鳥取東部に旅行で訪れた際、鳥取砂丘観光後のプランに悩まれる方も多いのではないでしょうか。鳥取市街に宿をとられている方でしたら尚のことかと思います。今回は、そんな方に特にオススメな「久松山ろく史跡」として整備されてる鳥取市街周辺の6つの史跡をご紹介します。車無しでも全て歩いて見られる距離にあるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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【1】観音院庭園
国名勝に指定されている観音院(かんのんいん)庭園は、中国観音霊場の一つとされている観音院の境内にあります。
藩主・池田光仲が十年をかけて築造させたといわれており、江戸初期の池泉鑑賞式庭園で、庭の約半分を雄大な池が占めています。
抹茶のサービスもあり、座ってゆっくりと鑑賞することもでき、心が和む穏やかなひとときを過ごすことができます。
【2】樗谿神社(おうちだにじんじゃ)(現:鳥取東照宮)
1650年(慶安3)に因幡東照宮(いなばとうしょうぐう)として藩主・池田光仲が創設した鳥取東照宮(旧:樗谿神社 )。
モミやシイなどの木々の中にたたずむ社殿は、石玉垣をめぐらした本殿、平唐門の中門、入母屋造の拝殿、幣殿とあり、ともに国の重要文化財に指定されています。
四季折々の景色を楽しむこともでき、特に初夏には境内を流れる樗谿川にホタルが舞い、日没後の幻想的な世界は地元民から観光客にまで人気のスポットです。
- 鳥取東照宮(旧:樗谿神社)
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- 住所:鳥取県鳥取市上町87番地地図で見る
【3】興禅寺庭園
鳥取市栗谷町に建つ、龍峰山興禅寺。
鳥取藩池田家の菩提寺として高い寺格を持ち、しっとりとした趣の見事な書院庭園を見学することができます。
他にも、剣豪・臼井本覚、渡辺数馬の墓や、県指定保護文化財のキリシタン灯籠などもあり、庭園好きな方はもちろん、歴史好きな方にもオススメです。
【4】鳥取城跡附太閤ヶ平 (とっとりじょうあとつけたりたいこうがなる)
鳥取城跡附太閤ヶ平は、戦国時代から明治維新に至るまで、久松山の自然地形を利用して築かれた典型的な山城・鳥取城と、羽柴秀吉が鳥取城を攻めたときに本陣を置いた太閤ヶ平(たいこうがなる/別名、本陣山)の総称です。
鳥取城は因幡地方の政治拠点として長く存続したことにより、土でできた中世城郭と石垣でできた近世城郭が併存しています。
山麓付近では、かつての鳥取城の面影が感じられる二の丸跡や三の丸跡、国内唯一の球面石垣である天球丸跡などを、散策しながら楽しむことができます。
また険しい山道を登った先には、鳥取市を一望できる絶景スポットがあり、太閤ヶ平(本陣山)を望むこともできます。
山麓は久松公園として整備されており、国の重要文化財である仁風閣や、鳥取県立博物館など見どころも多いので特にオススメです。