【大分県】別府・鉄輪温泉 旅館としても泊まれる癒しの湯治宿「柳屋」

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• 湯治宿とは
• 柳屋さんについて
•    お部屋
•    温泉について
•    地獄蒸し調理
•    柳屋さんへのアクセス
• 柳屋さん周辺の別府温泉郷のみどころ
•    地獄めぐり
•    日帰り温泉入浴でもゆっくり

湯治宿とは

温泉地に長期間（少なくとも一週間以上）滞在し、疾病の温泉療養を行う行為のことで、日帰りや数泊で終わる観光旅行とは異なるものとされています。とはいえ今回ご紹介するお宿「柳屋」さんは、湯治の機能をもつ旅館なので、もちろん旅行でも訪れていただけます。

柳屋さんについて

明治〜昭和時代に建てられた、趣のあるお宿です。2014年にリニューアルされ、モダンと歴史が共存する素敵な空間でゆっくりと過ごすことができます。

• 写真：トラベルライター大きなのれんが目立つ入り口

• 写真：トラベルライター

屋号が大きく入ったのれんをくぐってピカピカの玄関口で靴を脱ぎ、受付を済ませた後に奥の大きな階段を上ると、広々とした談話室があります。

• 写真：トラベルライター

• 写真：トラベルライター

大きな座卓や囲炉裏などもある落ち着いた和の雰囲気と味のある空間は、どことなく懐かしい気持ちになります。宿泊者は併設のカフェでコーヒーが無料で頂けるので、それを飲みながらゆっくりと過ごすなど、お家にいるような気分で過ごせます。

お部屋

隣り合っていますが、客室は湯治用と旅館用に二棟に分かれています。湯治棟は洗面所やお手洗いが共用です。旅館棟はお部屋に併設されています。

• 写真：トラベルライター

• 写真：トラベルライター

旅館用のお部屋は7部屋。部屋ごとに趣向を変えているそうで、ベッドの部屋もあるので外国の方でも快適に滞在できますね。

温泉について

柳屋は源泉のすぐ隣に位置しており、新鮮なお湯を掛け流しで楽しむことができます。泉質は”ナトリウム塩化物泉”のためすこし塩味がします。この塩のおかげで、暖かさが持続するそうです。神経痛や切り傷、慢性皮膚炎などに効能があります。

• 写真：トラベルライター

小さな浴場ですがゆっくりできます。岩湯付きの浴場ともう一方の浴場を、男女で毎朝9時に入れ替えているそうです。

地獄蒸し調理

湯治用のお部屋がある棟には共有キッチンがあり、鍋や調理器具、食器などを自由に使うことができます。本来湯治療は長期になるため、費用面からも治療者が自炊できる施設を備えているのだそう。通常の旅館の豪華な料理もいいですが、自分の好きなものを好きな分量で食べられるのも、気が張らなくて良いですね。

• 写真：トラベルライター地獄蒸し調理場

温泉の熱を利用して調理する「地獄蒸し料理」。こちらの源泉は99.6℃もあり、温泉のミネラルを含んだ蒸気でシンプルなお野菜なども美味しくなるそうです。柳屋さんの向かいには食料品店があり、少し歩けば大きなスーパーなどもあるので食材調達には困りません！

• 写真：トラベルライター

観光などで疲れて、自炊はちょっと...という方でも、館内には素敵なレストランとカフェがあり、そちらでも地獄蒸し料理を戴くことができます。

柳屋さんへのアクセス

別府温泉のなかでも一番の湯量を誇る”鉄輪温泉”にあるこちらのお宿は、大分空港からだと
大分交通バスの別府行きで約45分、「観光港」で下車した後はタクシーで約10分ほど。また、別府駅からでもタクシーでおよそ15分ほどです。

• 写真：トラベルライター夜ごはん
• 写真：トラベルライター朝ごはん

柳屋さん周辺の別府温泉郷のみどころ

地獄めぐり

別府温泉まできたら、地獄めぐりを楽しみましょう！地獄とは温泉の源泉のことを指すそうで、その温度は99度を超えます！源泉を飲用することもできるので是非どうぞ。全部で8箇所ある”地獄”のうち、柳屋さんからは「白池地獄」「鬼山地獄」「かまど地獄」などの地獄を歩いて回ることができます。

• 写真：トラベルライター

日帰り温泉入浴でもゆっくり

別府温泉は日本一の源泉噴出量を誇るだけあって、周辺一帯も温泉一色です。町中そこかしこから立ち上っている湯気の風景は、どことなく異世界の雰囲気です。また、市営の温泉施設などもあり格安で入ることができるので、チェックアウト後でも試してみたいですね。

• 写真：トラベルライター