ボルチモアといえば港町!アメリカ東海岸の「Chesapeake Bay チェサピーク湾」にある都市で、ブルークラブという美味しいワタリガニも有名です。ワシントンD.C.から車で1時間ほどで日帰り観光もOK!港町らしいハーバーで美味しいシーフードを食べたり、水族館で遊んだり、博物館を巡ったり。またスポーツも、MLB(野球)にNFL(アメフト)など盛んです。そんなボルチモアの魅力をぜひご紹介したいと思います!
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港町として発展してきた「ボルチモア」とは?
「ボルチモアって聞いたことはあるけど、どこにあるか知らない…」という方がほとんどではないでしょうか?
アメリカ東海岸、ワシントンD.C.から北へ車で1時間ほどに位置する メリーランド州の一番大きな都市 です。また、アメリカで 最も古くからある都市 の1つ。かつては水路の要地として発展してきたそう。姉妹都市もたくさんあり、日本では川崎市が姉妹都市です。
スポーツ、ミュージアム、歴史的建造物など見所は色々あるのですが、やっぱりまず足を運びたいのは「Inner Harbor インナーハーバー」と呼ばれるウォーターフロント。
今でこそ “ウォーターフロント” という言葉は当たり前にありますが、実は 港町を綺麗に見せる都市構築を初めて実現したのがボルチモアだったんです!ボルチモアの成功を見て、世界中の海辺や川辺の街が追従したとか。
今回は、そんなインナーハーバーを中心としたボルチモアの楽しみ方をご紹介します。
綺麗に整備されて賑わっている「Inner Harbor インナーハーバー」
インナーハーバーには、水族館、美術館、博物館など見どころがいっぱいあり、観光客で賑わっています。もちろんそんな施設で楽しむのも良いのですが、せっかく港町にきたなら、やっぱりまずは気持ちいい海辺を楽しみましょう!
とても綺麗に整備されていて、海風を感じながら散策するのも心地よいです。また観光案内所のすぐ隣にある横に長〜い建物 「Harbor Place ハーバープレイス」は、レストラン、カフェ、お土産屋さんなど、様々なショップが入っています。
インナーハーバーの光景を眺めながら食事が楽しめるレストランのテラスも、とってもいい雰囲気♪ 「どこでご飯を食べようかな〜?」と物色しながら歩くのも楽しいひと時です。
- ボルチモア ビジターセンター
- アメリカ / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:401 Light St, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:https://baltimore.org/article/baltimore-visitor-ce...
- ハーバープレイス
- アメリカ / ショッピングモール・デパート
- 住所:301 Light St Light St. Pavilion, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:https://www.harborplace.com
美味しいシーフードがいっぱい!
ボルチモアに入り組んでいる 「Chesapeake Bay チェサピーク湾」は海の幸が豊富!blue crab(ブルークラブ)というカニや、clam(クラム=ハマグリみたいな大きな貝)、oyster(牡蠣)などのシーフードが楽しめます。
港町で食べたいのは、やっぱり クラムチャウダー!! だいたいどのお店にも Cup(小)と Bowl(大)の2サイズあるのですが、日本人ならcupで十分!だと思います。Cup$6(約660円)、Bowl$8(約880円)がこのエリアの相場です。
クラムチャウダーだけでもお腹いっぱいになりそうなので…とサラダを頼んでも、このボリューム!今度は、クラムチャウダーのカップが小さく見えます(笑)。
しかも、さすがボルチモアの「シェフおすすめサラダ」。トッピングには、まるで鳥肉のような肉厚なカニ肉がたっぷり!
ハーバープレイスに入っているレストランは時々入れ替わるようですが、今ならシーフードが美味しいお店としては、カジュアルな 「Bubba Gump Shrim」や、少し高級感のある「Mccormick & Schmicks」がおすすめ。どちらも全米で展開している人気のお店です。
- ババ・ガンプ・シュリンプ(ボルチモア)
- アメリカ / 魚介・海鮮料理
- 住所:301 Light St, Suite 1405, Baltimore, MD 21202-1037地図で見る
- Web:http://www.bubbagump.com/index.asp
- マコーミック & シュミックス シーフード & ステーキ(ボルチモア)
- アメリカ / 魚介・海鮮料理 / 洋食・西洋料理
- 住所:711 Eastern Ave, Baltimore, MD 21202-4694地図で見る
- Web:http://www.mccormickandschmicks.com/
実際に活躍した船や潜水艦が【海洋博物館】に!
眺めの良いインナーハーバーを見渡すと、すぐに目に入るのは3つの大きな船。その3隻と、少し奥に隠れているもう1隻、そしてハーバーの先にある灯台、これら合わせて5つがボルチモアの誇る「Maritime Museum 海洋博物館」です。
艦隊や灯台の内部が一般公開されているユニークな博物館で、当時の乗組員の船の中での生活の様子を見たり、造船の技術などを知ることができます。
1:戦闘型の帆船【USS Constellation 砲艦船コンステレーション】
「コンステレーション」というと「航空母艦」というイメージが強いですが、これは帆船!南北戦争(1861〜1865年)で実際に使われていて、アメリカの船舶の歴史を今に伝える米海軍の遺物…だそうです。船のサイドを見るとわかりますが、大砲がついていますね。
- 砲艦船コンステレーション
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:301 E Pratt St, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.historicships.org/constellation.html
2:テンチ級の潜水艦【USS Torsk トークス】
もう1つは外観もインパクトあり!戦闘系ですが、こちらは 潜水艦。1944年に建造されたそうです。アメリカの潜水艦というと、日本ではガトー級の方が有名?! この「トークス」は、ガトー級をさらに改良した「テンチ級」だそうです。
- トークス
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:501 E Pratt St, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.historicships.org/torsk.html
3:灯台の役割を担っていた【Lightship 116 Chesapeake 灯台船 チェサピーク号】
まだ灯台が建設されていない時代は、“船が船を” 誘導していたんですね〜。この 「チェサピーク号」は1930年頃に建造され、マストから1,000ワットの光を放ってチェサピーク湾の安全に貢献したそうです。
- 灯台船 チェサピーク号
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Pier 3, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.historicships.org/chesapeake.html
4:真珠湾攻撃にも関わった【USCGC Taney 沿岸警備船 タイニー号】
インナーハーバーの桟橋の間にあるのは「沿岸警備船」。沖縄戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争など多くの戦争で護送船として活躍したそうです。護送船とはいえ撃墜する機能も備えているそうです。
- 沿岸警備船 タイニー号
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Pier 5, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.historicships.org/taney.html
5:エンジ色の灯台【Seven Foot Knoll Lighthouse 】
“knoll” とは “小さな丸い丘” というような意味ですが、この灯台もまさにそんな見た目。灯台というと高い白い塔ですが、「Seven Foot Knoll Lighthouse」は背は低く、丸くて可愛い形をしています。1856年に建てられてから 133年も活躍 してきたそうです。
- Seven Foot Knoll Lighthouse
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Pier 5, Baltimore, MD 21202 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.historicships.org/knoll-lighthouse.html
海洋博物館の料金について
船を2つだけ観るか、4つ全て観るかによって金額が変わります。
- 船2つまで $15(約1,700円)
- 船4つ全部 $18(約2,000円)
子供料金やシニア料金も細かく設定されていますので ホームページをご参照ください。
なお、上記に紹介した5つ目の灯台は、どちらのチケットでも観ることができます。
- 海洋博物館(ボルチモア)
- アメリカ
- 住所:Pier 3, Baltimore, MD 21201地図で見る