明石市

【明石】魚の棚で食べられるお魚の美味しいお店「鮨 希凛」と「季節料理 藤原」

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:39都道府県

2021年2月18日更新

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新鮮な旬の魚介類が豊富に並ぶ明石の台所「魚の棚商店街」!今回は、そんな商店街の中にあり、美味しいお魚を思う存分食べられるお店2つを、明石生まれで明石育ちの筆者がご紹介します。観光の合間に是非お立ち寄りくださいね!

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魚の棚商店街

地元の私達は「うぉんたな」と呼ぶ瀬戸内海屈指の魚の宝庫で、商店街には100店舗以上が軒を連ねています。明石で有名な鯛や蛸の他にも旬の新鮮な魚介類が多く並び、「庶民の味方の価格」で購入することができます。

筆者が子どもの頃には、蛸もケースから出て「うぉんたな」の商店街を歩いていたものです(笑)。今でも、ピクピク動いている魚介類が見られます。それだけ活きの良い魚介類が、沢山販売されているのですよ!

ひしめくお店から飛び交う威勢のいい掛け声に、買い物意欲も高まります。お客さんもお店の人も、みんな笑顔。時には小学生が遠足でやってきて、お金を握りしめて買い物をしている光景も見られます。もちろん可愛いので、ちゃっかりオマケもしてもらっているようです♪大人でも、とびきりの笑顔で「オマケして~!」とお願いしてみましょう。きっと満足のいくお買い物ができるはず。

ご自宅用やお土産にふさわしい魚介や干物、調理済食品を端から端まで歩きながら見て歩くのも楽しいけれども、折角なら明石ならではのお魚料理を召し上がってみるのはいかがでしょうか?

魚の棚から明石浦漁協までは車で5分。その地の利の良さを最大限に生かした、新鮮なお魚料理をいただけますよ。

魚の棚商店街
明石市 / 商店街 / 雨の日観光
住所:兵庫県明石市本町地図で見る
電話:078-911-9666
Web:http://www.uonotana.or.jp/

【1】鮨 希凛(きりん)

特上握り(3,200円)

希凛のお昼の「おまかせ握り」のお品書きは、つき出し・おまかせ握り10貫・赤だし。席につくとおしぼりなどがセットされます。小皿に醤油を入れてスタンバイします。

  • 写真:まき

それでは或る日の、季節を感じられるおまかせ握り(特上)を出てきた順にご紹介しますね。

  • 写真:まき淡路島のもずく
  • 写真:まき天然鯛
  • 写真:まき太刀魚
  • 写真:まきカツオ

突き出しの淡路島のもずくは、しっかりした太さがあり、のど越しトゥルントゥルン!おろし生姜との相性も抜群で、酸っぱさにつられて食欲がわいてきます。「天然鯛」は、少しだけお醤油をつけていただきましたが、心地よい食感で上品な甘味を感じます。

「太刀魚」は、肉厚だけどフワッと柔らかく、この日いただいた中でピカイチのネタでした!旨みを閉じ込めるために、炙られています。何もつけずにそのままいただきましたが、忘れられない美味しさ。「カツオ」も何もつけずにいただきます。カツオの上にトッピングされているのは、練り梅・おろし生姜・葱、そして何と塩辛!それぞれの分量が考え尽くされていて絶妙な美味しさです。

  • 写真:まき天然本マグロ
  • 写真:まき生蛸
  • 写真:まきつばす
  • 写真:まき蒸し穴子

「天然本マグロ」は少し醤油をつけていただきました。ジュワーっと旨みが口中に広がります。「生蛸」は漁場ならではのネタですよね!練り梅の味でいただきます。

「ハマチの子どもです。」と置かれたのは「つばす」です。薄く切った2枚の切り身をずらすようにシャリに乗せており、そのままいただきます。おろし大根の効果で、余計にジューシーに感じました。「穴子」は、旨みあふれるなんとも上品な味。フワッフワです。

  • 写真:まきあこう
  • 写真:まき川津海老
  • 写真:まき淡路島の雲丹
  • 写真:まき

「あこう」は、見ただけで美味しいのがわかる逸品。繊細な魚の味を楽しめます。「川津海老」は、ほのかな甘さがあり、口の中でとろける感じ。「淡路島の雲丹」は、濃厚でクリーミー。〆にふさわしいネタです。「赤だし」は、お好みのタイミングでお願いできますよ。具は鰤のアラとえのきだけと三つ葉です。

お店の場所や雰囲気など

希凛は、魚の棚商店街の西よりの方にあります。下の写真左側に写っているのが2号店で、右側の白い店舗が本店です。また、淡路島で3号店もオープンされています。

  • 写真:まき2号店(手前)と本店(奥)

本店の外観がこちら。スタイリッシュでモダンな外観ですが、店内に足を踏み入れると落ち着いた雰囲気が漂っています。

  • 写真:まき

ドアを開けて入店すると、すぐに生簀が。

  • 写真:まき

入店したら、靴を脱いで(脱いだ靴はスタッフが靴箱へ移動してくれます)案内される席へ。手前にカウンターが6席と、奥に4人掛けのテーブル席が2つあります。

  • 写真:まき出入口から見た店内の雰囲気

おすすめはカウンター席

  • 写真:まきカウンター席
  • 写真:まきテーブル席

テーブル席でみんなでワイワイいただくのも良いですが、オススメはカウンター席。その醍醐味は、何といってもカウンター越しに見える職人技です。仕込みも握り方も、江戸前。この丁寧な仕事ぶりを見ることができ、何とも贅沢なひと時を過ごせます。

お櫃(ひつ)に用意されたシャリは、握らない時には蓋がされているのでほんのり温かく、米酢と赤酢がブレンドされたすし酢が、ネタの良さを最大限に引き出しています。ネタの鮮度を保つための技も光っていて、上質な魚本来の味を思う存分に味わえますよ。ひと手間加えられる瞬間が、見ていてワクワクします。

本店、2号店ともに事前予約がおすすめ

本店も2号店も提供される魚やシステムなど同じですが、店内の雰囲気や器や提供されるタイミングが違うので、両方行ってみてお気に入りの店舗を選ぶのもいいかも。人気店ですので、予約はしておいたほうがいいですよ。

今回ご紹介した以外にも、小鉢やお刺身などが味わえるコースもあります。

  • 刺身とにぎり(5,400円):小鉢・刺身・握り10貫・赤だし
  • コース料理(5,400円):小鉢・刺身・料理2品・握り7貫・赤だし
  • コース料理(8,640円):小鉢2品・刺身・料理2品・握り7貫・赤だし
  • コース料理(10,800円)要前日予約:小鉢2品・刺身・料理2品・握り7貫・赤だしで、8,640のコースとは使われる魚と分量が違ってきます。

お寿司はお客の食べるペースを見計らってネタを提供してくださるので、最高の状態で味わうことができます。その日の仕入れによってネタは変わりますし、隣のグループのお客さんと違うネタになることも。ちなみに名脇役のガリは、なくなれば追加してもらえます。

寿司 希凛(本店)
明石市 / 寿司 / ランチ
住所:兵庫県明石市本町1丁目2-14地図で見る
電話:078-918-3737
寿司 希凛(2号店)
明石市 / 寿司 / ランチ
住所:兵庫県明石市本町1丁目2-15地図で見る
電話:078-911-0091

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この記事を書いたトラベルライター

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そんな私が主人と出会って、ますますそれらがエスカレートしちゃいました(笑)
25年以上、食に関する仕事をしていますので一番の得意分野はズバリ「グルメ」♪
皆さまに沢山の美味しいお店や素敵なスポットをご紹介できるといいな、と思います。
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