宮城県と山形県にまたがり、蔵王連峰の山形側、標高900mに位置する蔵王温泉郷。周辺は、新緑や紅葉、お釜に樹氷鑑賞など、年間を通して見どころの多い観光地です。それに加えて、美肌や健康に良いとされる強酸性の温泉も人気なので、季節を問わず多くの観光客が訪れています。街には温泉と山水が交じり合い、湯気を立てながら流れる酢川があり、硫黄の香りに包まれています。そんなレトロな蔵王温泉郷での、共同浴場湯めぐり&お散歩スポット&食べ歩きグルメをご紹介します。
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【1】蔵王温泉共同浴場 上湯
旧名は大湯と呼ばれていました。蔵王温泉の中心部に位置し、酢川神社の参道入口にあります。3か所ある共同浴場の中で、浴槽が最も大きいとされています。泉温は49.7度と、かなりの高温です。
- 蔵王温泉共同浴場 上湯
- 山形市 / 日帰り温泉
- 住所:山形県山形市蔵王温泉45-1地図で見る
【2】蔵王温泉共同浴場 川原湯
湯の香通り奥の、細い路地にひっそりと建つ共同浴場です。温泉を浴槽に引く一般的なスタイルではなく、温泉が湧く岩の裂け目に、スノコ状の浴槽がある足元湧出泉で、同じ強酸性でも、上湯や下湯とは違った源泉を楽しめます。
- 蔵王温泉共同浴場 川原湯
- 山形市 / 日帰り温泉
- 住所:山形市蔵王温泉川原43-3地図で見る
【3】蔵王温泉共同浴場 下湯
高湯通りの中心部に位置し、周辺は石畳やベンチなども整備されています。バスターミナルから歩いて3分ほどの場所なので、立ち寄り湯にも便利です。また建物に隣接して、無料の手湯や足湯もあるので、気軽に蔵王温泉を楽しめます。
- 蔵王温泉共同浴場 下湯
- 山形市 / 日帰り温泉
- 住所:山形県山形市蔵王温泉30-2地図で見る
【4】上湯裏ポケットパーク
上湯の建物裏には、水車があります。これは、蔵王名物の「稲花餅(いがもち)」の原料である、米を挽くために使っていた水車を復元したものだそうです。
- 上湯裏 ポケットパーク
- 山形市 / その他スポット
- 住所:山形県山形市蔵王温泉45-1地図で見る
【5】どんどんびき・見返り滝
温泉街を流れる川は、温泉が混ざり酸性を帯びているため、酢川とも呼ばれています。また、轟音をたてて流れることから、どんどんびきと言う別名もあります。この川が小さな滝になっている場所は、温泉街の玄関口で、湯治客が帰り際に振り返る場所ということから見返り滝とも呼ばれています。
- どんどんびき・見返り滝
- 山形市 / 自然・景勝地 / 滝
- 住所:山形県山形市蔵王温泉27地図で見る
【6】酢川温泉神社&薬師神社
高湯通り突き当りの石段を上った先が、温泉神社です。この200段ほどの石段は、川柳坂と名付けられ、両脇にならぶ石灯篭には、川柳が記されています。
石段の頂上は、車道が横切っており、道の向こうに酢川温泉神社と薬師神社があります。横断の際は気をつけてくださいね。
- 酢川温泉神社&薬師神社
- 山形市 / 神社
- 住所:山形県山形市蔵王温泉811−6地図で見る
【7】盃湖(さかずきこ)
ここは噴火でできた小さく静かな湖です。夏はカヌースクール、冬には、釣り好きに人気のワカサギ釣りも。周囲には散策路もあるので、晴れている日には、森林浴も楽しめます。
【8】蔵王温泉大露天風呂
蔵王温泉の奥の高台に駐車場があり、そこから石段を下りると川原に露天風呂が広がります。12月〜翌3月までの冬季は閉鎖されますが、野趣あふれる露天風呂は、蔵王の立ち寄り湯の中で、最も人気があります。
一度に200人も入れるという大きな露天風呂が魅力で、男湯、女湯ともに、ぬる湯とあつ湯の2種類の温泉が楽しめます。階段を降りるとトイレはありませんので、駐車場のトイレを使用するようになります。
- 蔵王温泉大露天風呂
- 山形市 / 日帰り温泉 / ツーリング
- 住所:山形県山形市蔵王温泉荒敷853-3地図で見る
- 電話:023-694-9417
- Web:http://www.jupeer-zao.com/roten/
【9】ZAOセンタープラザ
蔵王温泉のバスターミナルから、徒歩5分の場所に建つZAOセンタープラザは、樹氷通り沿いにあり、コンビニやATM、日帰り入浴にも対応する宿泊施設に、レストランや土産店も備えた複合施設。何かと便利なスポットなので、チェックしておきたいですね。
- ZAOセンタープラザ
- 山形市 / 日帰り温泉 / おみやげ屋
- 住所:山形県山形市蔵王温泉903-2地図で見る
- 電話:023-694-9251
- Web:http://www.center-plaza.jp
散策時の食べ歩きグルメ
玉こんにゃく
蔵王を代表する食べ歩きグルメと言えば、玉こんにゃく(¥100)。温泉街の店先でよくみかけます。醤油で煮詰められ、串にさされた玉こんにゃくは、蔵王の味です。
稲花餅(いがもち)
蔵王グルメの2番手は、稲花餅(5枚¥700)。こちらも、温泉街のお店でよくみかけます。もち米とうるち米を練った餅の中に、甘さ控えめの餡を入れ、天然の熊笹の葉に乗せた蔵王温泉の名物です。黄色に着色されたお米がアクセントで、可愛らしく、一口で頂ける大きさなのも嬉しいですね。
最後に
蔵王温泉の宿泊者には、共同浴場の割引券や無料券を取り扱っている施設もあるので、宿泊先に問い合わせてみましょう。少し足を伸ばせば、蔵王坊平や蔵王のお釜、エコーラインなどがあり、山岳ドライブコースとしても人気があります。あわせてお楽しみください。
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