倉吉で「たいやき」と言えば、米澤たいやき店!と言われているほど、大人気のたいやき屋さんが、赤瓦・白壁土蔵群から歩いてすぐの距離にあります。白い薄皮のたいやきで、あんこは尻尾までびっしり。平日・休日問わず、地元民から観光客まで多くのお客さんで賑わいます。今回は、昔ながらの変わらない味が大人気の「米澤たいやき店」についてご紹介します。
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「米澤たいやき店」とは?
昭和23年創業の米澤たいやき店は、倉吉市の人気観光地である赤瓦・白壁土蔵群から約300メートルの距離にあり、徒歩5分くらいで着きます。
地元では「倉吉でたいやきと言えば、米澤たいやき店でしょ!」というほどの有名店で、いつも地元民や旅行者など、多くのお客さんで賑わっています。
お店で使われているたいやきの焼き型は、創業当時から修理しながら大切に使われ続けているもので、5種類30本もあるそうです。
そのなかから現在は、厚さ・重さなど一番美味しく焼けて使いやすいものを約10本使っており、熟練の技で一枚ずつ丁寧に焼き上げられています。
型に入れて一枚一枚手づくりのため、焼きあがったたいやきの姿は、型の種類ごとに微妙に異なっており、米澤たいやき店ならではの魅力の1つとして愛されています。
開店当時から変わらない焼き方と懐かしい味を守り続け、地域住民や県外にも多くのファンをもつ、人気の老舗店です。
店内の様子
米澤たいやき店では、お持ち帰りはもちろんのこと、店内には広いイートインスペースもあるので、ゆっくりと食べていくこともできます。
外からもよく見える、お店の出入り口のすぐ横でたいやきが焼かれており、その手前にレジがあります。お持ち帰りの場合でも、店内で頂いていく場合でも、まずはそちらでご注文とお会計をします。
お会計を終えたら出来上がるまで、店内で待ちます。混んでいる時は少し時間がかかりますが、店内には鳥取に関する本や、米澤たいやき店のミニチュアなどもあり、見ているとなかなか面白いです。
出来立てアツアツの名物たいやきが出来上がるまで、しばし待ちましょう。
名物のたいやきを食べよう!
お店の混み具合にもよりますが、筆者が訪れた時には5分ほどで注文した名物のたいやきが運ばれてきました。
生地の色は白く、なかのあんこが透けて見えるほどの薄皮です。
全体的にはパリパリした生地ですが、ぎっしりと入ったあんこの重みに限界をむかえそうなお腹部分は、その熱で柔らかくなり、モチモチとした食感も楽しめます。
半分に割るのが難しいほど、本当にあんこがいっぱい入っており、尻尾の方にまでギュウギュウです。
これだけぎっしりとあんこが入っているにも関わらず、絶妙な塩味がきいているので飽きることなく食べられます。赤瓦・白壁土蔵群の食べ歩きスイーツには絶対に欠かせないオススメ品です。
ぜひ、創業当時から変わらない手法で一枚一枚丁寧に焼かれた、倉吉の名物たいやきを味わってみて下さいね。
その他のメニュー
米澤たいやき店では、名物のたいやき以外にもメニューがあります。
1個100円の大判焼(あずき・白あん)や、たこやきが14個入りで400円、8個入りで240円など、大変リーズナブルです。
大判焼は、たいやき同様、なかのあんがあふれるほど詰まっており、食べごたえのある1品です。
どちらも出来立てアツアツで頂けるので、たいやきと合わせてぜひ注文してみて下さいね。
おわりに
赤瓦・白壁土蔵群に観光に訪れたら絶対に食べておきたい米澤たいやき店のたいやきはいかがだったでしょうか?
地元では本当に有名なたいやき店ですが、赤瓦・白壁土蔵群のメインストリートからは少し離れているため、初めて観光で訪れた方は知らずに帰られてしまうことも多いです。
せっかく赤瓦・白壁土蔵群まで訪れたのに、このたいやきを食べずに帰ってしまうのは勿体ないです!倉吉観光をされる際には、ぜひ米澤たいやき店にも足を運んでみて下さいね。