那須塩原市

【那須】美しい緑でリフレッシュ!塩原渓谷・竜化の滝散策ツアー

取材・写真・文:

訪問エリア:47都道府県

2021年9月19日更新

3,449view

お気に入り

写真:てっぴい

栃木県那須塩原市にある塩原渓谷。箒川の上流に続く渓谷で、より上流に位置する塩原温泉郷などとともに栃木県を代表する観光名所の1つとして数えられています。特に新緑から夏の時期にかけて、美しい緑の光景が大変印象的な塩原渓谷ですが、渓谷には大小いくつもの滝がかかっていて、今回紹介する竜化の滝もそのうちの1つです。竜化の滝へと至る道中には、こちらも緑の景色が非常に美しい遊歩道も整備されていますので、今回はそんな竜化の滝を巡る散策ツアーへと出発していきましょう!

この記事の目次表示

竜化の滝へと至る遊歩道を進む!

東北自動車道の西那須野塩原ICより国道400号線を塩原温泉郷方面へ進むことおよそ12km。塩原温泉郷にある11の温泉のうちで、大網温泉に次いで2番目に平地側に近い福渡温泉の少し手前にあるのが、今回紹介する竜化の滝へと至る遊歩道の入口になります。

国道沿いに整備された無料の駐車場からスタートする竜化の滝の遊歩道は全長およそ600mほど。遊歩道の最も奥に竜化の滝があるような格好となっていて、駐車場からゴールの竜化の滝までは、ゆっくり歩いておよそ25分です。

遊歩道は、竜化の滝がかかる箒川の支流(=寒沢)と分かれるまでは、しばらく国道400号線と並行し、途中で国道400号線と合流するような形となっていますが、国道400号線側には歩道もなく、かつ、東北自動車道と塩原温泉郷とを結ぶメインルートとなる為、相当な交通量がありますので、竜化の滝の散策に向かう場合は必ず遊歩道の方を通るようにしましょう。

  • 写真:てっぴい竜化の吊橋

寒沢にかかる竜化の吊橋を渡れば、いよいよ本格的な渓谷散策の始まりです!いくつもある塩原渓谷の散策路の中でも特に素晴らしい緑の光景が印象的なこちらの竜化の滝の遊歩道。木漏れ日に照らされて、辺り一面が緑に染まる美しい渓谷の風景を是非とも目に焼き付けながら先へと進んでいきましょう。

遊歩道の途中にある風挙の滝!

  • 写真:てっぴい風挙の滝

遊歩道の途中にあるこちらは風挙(ふうきょ)の滝です。竜化の吊橋から竜化の滝へと至るちょうど折り返し地点くらいに位置する滝で、落差はおよそ10mほど。後ほど紹介する竜化の滝と比べると、大分こじんまりとした印象になりますが、滝の周囲には特に柵なども設けられていませんので、間近で見ることが出来ますし、清らかな沢の流れと親しむにはピッタリの滝になります。

風挙の滝
那須塩原市 / 自然・景勝地 / 滝 / ハイキング
住所:〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原 風挙の滝(ふうきょのたき)地図で見る

圧巻の迫力!「塩原十名瀑」の1つ!竜化の滝

美しい緑に輝く遊歩道を寒沢の流れに逆らって歩くことおよそ25分。いよいよ今回の塩原渓谷散策ツアーのメインとなる竜化の滝とお待ちかねのご対面です!

  • 写真:てっぴい竜化の滝

高さ約60m、長さ130mの滝が3段にわたって勢い良く流れ落ちる様子はまさに圧巻!渓谷内の至るところに、無数の滝があることで知られている塩原渓谷の中でも、特にこちらの竜化の滝は「塩原十名瀑」に数えられる程の美しい滝で、長さ130mというのは、「塩原十名瀑」の中でも最長のものであると言われています。

幾多の滝の中から厳選された「塩原十名瀑」の中でも随一の美しさを誇る竜化の滝。激しい水しぶきを上げて真っ白に流れ落ちる滝の様子を、まるで岩盤を天に向かって昇って行く白竜の姿に見立てたことから、竜化の滝と名付けられたそうです。

また、竜化の滝は寒沢最深部の険しい地形の先にあることから、観瀑台はシェルターのようにコンクリートで覆われていて、その中から滝を眺めるような格好となっています。

竜化の滝
那須塩原市 / 自然・景勝地 / 滝 / ハイキング
住所:栃木県那須塩原市塩原字東山国有林地図で見る
電話:0287-32-4000

遊歩道から振り返った先に見える布滝も要チェック!

今回紹介した竜化の滝を巡る散策ツアーはいかがでしたでしょうか?塩原渓谷の美しい自然と竜化の滝のダイナミックな様子を同時に楽しめるのが魅力の今回の竜化の滝の遊歩道ですが、道中アップダウンも少なく、気軽に散策出来る点もまた大きな魅力の1つとなっています。

さらに、冒頭に説明した通り、遊歩道の入口には無料の駐車場が整備されている為、車でアクセス出来ることはもちろんですが、JR東北本線の西那須野駅から塩原温泉郷へと至るバス路線の途中に停留所もありますので、公共交通機関を利用しても気軽にアクセスすることが出来ます。

  • 写真:てっぴい国道400号線と箒川にかかる布滝

竜化の滝から駐車場の方面へ遊歩道を戻る途中には、箒川の本流にかかる布滝の様子も眺めることが出来ますので、あわせてこちらもチェックしていきましょう!

布滝
那須塩原市 / 自然・景勝地 / 滝 / ハイキング
住所:〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原 布滝地図で見る

那須塩原市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


栃木・子供と行きたい観光スポット35選!子連れ旅行におすすめ

イルミネーションも楽しい、あしかがフラワーパークや、ミニチュアの世界を体感できる東武ワールドスクウェア、約600頭の動物がいる那須どうぶつ王国など、栃木への子連...


【栃木】那須のお勧め1日モデルルート目的別5選

那須は、レジャー施設やアウトレット等一日中遊べる施設も豊富ですが、小さなスポットを組み合わせてオリジナルな一日を過ごすのも楽しい場所。デートやショッピング、カフ...

雨でも楽しめる!関東のおすすめ自然スポット11選

カラフルにライトアップされた姿が美しい「日原鍾乳洞」や、遊覧船でのクルージングもできる「中禅寺湖」、あじさいがきれいな「黒羽城址公園」など、雨の日にも楽しめる関...

那須高原の新スポットGOOD NEWSに大注目【栃木】

近年、那須高原で大人気のスポットGOOD NEWS。以前もカフェや土産店がありましたが、どんどん進化しており、サステナブルな町が形成されようとしています。「食」...

悩んだらここ!見どころ満載!那須高原の観光スポット25選

那須高原は都心から日帰り圏内なのに、豊かな自然と観光スポットが多く大人気。家族で動物とふれあえるパーク、カップルでアートに親しめる美術館、日帰りで楽しめる温泉な...

この記事を書いたトラベルライター

日本全国を駆け巡る国内旅行専門の旅ブロガー
どうもみなさまこんばんは。個人で「日本全国旅そうだんBlog」という旅ブログを営んでいるてっぴいと申します。関東在住の20代で、休日や祝日は主にサイクリングやドライブを通じて西へ東へ飛び回っています。学生時代には自転車の荷台にテントや寝袋などの荷物を山ほど積んで、2週間や3週間、長期の旅に出掛けていたこともありました。現在はドライブや旅先でのサイクリングが中心ですが、そんな私が今まで見てきたこと、体験してきたこと全てひっくるめて、国内旅行の魅力について紹介していけたらと思いますので、よろしくお願いします。
http://cyclingtour587.blog.fc2.com/

埼玉県唯一の「日本の滝百選」!丸神の滝の絶景に出会う旅

皆様は「丸神の滝」という滝をご存知でしょうか?埼玉県小鹿野町にある落差76mの滝で、埼玉県では唯一「日本の滝百選」にも選ばれています。両神山の麓、いわゆる秩父の...


“滝の始まり”を見ることが出来る?!奥日光・湯滝の魅力

奥日光にある湯滝。日本三名瀑にも数えられ、言わずと知れた日光・華厳の滝や、鮮やかな紅葉が大変素晴らしい竜頭の滝と並んで、「奥日光三名瀑」に数えられる美しい滝です...


【千葉】南房総絶景夕焼けスポット!多田良海岸&北条海岸

千葉県南房総市にある多田良海岸と館山市の北条海岸。ともに夏の海水浴シーズンには多くの海水浴客で賑わう場所ですが、西側が海に開けた絶好の夕焼けスポットです!今回は...

本州から!九州から!美しい関門橋の景色に感動する関門海峡の旅

本州と九州との間を隔てる関門海峡。最も距離の短い所だとその間わずか700m弱しかありませんが、本州と九州とを結ぶ連絡橋として昭和48年(1973年)11月14日...

【和歌山】日本三名瀑!那智の滝と世界遺産・熊野古道大門坂を巡る旅

紀伊半島の南部、和歌山県那智勝浦町にある那智の滝。熊野灘に面する海岸沿いから、およそ5kmほど内陸に入った紀伊山地の深い山の中に位置する滝です。茨城県大子町にあ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります