那須町(那須郡)

【栃木】自然と食とアートを五感で楽しむ!アートビオトープ那須の見どころ完全ガイド

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:35都道府県

2021年9月19日更新

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写真:jihen2

観光スポットがたくさんある那須高原エリアは、時代に合わせて進化している場所です。2007年からあるアートレジデンスに、2018年ランドアート「水庭」がつくられ、その後さらにヴィラやレストランなど新しい施設が加わって、2020年秋に「art biotop」としてグランドオープンしました。完成した今こそ訪れたい見どころと、1日でもれなく楽しむ回り方をご紹介!

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はじめに

アートビオトープって?

現在は「art biotop」または「アートビオトープ」と表記されることが多いですが、実はさまざまな変遷を経て今に至る施設です。もとは二期倶楽部という小さなリゾートホテルがあった場所に、2007年にアーティストレジデンスができ、いくつものプロジェクトが行われました。2018年にランドアート「水庭」がつくられ、その後さらにヴィラやレストランなど新しい施設が加わり、2020年秋にグランドオープン。

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写真映えスポットとして水庭が紹介されることが多くなりましたが、実は食やものづくり、そして自然との対話を楽しむこともできるような、アーティスティックな複合施設です。

事前予約、アクセス

訪れる際には、事前予約が必要です。レストランの食事と水庭見学がセットになっていて、インターネットや電話で予約ができます。ランチは7,700円、ディナーは15,400円、他に水庭ガイドツアーというのもあります。

宇都宮市内からだと車で1時間半くらいで、南ヶ丘牧場やとりっくあーとぴあなどの有名スポットが並ぶエリアを抜けた少し奥のほうにあります。車でない場合は、那須塩原駅からの無料シャトルバスも予約することができます。

ランチ予約が12時から30分刻みなので、今回は12時からのランチをスタートに、1日で余すところなく魅力を満喫する回り方とともに見どころを紹介します。

12:00 レストランμ(ミュー)で素敵な創作コースを堪能

雑誌などで多く取り上げられたフォトスポットということもあり、水庭がよく知られていますが、水庭と同じくらいメインの目的として訪れてもらいたいのがこのレストランμ。遠くに水庭が少し見える、静かで美しい景色の中で素敵な料理をいただけるレストランです。

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メニューはそのときどきで変わる料理で構成されたコース1種類のみ。栃木県内の肉や野菜を使った料理、ビールを使ったアイス、茄子と鮎を組み合わせた魚料理(写真左下)、水庭をイメージしたデザート(写真右下)など、独創的でリッチなコースになっています。

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ちなみにテーブルには「本日のお料理」のようなメニューカードがあるのですが、主となる素材の名前が書いてあるだけで、どんな姿でやってくるのか全く想像がつきません。訪れた際にはメニューカードにも注目してみてくださいね。

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おもてなしもすばらしく、充実のひととき。「種子からテーブルまで」というテーマと「アートフード」というコンセプトにふさわしい、驚きと楽しみの詰まったレストランです。

レストランμ(ミュー)
那須町(那須郡) / フレンチ / ランチ
住所:栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3地図で見る
Web:https://www.artbiotop.jp/myu/

13:30 ヴィラ見学で憧れステイをちょっと体験

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レストランに隣接して並ぶのが、一棟ごとの宿泊施設であるヴィラ。日帰りであればこのヴィラの見学もおすすめです。常に公開しているわけではないのですが、タイミングが合えば室内を自由に見て回ることができます。

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有名建築家・坂 茂氏の設計。傾斜地を活かしたつくりになっています。内装もとてもおしゃれで調度品もこだわったものが用意されていて、ちょっと覗くだけでもうっとりしてしまうお部屋です。ここで朝食をいただいたりのんびり過ごしたり、次は宿泊つきで来てみるのも良いですね。

14:00 水庭へ!五感で自然と対話

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いよいよメインの水庭見学です。少し高い位置にあり、坂をのぼった先に一面の景色が広がります。「自然と寄り添い、折り合いをつけながら変化し、生み出されていく庭」と公式に紹介されているとおり、人の手でつくられたものでありながら自然の移り変わりを経てきたことが感じられる風景です。

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東京ドームのグラウンド1個分ほどあり、ゆっくり見て回ると小一時間ほどかかります。同じような景色ばかり、、と思いきや、飛び石のようになっていたり辺りを見渡せる丘があったり、また足元の花も少しずつ表情が違ったり、自然の小さな魅力を発見していくような楽しみがあります。まさに「五感で楽しむ」ことができる場所です。

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レストランと水庭見学のセットで予約する場合は、水庭へは特に時間指定はなく、好きな時間に何度でも出入り自由。時間によって見え方が少しずつ変わるのも見どころです。

15:00 カフェ&ショップエリアでひと休み

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水庭の奥に、カフェ「Kantan」とショップが並びます。ショップではオリジナルグッズのほか、工房で製作されたガラスや陶芸の小物、栃木の工芸に関する本などが売られています。

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レストランでの食事でお腹いっぱい、、という場合は、カフェに入らなくても、中庭のような場所でひと休みすることができます。周囲の自然に溶け込むようにつくられていて、建築や家具と自然との組み合わせが素敵な空間です。

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カフェの向かいにはレジデンスがあり、ヴィラとはまた趣の異なる宿泊施設となっています。ここに滞在しながら作品づくりをするアーティストもいるそうです。

15:30 工房で手作り工芸体験

ひと休みしたら、カフェの隣にある工房でワークショップに参加!陶芸、ガラス、染色などなどメニューがたくさんあり、ものづくりが好きな人なら迷ってしまう充実のラインナップ。料金は体験内容によって変わり、いずれも事前に電話予約が必要です。どれも職人さんが丁寧に教えてくれながら、オリジナルの作品を作ることができます。

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こちらは吹きガラス体験の様子。特に吹きガラスはかなり難易度が高いので職人さんが手取り足取り、8割くらいは職人さんがやってくれる、という感覚です(笑)。とはいえ吹いて成形するのは自分、また要所要所のポイントとなる作業をやらせてくれるので、充実感はありますよ。

そこまで本気のはちょっと。。という人は、トンボ玉づくりや陶芸の絵付けなどのお手軽コースもあります。アーティストレジデンスならではの本格的な工芸体験にぜひトライしてみましょう♪

充実の一日が終了!

那須はお泊まりプランでも、近郊からの日帰りでも、どちらの場合でもエンジョイできるのが良いところ。アートビオトープ那須もどちらでも楽しめますが、個人的には1日でギュッと満喫して、那須にある他のスポットと組み合わせて訪れてみてほしいところです。この記事を参考に、那須の自然と食とアートに浸ってみてはいかが?

閉鎖

【閉館】アート・ビオトープ那須
那須町(那須郡) / ホテル / 自然・景勝地
料金(目安):8,424円〜38,000円
宿泊時間:15:00〜11:00
住所:栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3地図で見る
Web:https://www.artbiotop.jp/

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この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
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