空:トルコの大手企業が20年前に設立した格安航空会社。
オトビュス(バス)
予約から乗車までのシステムが日本の高速バスとほぼ同じなので、抵抗なく使えます。座席の数や電源・モニター・wi-fiの有無によって、料金設定が変わります。サービスエリアに立ち寄るバスなら、お買い物や食事もできますよ。
「オトガル」と呼ばれるバスターミナル
どの町にも必ずあるバスターミナルは、「オトガル」や「ガラジュ」と呼ばれます。
オトガルはほとんどの場合、町の中心部や繁華街から遠い場所にありますが、セルヴィスと呼ばれる無料送迎バスが用意されていることもあります。予約発券時に確認しておきましょう。
座席は指定席
バスの座席は原則として指定席で、日本と同様にチケットに座席番号が記載されています。乗車したら、荷物棚か通路側座席に記載されている座席番号を確認してから着席しましょう。
イスラム教の国ゆえ、異性同士で隣に座ることはありません。女性の隣が1席空いていても、申込者が男性であれば満席と案内されますので、女性一人旅でも安心です。
オススメのバス会社4社
数あるバス会社の中でも、おすすめできる4社をご紹介します。HPから事前に予約することも可能ですが、バス会社の看板がある市内のお店でもチケットを購入することができます。
- ウルソイ:ハイグレードなバス会社。利用者も富裕層が多い。
- パムッカレ:南西部に多くの路線を持つ。メトロよりも値段設定は高めだが、接客サービスは上々。
- キャーミルコチ:老舗のバス会社で、固定ファンも多い。
- メトロ:路線数が多く、全国をカバーしている。他の3社より格安。
この他、地域密着型のチャナッカレトゥルワやサフランツーリズムもおすすめできます。
ドルムシュ/ミニビュス(小型バス)
ドルムシュと呼ばれる小型バスは、目的地に向かう人が集まったら出発するという仕組み。運が良ければすぐ出発しますが、30分以上待つこともしばしばあります。
基本的には「ドルムシュドラウ」とよばれるドルムシュ専用乗り場に停まりますが、空席があれば道端で手を挙げている人を拾って乗せてくれます。便利な仕組みですので、うまく活用しましょう。
途中で降りる場合は「イネジェッキワル!」と伝えればOK。ただし、イスタンブールの新市街では途中下車ができませんので注意して下さい。運賃は運転手さんへ渡します。
ミニビュスとは小型の路線バスのことですが、現状はドルムシュと変わらない運用になっているようです。
タクシー
初乗り料金が安いトルコのタクシーですが、どの都市でも乗車には細心の注意が必要です。観光地前に停車しているタクシーや流しのタクシーは高額な支払いを要求されることがありますので、できる限りホテル前から乗車しましょう。
大都市イスタンブール特有の移動手段
トラムヴァイ(トラム)
イスタンブールの主要な観光地は、トラムヴァイ(トラム)で周ることができます。旧市街の中心地スルタンアフメットから新市街のドルマバフチェジャーミィまで行けますよ。
新市街の中心地にはこんなレトロトラムも走っています。
- 出典:photo-ac.com
地下鉄(メトロ)
イスタンブールの地下鉄メトロは充実の路線網。軍事博物館のあるシシリ地区、バスターミナル(エセンレル)や空港までもつながっていて便利です。
欧州最古の地下鉄ケーブルカー「テュネル」と「フニキュレル」
時間があれば、トラムと地下鉄をつなぐ欧州最古の地下鉄ケーブルカーテュネルやフニキュレルもお試しくださいね。
国鉄(マルマライ線)
アジア側とヨーロッパ側に分かれるイスタンブール。ヴァプルとよばれる連絡船だけが2つの大陸を繋いでいましたが、2013年からは国鉄のマルマライ線が開通。イェニカプ駅をハブとして、より便利になりました。
路線バス
イスタンブールには市営バスと民営バスが走っていて、路線も豊富です。
席を譲りあう温かなトルコ人たち
年配者だけでなく、女性や子どもが立っているのを見かけたら、男性はすかさず席を譲るのが常識のトルコ。優しい国民性が見え隠れする車内をぜひ体験してくださいね。