写真：トラベルライター日本の風物詩でもある「桜」、実はオーストラリアでも観ることができます。日本とは季節が逆のため、オーストラリアでは8月〜9月に桜の見頃を迎えます。今回はシドニー・オーバーンで開催される「Sydney Cherry Blossom Festival」を紹介します。
この記事の目次表示
はじめに
5月を過ぎる頃、日本では春が少しずつ過ぎ去って夏に入る時期になるかと思いますが、南半球にあるオーストラリアでは、その時期は秋が過ぎて冬の季節に入っていくタイミングとなります。そして、日本が夏を終えて秋を迎えようとする8月後半〜、オーストラリアでは冬が明けて春が訪れます。
写真：トラベルライター
春と言えば、思い浮かぶ代表的なものに「桜」が挙げられます。実は、オーストラリアでも桜を観ることができるんです。今回は、そんな海外の地で観賞する桜をお届けします。
オーバーンにある日本庭園
シドニー市内中心部から西へ約20キロ離れた所に（電車で約1時間）、「オーバーン」というエリアがあります。オーバーンには「ボタニックガーデン」というスポットがあるのですが、その一角に「Japanese Garden」と名付けられた日本庭園があります。
- 写真：トラベルライター
真っ赤な鳥居が立つ日本庭園内の池には橋が架かり、枯山水を思わせるような庭園が造られているなど、オーストラリアにいながら「日本」や「和」を感じることができる場所となっています。
- オーバーン・ボタニック・ガーデンズ
- シドニー / 公園・動植物園
- 住所：Chisholm Rd &, Chiswick Rd, Auburn NSW 2144地図で見る
- Web：https://www.cumberland.nsw.gov.au/venues-hire/park...
チェリー・ブロッサム・フェスティバル
- 写真：トラベルライター
この日本庭園、ひいてはボタニックガーデンには毎年多くの人が詰めかけます。そして1年の中でより人々の目を引く魅力あるイベントとして、オーストラリアの春の季節に当たる8月中旬から9月初旬にかけて行われる「Sydney Cherry Blossom Festival」が挙げられます。
- 写真：トラベルライター
日本庭園には桜の木が敷地いっぱいに植えられており、見頃を迎えるとキレイなピンク色が園内を染め上げます。2018年は8月17日〜26日の間でフェスティバルが行われました。毎日異なったプログラムが用意され、来場者を楽しませていました。
イベント・プログラムが豊富
ここからは2018年の「Sydney Cherry Blossom Festival」で、筆者が見たイベントやプログラムをいくつか紹介していきます。
夜桜
- 写真：トラベルライター
「チェリー・ブロッサム・フェスティバル」の開催初日は、夜からスタートです。事前予約制で「夜桜」を観ることができる（18歳以上）というものが、最初のプログラムでした。当日はカラオケ大会やバンド・ライブなどのステージも開催され、とても盛り上がっていました。たくさんの人たちがカメラや携帯電話を片手に写真撮影を楽しみます。
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
スモウ
日本の国技でもある相撲。「チェリー・ブロッサム・フェスティバル」期間中には特設の土俵や観客席が用意され、スモウ・イベントを開催。スモウ・レスラー見たさに立ち見が出るほどの観客の中、迫力あるパフォーマンスを披露します。
- 写真：トラベルライター
日本にまつわる屋台やブース
- 写真：トラベルライター
フェスティバル期間中はフードやドリンクの屋台が出店していますが、日本の食べ物が多く見受けられます。「たこ焼き」「お好み焼き」などの日本語が、あちらこちらで踊っているのがよく目につきます。
- 写真：トラベルライター
他にも、大人気キャラクターである「ハローキティ」のブースが設けられ、入場口から長蛇の列ができあがるほど。「キティちゃん」は、海外でも絶大な人気を誇っていることをまざまざと見せつけられるはずです。
日本の伝統文化体験
また、日本の伝統文化を感じることができるプログラムも用意されていました。
- 写真：トラベルライター
着物を着て写真が撮れるフォトブースがあったり、生け花や和太鼓のデモンストレーション、盆栽のワークショップや茶道のお点前を見学でき、実際に抹茶をいただけたりするなど、まさに日本らしさを体験できるプログラムの数々も用意されています。
- 写真：トラベルライター
