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見どころ③ワクワクのメキシコ料理
メキシコ料理は4,000種類にも及ぶ多様かつ伝統的な料理。地域によってバリエーションがあるのも特徴です。グアナフアトではエンチラーダ・ミネラス(写真左)が名物のひとつ。トウモロコシでできた生地トルティーヤにチーズを挟んで、チキンと野菜をのせたものです。サンフェルナンド広場に面した辺りには、コスパ良く地元料理を食べられるお店がいくつもあるのでおすすめです。
写真右はメキシコの朝ごはんフェボス・ランチェロス。バシリカの前の広場にあるLa Tasca De La Pazで食べられます。他にもメキシコ料理にはタコスやチキン料理など未知のおいしい食べ物がたくさんあるので、メキシコ料理の記事も参考に、ぜひローカルフードにトライしてみて下さい。
- La Tasca De La Paz
- メキシコ / 洋食・西洋料理
- 住所:Plaza De La Paz 28, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto., メキシコ地図で見る
見どころ④個性豊かなミュージアム
ローカルでオリジナリティ溢れる楽しいミュージアムも見逃せません。必見の2つを紹介します。
州立博物館
19世紀のメキシコ独立戦争の重要な舞台となった、アロンディガ・デ・グラナディータスという場所が、今は州立博物館になってグアナフアトの歴史や民族について展示しています。グアナフアトには大きな美術館がなく、また美術館にあまり行かない人の場合でも、ここはおさえておいて損はないと思います。
山間のカラフルでかわいい街並み、という印象が強いグアナフアトの発展の歴史をビジュアルで見ることができたり、古代の出土品から独立戦争の経緯まで、とにかく幅広い充実した内容になっています。英語が少ないのが難点ですが、それでも充分楽しめるボリュームある展示品たちが魅力です。
- アロンディガ・デ・グラナディータス(州立博物館)
- メキシコ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Calle Mendizábal 6, Centro, 36000 Guanajuato, Gto., メキシコ地図で見る
ディエゴ・リベラミュージアム
メキシコの画家・壁画作家として有名なディエゴ・リベラはグアナフアト出身。その生家だった場所に彼のミュージアムがあります。小規模ながらリベラのバックグラウンドや作風の変遷を丁寧にわかりやすく追っていて、見応えのある展示です。
壁画で有名なリベラですが、ヨーロッパの主流派の影響も受けていて、作風の変遷が興味深いです。英語の説明もしっかりあるのでスペイン語がわからなくてもちゃんと楽しめます。
メキシコ美術では壁画がかなり重要な分野なので、せっかくグアナフアトを訪れるならリベラに触れてみてはいかが?
- ディエゴ・リベラ ミュージアム
- メキシコ / 博物館・美術館
- 住所:Positos 47, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto., メキシコ地図で見る
グアナフアトへの行き方
各地から飛行機で行くか、近隣からは高速バスでも行くことができます。飛行機なら隣の市レオンとの中間にあるバヒオ空港経由になります。筆者はメキシコシティからのバスを利用したので、詳しく紹介します。
シティ郊外のバスターミナルから毎時数本の便が出ており、片道約5時間。ETNとPrimera Plusという2社が主に運行していて、個人的にはPrimera Plusのほうがサービスが良くておすすめです。片道680ペソ(約3,876円)で、往復で買うと割引になります。オープンチケットという、購入後に時間を選んで引き換えができるチケットがあり、帰りの時間が未定でも往復で買うのをおすすめします。
グアナフアトのバスターミナルはとても小さいのですが、だいたいいつもタクシーが並んでいるので、観光の中心部(所要約15分)に行くのは問題ありません。また路線バスが4ペソ(約22.8円)と驚異の安さなので、昼間ならこちらも◎です。フロントガラスに「CENTRO」と書いてあるのが中心部行き。
メキシコは英語があまり通じず、スペイン語ができないと苦労しますが、「グアナフアト」「セントロ」の単語と指差しでもどうにかなります。バスを意味する「オートビュス」「カミオン」も便利です。
- グアナフト バスターミナル
- メキシコ / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Carretera 110 Guanajuato a Silao km 1.5, Colonia Los Alcaldes, Guanajuato, GTO.地図で見る
※値段は記事執筆時点のレート(1ペソ=5.7円)で計算しています
まとめ
メキシコは都市によって文化や雰囲気がまったく違うので、少し離れた場所にも是非足をのばしてみてください。グアナフアトは観光地なのでメキシコの中ではかなり安全なほうで、かつ、これぞメキシコ!という風景や雰囲気を楽しめる場所でもあります。歴史を感じながら、カラフルな街をエンジョイしてはいかが?