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【メキシコシティー】世界遺産・ティオティワカンを気球に乗って上から見るツアーに参加しよう

取材・写真・文:

東京在住

2021年7月30日更新

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写真:Emily

メキシコシティから北へ50kmのところに、世界遺産テオティワカン遺跡はあります。メソアメリカ最大の都市だったテオティワカンの最大の見所は、2つの大きなピラミッド。この世界遺産を朝日が綺麗な時間帯に気球に乗って上空から見るツアーを今回はご紹介します。

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世界遺産 テオティワカンとは?

テオティワカン(Teotihuacan)は、紀元前2世紀ごろに作られたメキシコ最大の宗教都市国家です。このティオティワカンで一番の見所は大きな2つのピラミッド。

テオティワカン族と呼ばれる人々が作ったと言われていますが、彼らの詳細についてはいまだに謎が多いままです。また、このピラミッドの他にも小さなピラミッドや神殿の跡があり、メキシコの悠久の歴史を感じ取ることができる場所になっています。

テオティワカンを空から見てみよう〜気球ツアー

今回ご紹介するのは、気球に乗ってテオティワカン遺跡を上空から見るツアーです。輝かしい朝日の中で、テオティワカンを見られるVOLAR EN GLOBO社のツアーをご紹介します。

受付〜朝はとっても早い!

  • 写真:Emily
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季節など、諸条件によっても違うと思いますが、VOLAR EN GLOBO社の受付場所への場所は日の出の前。筆者が参加したのは12月下旬でしたが、6時前の集合でした。まずはプレハブ小屋に案内され、名前を伝えます。

乗る気球を係りの人が割り当ててくれるので、それまではサービスで置かれているパンや温かいコーヒー紅茶をいただいて待機します。ちょっとしたパンですが、大体の人は朝食を食べずに集合場所に来る、ということなので、こういう気遣いが嬉しいですね。また、他の参加者の中には自分で持参したサンドイッチなどを食べている人もいました。

気球を割り当てられる

係員の人に名前を呼ばれると、「あなたの気球は〇〇ね」と気球の名前を伝えられます。気球の名前を必ず覚えておきましょう。その後、自分の気球まで車で送り届けてくれるドライバーさんが気球の名前を叫んでくれますので、返事をして、車に乗り込みましょう。

気球とご対面!〜乗るまで

  • 写真:Emily

気球のもとまで送り届けられたら、気球が膨らむまで待機。まだ日が出ていない中で気球が膨らんでいく様子を見るのもとても幻想的です。

  • 写真:Emily

大きな扇風機から出てくる風を、気球の中に手で方向を調整しながら入れていきます。

  • 写真:Emily
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ある程度気球に空気が入ったところで点火。空気を温めて風船部分を浮かせていきます。自分たちの気球だけではなく周りの気球の火が入っていくのも見え、この様子も幻想的です。

いよいよ、「乗船」

  • 写真:Emily

気球が完全に垂直に立ったら乗船のタイミングです。人が乗るバスケットにところどころ開いている「穴」に足を引っ掛けて乗り込むので、女性はスカートではない方がいいでしょう。

気球の操縦士からいくつかの注意事項(カメラ撮影はOKだけど、自撮り棒を気球に当てないように、など)や緊急時にどうするかというのをゆっくりとした英語で説明してくれます。そしていざ出発。フワッと浮いていく感覚がたまりません。

  • 写真:EmilyI love youのこと

地上では、気球を膨らましてくれていたスタッフがメッセージカードを掲げて見送ってくれていました。写真を見てお気づきかもしれませんが、出発の頃にちょうど日の出を迎え、あたりもとても明るくなっています。

景色はまるで絵画の世界、幻想的そのもの

  • 写真:Emily

他の気球も同じような時間に離陸するので、あたり一面気球だらけ。どこを見てもファンタジーな絵画の中にいるような錯覚に陥ります。

  • 写真:Emily
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操縦士の方はうまい具合にテオティワカンの全景を見せてくれたり、近づいてくれたりします。

  • 写真:Emily
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ピラミッドを真上から見ることもできます。

  • 写真:Emily

ピラミッドという、とても古いものと、気球という乗り物のコントラストが言葉で表しきれないほどの美しさです。どんなカメラで撮っても、映える景色になります。写真で撮っても綺麗ですが、実際に目にすると言葉を失い、「すごい」としか出てこない美しい景色です。

  • 写真:Emily

空中散歩を終えて着陸!

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

空中散歩は45分から60分ほど。気球は風に乗って方向を決める乗り物なので、乗船場所に戻ることができません。操縦士の方が地上と連絡をトランシーバーで取り合い、地上のスタッフの方々が車で気球の着地点まで「お迎えに来てくれる」方式で着陸します。なんと着陸地点は軽トラックの荷台の上!

  • 写真:Emily

着陸直前の写真ですが、荷台の大きさは気球のカゴ(人が乗っている場所)と大きさはほぼ一緒。絶妙なコントロールで着陸します。

楽しかったフライトを祝して乾杯!

  • 写真:Emily

降り立ったところで、楽しかったフライトを祝してシャンパンで乾杯します。操縦士の方がシャンパンのボトルを豪快に開けてくれて、一人コップ1杯ずつに注いでくれます。メキシコの朝日の中でのシャンパンはとても美味しかったです!

  • 写真:Emily

その後、一人ずつに「フライト証明書」を手渡してくれます。気球に乗った日と自分の名前が入っているのでいい記念品になります。

  • 写真:Emily

その後、朝一番に集合した地点まで車で送ってもらって終了です。

最後に

  • 写真:Emily

テオティワカン遺跡を気球で上空から見るツアーをご紹介しました。旅行会社やホテルから申し込めるツアーでは宿泊ホテルへの送迎付きのプランがあったり、気球ツアー終了後にテオティワカン遺跡を見学するツアーもあります。

地上から体験する遺跡ももちろん素敵ですが、上空から見る遺跡の景色は一生忘れることのできない景色になることでしょう。ぜひ体験してみてください。今回ご紹介したのは気球ツアーのみのコースで、他の参加者との気球シェア、2,299ペソ(およそ10.800円)です。申し込みはvolar en globo社HPからどうぞ。

ティオティワカン遺跡
メキシコ / 遺跡・史跡
住所:テオティワカン Ecatepec Pirámides Km. 22 600, 55800 San Juan Teotihuacan de Arista, Méx., メキシコ地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

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