シドニー湾を見渡す名門劇場のバー【シアター・バー】

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• ハーバーブリッジ麓にある「ドーズ・ポイント」
• シドニーの名門劇団「シドニー・シアター・カンパニー」
• 劇場の突端にあるバー「シアター・バー」
• シドニー湾とハーバーブリッジを一望する絶景
• 美しい眺めの中、ワインで乾杯

ハーバーブリッジ麓にある「ドーズ・ポイント」

• 写真：Mayumi Iwasaki

ハーバーブリッジを挟んで、シドニー・オペラハウスとは反対の西にあるDowes Point（ドーズ・ポイント）は、ウォルシュ・ベイ沿いに細長い倉庫が連続して並ぶ、昔の港町らしさを残したエリアです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ウォルシュ・ベイに突き出た4つの埠頭には、NSW州の歴史遺産でもある築100年以上の元木造倉庫が。美しくリノベーションされた建物周辺は、ホテルやレストラン、カフェや高級レジデンスとして使われています。

• 写真：Mayumi Iwasaki

西側の突端には「Barangaroo Reserve（バランガルー・リザーヴ）」という公園があり、その向こうの湾岸エリア「Barangaroo（バランガルー）」までは木製デッキや舗装された遊歩道で繋がっています。お散歩やランニングコースとしても人気で、港町・シドニーの歴史を感じさせるロケーションです。

シドニーの名門劇団「シドニー・シアター・カンパニー」

• 写真：Mayumi Iwasaki

そんなドーズ・ポイントの中央、第4、第5番埠頭には、シドニー屈指の名門劇団「Sydney Theatre Company（シドニー・シアター・カンパニー）」の劇場があります。2018年から改修工事が行われていたため暫く閉鎖されていましたが、2021年に3年ぶりに復活しました。

• 写真：Mayumi Iwasaki

歴史遺産である木造の躯体はそのままに、様々な演目に合わせてフレキシブルに対応できる舞台や客席、バリアフリーなどアクセスの改善など、より多くの人に舞台を楽しんでもらえるよう大幅にアップグレードされました。シドニーで唯一、海上にある歴史遺産の劇場です。

劇場の突端にあるバー「シアター・バー」

• 写真：Mayumi Iwasaki

シドニー・シアター・カンパニーの代名詞とも言える、この印象的な長い廊下。廊下の先には劇場と、今回ご紹介するレストラン＆バー「Theatre Bar at the end of the wharf（シアター・バー・アット・ジ・エンド・オブ・ザ・ワーフ）」があります。幕間に観客達が休憩するためのバーは一般客にも開放され、その眺望の良さと独特の雰囲気の良さからローカルにも人気です。

• 写真：Mayumi Iwasaki劇団の監督だった女優のケイト・ブランシェット

150m近くある廊下沿いには、現在公演中の舞台のポスターや過去作品の写真が飾られています。その中には劇団の監督だったハリウッド女優のケイト・ブランシェットやヒューゴ・ウィービング、ジェフリー・ラッシュのポスターも。因みに彼らは皆、オーストラリア人です。

• 写真：Mayumi Iwasaki

「Long Walk」と呼ばれるこの廊下を歩いているだけで徐々に気分が盛り上がり、それも含めて観劇のための一つの演出のようです。廊下を進んで行くと一気に視界が開け、大空間のシアター・バーに到着します。

シドニー湾とハーバーブリッジを一望する絶景

• 写真：Mayumi Iwasaki

木造の柱や梁、床材など、当時の倉庫らしさは残しつつも、まるで体育館のような圧倒的な開放感です。埠頭の突端にあるので目の前にはすぐ海が広がり、シドニーハーバーやハーバーブリッジも一望できます。

• 写真：Mayumi Iwasaki

オーダーはカウンターで行う、キャッシュ・オン・デリバリー方式。飲み物や食べ物を注文し、好きな席に座りましょう。基本的に治安はいいシドニーですが、貴重品などは席に置いたままにしないようご注意ください。

• 写真：Mayumi Iwasaki
• 写真：Mayumi Iwasaki

ここに訪れたらまず外せないのは、東側にあるテラス席。ハーバーブリッジや対岸にある遊園地「Luna Park（ルナ・パーク）」のイルミネーションが美しいです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

反対側にある西側のテラス席からは、アンザックブリッジ方面に沈む夕日が眺められます。夜景はもちろんですが、シドニーらしい爽やかなブルーの空と海が楽しめるブランチの時間帯もおすすめです。