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砂丘で知られ、漫画家・水木しげる氏の関連スポットが人気

出身者が教える、地元民に長く愛されるロングセラー山陰土産5選!

取材・写真・文:

Tamami Persson
シンガポール在住

2017年8月7日更新

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近年、国内旅行の行き先としても人気の山陰地方。美味しいものもたくさんあるんです!お土産のバラエティが年々増え続けている当地ですが、今回は特に地元の人にもロングセラーで昔から愛され続けているお土産を厳選して挙げたいと思います。

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1.これぞ定番人気のふろしきまんじゅう

山本おたふく堂の「ふろしきまんじゅう」は明治元年と言う創業時より愛され続ける、沖縄産黒砂糖と貴重な徳島産和三盆糖を使ったおまんじゅうです。

  • 出典:www.facebook.com提供:鳥取県観光案内 とっとり旅の生情報

ふろしきまんじゅうの特徴である茶色い薄皮は、それを色づけている黒糖の素朴で豊かな風味を生かしながら、甘過ぎず、中のあっさりしたこしあんと絶妙にマッチして、地元では一番人気と言っても過言ではないお菓子です。

保存料・着色料・香料等を使っていないため消費期限はわずか3日と、お土産で持ち帰るには期限が短いですが、冷凍すれば1週間保存でき、食べる時は自然解凍するだけで良いそうです。(山本おたふく堂公式サイト参照)

鳥取県琴浦町で製造されていて、鳥取県全域と島根県松江市で購入できます。取扱店舗情報

2.倉吉に行ったら必ず買うと言う人の多い打吹公園だんご

白壁の土蔵の並ぶ古い町並みが残る白壁土蔵群を名所に持つ倉吉市。

打吹公園だんごは、明治後期から、そんな倉吉市で作られている名産品です。

  • 出典:www.facebook.com提供:鳥取県観光案内 とっとり旅の生情報

小さな小さな餅を、白餡、小豆餡、抹茶餡の三種の餡で包み、串に刺したお菓子です。串に刺してあるので食べやすく、甘過ぎないのでいくらでも食べられます。

中の餅は地元の糯米粉に砂糖、水飴を加え練り上げたものだそうです。打吹公園だんごの人気を不動のものにしている、口当たりが繊細で甘過ぎないなめらかな求肥のような餡は、わざわざ小豆の皮も取るなど、手間暇かけて作られています。

打吹公園だんごも防腐剤を一切使用していないため、日持ちは3日。その分安心していただける品質は、大事な方、健康に気を使う方へ差し上げるのにぴったりではないでしょうか。

打吹公園だんごは鳥取県中部を中心に、県内の空港、主要駅などのほか、期間限定で全国主要都市の百貨店でも販売されます。
取扱店舗情報

3.するめ糀漬

日本海に面し魚介類の豊富な鳥取県で、当地で山間部の冬の保存食として生まれたと言われるのがするめ糀漬です。

  • 写真:Tamami Persson
  • 写真:Tamami Persson

スルメイカと言っても一夜干しのものが使われるので、スルメのように固くなく、塩辛のイカのように水っぽくもなく、程よい歯ごたえです。一度干してあるのでイカ臭さは抑えられて、麹との相性が絶妙です!

酒のつまみにぴったりな一品ではありますが、筆者は鳥取に戻ると必ずコンビニで白飯を買って、ホテルでするめ糀漬と食べます!ご飯との相性も最高なのです。

地元の様々なメーカーが作っており、スーパーや土産物屋で売っています。
※10度以下の要冷蔵品です。

4.板わかめ

板わかめは、山陰のきれいな海で採れたわかめを板状に乾かしたものです。

  • 島根の海

増えるわかめなどの乾燥わかめは、水で戻さない状態では固くて食べられませんが、板わかめは薄くのしてあるため、パリパリとそのまま食べられます。

そのままおやつやお酒のつまみに食べても良いですし、コンロの火であぶってから食べるとパリパリ感が増し、香ばしさが加わります。

  • 写真:Tamami Persson

また、王道の食べ方は、手でくしゃくしゃに砕いてご飯にかけて食べる食べ方です。わかめをご飯にかけて食べると言うのは意外な食べ方かも知れませんが、板わかめは自然の塩味がついており、これが合うんです!

板わかめのパリパリとふっくらしたご飯が口の中でハーモニーを奏でます(笑)握ったおにぎりの全面に、細かく砕いた板わかめをまぶして食べても美味しいです。

また、板わかめは味噌汁の具などにも使えます。増えるわかめは水で戻すと、海から採った時のようになりますが、板わかめの場合は少ししゃっきり感が残り、歯ごたえも違います。味も、磯臭さよりもわかめの風味が強調される感じですので、ご購入の際は是非お試しください。

島根、鳥取の複数の加工会社が製造・販売しており、スーパーや土産物屋にて購入できます。

5.どじょう掬いまんじゅう

どじょうすくいは、島根県安来市の民謡 安来節に合わせ、ひょっとこのような顔をしながら踊る愉快な踊りです。

ひょっとこのかたちのお饅頭に、ほおかむりをかぶせたようなパッケージがひょうきんなどじょう掬いまんじゅうは、1967年誕生だそうです。

全国的にあまり知られたお菓子でないため、筆者はよく帰省の後、他県の人にお土産としてあげていましたが、包みを開けた瞬間にちょっとびっくりして笑いが起こっていたものです。

乾いた質感の洋風の皮は卵風味で、ちょうど福岡のひよ子にも似た感じ。中の餡は色んな種類があり、地元の人には馴染み深いオリジナルの白餡の他、最近ではいちご、抹茶、チョコ、さらに山陰で栽培の盛んな二十世紀梨味と、たくさんのバリエーションが加わっています。

終わりに

いかがでしたか。山陰地方にはまだまだ紹介し切れない美味しいものがたくさんあります。機会があれば是非山陰地方へ出向いて、お土産ハントを楽しんでくださいね!

鳥取、島根両県とも観光連盟が運営する旅のお役立ち情報満載のサイトがあります。興味を持っていただけたら是非参考にしてくださいね。

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