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シドニー最古のパブ「ロード・ネルソン」で地ビールを満喫!

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:28ヶ国

2018年8月17日更新

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写真:Mayumi Iwasaki

イギリス文化を色濃く残すオーストラリアですが、その1つが美味しいビールが飲める大人の社交場「パブ」です。ロックスにあるシドニー最古のパブ「ロード・ネルソン・ブリュワリー・ホテル」で美味しい地ビールを飲んでみましょう。

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オーストラリアの「PUB(パブ)」

  • 写真:Mayumi Iwasaki

もともと「PUB(パブ)」とは「Public House(パブリック・ハウス)」の略で「公共の家」という意味、まさに大人の社交場です。イギリスから伝わった文化ではありますが、オーストラリア人の間でもビールはもちろんしっかりとした食事もできる、地元の人々の憩いの場的な存在です。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

スロット・マシーンが置いてあったり、競馬などスポーツを観戦しながらベットできるスポーツバーのようなパブや、レストランのように食事を楽しめるパブなど、シドニーには様々なパブがあります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

今回ご紹介する「ロード・ネルソン・ブリュワリー・ホテル」は自家醸造所を持つこだわりのクラフト・ビールが人気のパブです。

オーストラリア最古の老舗人気パブ

  • 写真:Mayumi Iwasaki

「Lord Nelson Brewery Hotel(ロード・ネルソン・ブリュワリー・ホテル)」は1841年に創業したオーストラリア最古のパブで、恐らくシドニーで1番有名なパブと言えるでしょう。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ハンドメイドにこだわった保存料や添加物、砂糖を一切加えていない100%ナチュラルなクラフト・ビールは、今でも店内奥にある醸造所で製造されています。バラエティに富んだフレーバーのビールは、様々な受賞歴もある程味もお墨付きです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ロックスの有名なトンネル「アーガイル・カット」を抜けてシドニー天文台方面に向かって行くと、右側に趣のある白い砂岩ブロックが印象的な外観が見えて来ます。こちらの建物は1990年代に創業当時の面影を残すべくリノベーションされました。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

因みにオーストラリアには「HOTEL」と名の付いたパブが沢山ありますが、それは深夜にお酒を提供できるのは宿泊施設のホテルだけだったという昔の名残から来たもの。このロード・ネルソン・ブリュワリー・ホテルも「HOTEL」と名が付いているだけあって、上階にちゃんと宿泊施設があります。

6種類のオリジナル・クラフト・ビール

  • 写真:Mayumi Iwasaki

オリジナルのクラフト・ビールは全部で6種類あり、テイストやアルコール度数もそれぞれ違います。カウンター上部に貼ってある6種類のビールは、右から左に行くほど色が濃く、テイストも重め、アルコール度数も高くなっていきます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

オーダーする前に試飲もできるので、店員さんに質問して気になるものは試してみましょう。席に座ってゆっくり飲み比べしたいときは、ponyサイズ(140ml)のビールを4種類選べる「Pony Taste Pack($15.00 / ¥1,240)」というテイスティング・セットもあります。そこでテイスティングして、後ほど気に入ったものを大きいサイズで追加してもいいですね。

  • 写真:Mayumi IwasakiPony Taste Pack / テイスティング・セット($15.00 / ¥1,240)左からTrafalgar Pale Ale、Three Sheets、Old Admiral、Nelson's Blood

1番左のTrafalgar Pale Ale(トラファルガー・ペール・エール)は軽めのペールエール。サラッと飲めて若干の酸味があり、後味の苦味が少ないです。ビール好きには少し物足りないかもしれませんが、ビールの苦味が苦手な人にも楽しめるビールです。

2番目のThree Sheets(スリー・シーツ)はこのお店の看板メニューで、瓶入りのものも販売しています。口に入れた途端フルーティさが広がり後味に若干の苦味が残るペールエールです。海辺のランチなどに丁度良い、筆者個人的には一番のお気に入りです。

3番目のOld Admiral(オールド・アドミラル)も、瓶入りを製造しているもう1つの看板メニュー。色も濃くアルコールも6.1%と一番高いためか、最後鼻からウィスキーのよう芳醇な香りが抜けていきました。パンチが欲しい方にはオススメです。

1番右のNelson's Blood(ネルソンズ・ブラッド)は真っ黒な色の割にはまろやかでコクがあり、とても飲みやすいです。個人的には黒ビールは敬遠していたんですが、チョコレートのような香りとクリーミーな味わいが癖になりクセになりそうです。

  • 写真:Mayumi IwasakiVictory Bitter(ヴィクトリア・ビター) - 425ml($5.20 / ¥430)

一通り飲んだ後に、4つの中の丁度真ん中のランク付けである「Victory Bitter(ヴィクトリー・ビター)」のSchooner(スクーナー / 425ml )をオーダーしました。フルーティでもあるし、パンチ(苦味)もある、バランスが取れていて美味しいビターです。

クォリティが高いパブ飯がオススメ

ビールに合うピザやチーズ・プレートなどのおつまみ系からしっかりとしたお食事まで、フードメニューも充実しています。ビールと一緒にカウンターでオーダー&支払いをして、席まで持って来てくれるシステムです。

  • 写真:Mayumi IwasakiNepalese chicken curry basmati rice minted yoghurt pappadams /チキンカレー($18.00/¥1,490)

こちらのネパールチキンカレーはトマトの酸味とコクのバランスがとても絶妙で、パブの食事だとは思えないほど美味しいです。その辺のカレー屋さんに引けを取らないくらいクォリティは高い気がします。

  • 写真:Mayumi IwasakiBeef pie mushy peas potato mash and gravy/ミートパイのグレービーソース ($14.00/¥1,160)

ビーフのミートパイはポテトとグリーピースのマッシュが入ってボリュームたっぷり。特にこのグレービーソースのまろやかな味わいが、カフェで食べるカジュアルなミートパイとは一線を画す高級感のある美味しさです。

  • 写真:Mayumi Iwasakiこのグレービーソースが絶品です!

お食事メニューがどれも美味しいので、ここではビールだけではなくしっかりご飯をいただくことをオススメします!

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この記事を書いたトラベルライター

シドニー在住 / 建築好きフォトグラファー&ライター
東京生まれ、子供時代をメキシコやイギリスで過ごした後、現在は都市と自然が隣接するマルチカルチュラルな街、オーストラリア・シドニー在住。
元「建築士&インテリアデザイナー」で、現在は「フォトグラファー&ライター」のmayumiです。

旅が大好きで、訪れた国は北米やアジア、ヨーロッパなど合わせて28ヶ国60都市以上。

専門のインテリアや建築、アートなど、デザインインスピレーションを刺激するものを始め、在住者だからこそお伝えできるシドニーのライフスタイル、美味しいもの、素敵なお店やフォトジェニックな風景などをご紹介します。
https://sydneytales.com/

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