エディルネは、ブルガリアとギリシアに国境を接する穏やかな空気が流れるトルコ西端の街です。世界遺産のセリミエ・モスクを観光したら美味しいグルメも味わいたいですよね!名物のレバーの唐揚げを含む、おすすめグルメをご紹介します。
この記事の目次表示
【1】レバーの唐揚げ「タヴァ・ジエル」
エディルネに来てまず食べたいのが、エディルネ名物のタヴァ・ジエルです。トルコ語で、タヴァは揚げ物、ジエルはレバーという意味。このエディルネ名物を出すお店は街中のあちこちで見かけますが、一番人気のお店は「アイドゥン・タヴァ・ジエル」です。平日でもお店の外の席までいっぱいになっているくらいの人気っぷり。
タヴァ・ジエルを注文すると、まず最初に付け出しがテーブルに運ばれてきます。ざく切りにした生玉ねぎ、トマト、獅子唐と乾燥させた唐辛子です。メイン料理のタヴァ・ジエルにつけるためのソースもこの時に運ばれてくるので、パンや野菜と一緒に食べてみましょう。
しばらくすると、お皿いっぱいに盛りつけられたタヴァ・ジエルが運ばれてきます。新鮮なレバーをほどよく薄切りにして、油でサクッと揚げたもので、味自体はとてもシンプルですが、一人分でもかなりのボリュームがあるので、2~3人でシェアしてもよさそうです。
- アイドゥン・タヴァ・ジエル
- トルコ / 中東料理
- 住所:Sabuni, Tahmis Çarşısı Sk. No:8, 22000 Edirne Merkez/Edirne地図で見る
【2】ジューシーなトルコ風肉団子「キョフテ」
エディルネのもう一つの名物といえば、キョフテ。香辛料や玉ねぎなどがミンチにしっかりと練りこまれており、本来の牛肉の旨みがより一層引き立つ、トルコ風の肉団子です。
エディルネでキョフテを食べるなら、セリミエ・モスクとエスキ・モスクの近くにある「キョフテジ・オスマン」がおすすめ。坂の途中にあるこのお店のテラス席からは、セリミエ・モスクはもちろん、エディルネの穏やかな街の雰囲気を味わうことができます。
お店のソースは先代から続く秘伝のもので、少しピリ辛な味がクセになります。パンにつけても美味しいですし、もちろんキョフテや野菜につけても美味しくいただくことができます。ソースのおかわりは自由にできます。キョフテの大きさは直径4センチくらいですが、味がしっかりとしているので6個(一人前)を食べ終わる頃にはお腹いっぱいになります。
- キョフテジ・オスマン
- トルコ / 中東料理
- 住所:Yıldırım Hacı Sarraf, Meydan Vakıf Sk., 22000 Edirne Merkez/Edirne地図で見る
【3】鶏の炭火焼き「ウズガラ」
唐揚げや牛肉よりもあっさりしたものが食べたいときは、鶏肉料理がおすすめです。「ウズガラ」というのは、オイルを使わずに焼いた炭火焼きのことで、エスキ・モスクのすぐ近くにある「アイチチェイ・ピリチ・エヴィ」では、その日に捌いた新鮮な鶏肉のウズガラをいただくことができます。
特に決まったメニューはないので、お店に入ってショーケースの中に入っている鶏肉を選び、食べたい鶏肉を指さして、「〇〇グラム」と伝えるだけでOK。注文が終わったら店内の好きな席で鶏肉が焼きあがるのを待ちます。するとお店の入り口付近にある炉端から香ばしい匂いが店内に漂ってきます。
驚くのはその価格で、鶏肉1枚(写真のものはだいたい150gくらいです)、無料のパンと塩味のヨーグルトドリンク・アイラン、獅子唐もついて全部で7,5TL(約143円)。何種類も食べてみたくなる価格です!
- アイチチェイ・ピリチ・エヴィ
- トルコ / 中東料理
- 住所:Edirne Merkez 22100 Edirne地図で見る
おまけ☆トルコの肉料理によくあうドリンク「アイラン」
せっかくトルコに来てトルコ料理を食べるなら、飲み物もトルコらしいものに挑戦してみてはいかがでしょうか。肉料理を出すたいていのレストランには、ドリンクメニューに「アイラン」があります。日本ではヨーグルトといえば砂糖かもしれませんが、トルコでは塩味が一般的です。さらっとした飲み心地で驚くほど肉料理にあうので、一緒に注文してみてはいかがでしょうか。
おわりに
エディルネに来たら絶対に食べたいおすすめの料理を厳選して3つご紹介しました。どのレストランも観光地から徒歩圏内なので、観光のついでに気軽に立ち寄ることができます。ランチにもディナーにもぴったりな料理なので、ぜひエディルネ名物に挑戦してみてくださいね!
※価格は2019年8月現在(1TL約19円)