旅行中の楽しみのひとつといえば美味しい食べ物!世界三大料理のひとつであるトルコ料理は、日本人でも食べやすいものから、この組み合わせ、大丈夫?と言いたくなるものまで様々です。せっかくトルコに来たのなら是非挑戦したい、厳選した6つのおすすめ料理をご紹介します。
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1.アダナ・ケバブ
ケバブには実はたくさん種類があるのをご存知ですか?回転している肉の塊を削ぎ落して食べるケバブはドネルケバブ (Döner Kebabı) といい、日本で最も馴染みのあるものかもしれません(dönerとは回転する、という意味です)。
でもせっかくトルコに来たからにはほかの種類にもチャレンジしてみませんか?こちらの長い棒のようなものがアダナ・ケバブ(Adana kebabı)です。
アダナとはトルコの地名のことです。挽肉にみじん切りの玉ねぎやニンニク、唐辛子、パセリなどを練りこんで、鉄串の周りに貼りつけ、炭火でじっくりと焼いたアダナ・ケバブはピリッとスパイスが効いたエキゾチックな味が特徴的です。
付け合わせの焼いたトマトや唐辛子もよくあうジューシーな肉料理です。お店によってスパイスの加減も微妙に異なるので食べ比べてみましょう!
2.イスケンデル・ケバブ
もうひとつおすすめのケバブがイスケンデル・ケバブ(İskender Kebabı)です。ドネルケバブにヨーグルトとトマトソースをかけたこのメニューの発明者がイスケンデル・エフェンディだったことからこの名前がつきました。オスマン帝国の古都ブルサの名物料理でもあります。
ケバブの下には角切りのパンとヨーグルトが入っています。パンは、肉とヨーグルトの旨みを吸いこんで、食べやすい柔らかさになっています。見た目はヘビーですが、ヨーグルトのおかげでさっぱりと食べることができるボリューム満点の一品です。
3.ラフマジュン
続いて紹介するのはラフマジュン(lahmacun)という一見するとピザのような食べ物です。一般的なピザよりも薄い生地が使われていて、羊や牛の挽肉、トマト、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜のみじん切りがトッピングされ、スパイスがアクセントになっています。
下の写真の右下半分が一般的なピザです。持ち上げた生地の薄いほうがラフマジュンです。生地の薄さだけでなく、載っている具材も微妙に違います。
このまま食べることもありますが、熱いうちに野菜を巻いて食べたり、レモンを絞って食べると味に変化があり、より美味しくいただけます。
4.ヤプラック・サルマス
サルマ(Sarma)とはトルコ語で「巻く」という意味です。Yaprak sarması(ヤプラック・サルマス)は、ブドウの葉(yaprak)の塩漬けに、挽肉、玉ねぎ、ハーブ、お米などが巻かれている、日本人にはあまり馴染みのない食べ物です。ロールキャベツよりもかなり小ぶりで一口で食べられる大きさです。
大きさや太さはお店ごとに少しずつ異なっています。レモンを絞って食べたり、写真のようにヨーグルトをたっぷりつけて食べると、よりトルコらしい味わいになります。
ヨーグルトとブドウの葉と挽肉とお米という、味の予想のつかない組み合わせですが、意外とクセがなく、日本人の舌にもあうトルコ料理のひとつです。