アメリカ
アメリカ観光
大都会も大自然も楽しめるエキサイティングな国

本物の街が丸ごと歴史博物館!【コロニアル・ウィリアムズバーグ】(アメリカ・バージニア)

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2019年1月24日更新

9,863view

お気に入り

【コロニアル・ウィリアムズバーグ】は、18世紀の植民地時代にバージニア州都として栄えた歴史的な街。その街を復元させ、今では実際にここに住んでいる人たちが当時のままの暮らしを営んでいます。そんな、まるで街全体がテーマパークのような【コロニアル・ウィリアムズバーグ】の歩き方をご紹介します!

この記事の目次表示

18世紀の環境で人が生活をしている!【Colonial Williamsburg コロニアル・ウィリアムズバーグ】

ただの歴史的保存地区ではなく、ただのテーマパークでもない…建物も人も、街が丸ごと 植民地時代の18世紀のまま。それが【Colonial Williamsburg コロニアル・ウィリアムズバーグ】です。

場所はバージニア州、ワシントンD.C.から車で3時間ほどのところにあります。一体全体、どういう街なのか、もう少し詳しくご紹介します。

繁栄!からの衰退…そして再建

この街は、イギリス植民地時代は「州都」として栄えた歴史的にも重要な街!…だったそうですが、独立戦争中に州都がリッチモンドに移って以来、人が離れ、衰退の一途を辿ります。

それを救ったのが、この街の教会地区に勤めた 牧師のグッドウィン と、当時の 大富豪ジョン・ロックフェラー2世 。ロックフェラー家といえば、NYはマンハッタンにある「ロックフェラー・センター」でも有名ですね。

「貴重な歴史的な街を再建したい!」という熱い想いを持つグッドウィンと、30年に渡って多額の資金提供をし続けたロックフェラー2世、この2人のタッグが見事に成功して、現在の【Colonial Williamsburg コロニアル・ウィリアムズバーグ】が再建されたんです。

ただの歴史的保存地区ではない!

コロニアル・ウィリアムズバーグ の街中にある建築物は、全て18世紀の植民地時代までのもの。中には復元されたものもありますが、そういった復元が必要な建物を含め、徹底的に街全体を18世紀当時のままに再現させたんだとか。

ただのテーマパークではない!

世界には様々なテーマパークがありますが、基本的に従業員は毎朝自宅から出勤しますよね。でも、「コロニアル・ウィリアムズバーグ」で働いている人は、ここに住んで生活しているんです。

もちろん服装は18世紀のものですし、住民は当時と同じようなしゃべり方をします。18世紀の日本は江戸時代、例えるなら「おめえさん、さあ、おあがりなんし」という感じでしょうか(笑)。

そして売られているものも、ここで働いている人たちが、ここで作ったものばかり。すなわち、18世紀に 売られていたものまで忠実に再現 しているということ。パンも、靴も、帽子も、家具も、銀細工も、薬ですら18世紀当時の調合をしています。もちろん、農場や牧場もあります。

要するに、コロニアル・ウィリアムズバーグ は、住民、住まい、住民が作るもの、建物などが18世紀に終結した街なのですね。 “生きた博物館” とも言われるのも納得です。

コロニアル・ウィリアムズバーグの基本的な歩き方

街は東西に長く、メインストリートは 「Duke of Gloucester St.」 。メインストリート沿いにあるお店や建物の裏道に行けば、畑や牧場などが広がります。

東西まっすぐ歩けば20分ほどの距離ですが、もちろん途中にたくさん見所があるので、じっくり半日くらいかけて、一軒一軒をまわりたいものです。

なお、街中は車の乗り入れは禁止されているので、街の北にあるビジターセンター、もしくは南にあるホテルやレストランの駐車場に停めるのをオススメします。

なんとこのエリアへの入場は無料!

博物館やテーマパークとは異なり、“現存する街” なので、この街に入るのに 入場料はかかりません♪

でも、「飽くまで通り抜けるだけなら」の話です。靴屋さんや銀細工店といった伝統技術を見せてくれるお店や歴史的な建物に入る場合、屋外パフォーマンスに参加する場合などは、有料となります。

チケット売り場について

入場チケットは様々なタイプがありますが、1日だけじっくり色んなお店に入ったり、実演を見たい方は、一番ベーシックな 【SINGLE-DAY TICKET $25.99(約3,400円)】がオススメ!街の北に隣接するビジターセンターで販売しています。

また、街中に入ってからも購入可能!メインストリートにも3箇所チケット売り場があります。

  • Merchants Square Ticket Office
  • Lumber House Ticket Office
  • William Pitt Shop

街中MAP にある、オレンジ色の丸い「T」と印されている場所が、そのチケット売り場です。

次のページを読む

アメリカの旅行予約はこちら


アメリカのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

アメリカのホテルを探す

アメリカの航空券を探す

アメリカの現地アクティビティを探す

アメリカのWi-Fiレンタルを探す

アメリカのレンタカーを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024最新】アメリカの人気観光スポットTOP51!トラベラーが行っている観光地ランキング

タイムズスクエアやディズニーランド、セントラルパークなどのアメリカの数ある観光スポットを、トリップノートの9万2千人を超えるトラベラー会員(2024年1月現在)...


年末年始の海外旅行におすすめの国・都市16選!お正月は海外で年越ししよう

お正月休みに海外旅行へ出かけたいという方に、冬にベストシーズンを迎える国や、年越しのカウントダウンイベントが魅力の旅行先など、年末年始の海外旅行におすすめの国・...

【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第一弾

女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさや物価の安さ、食事のおいしさなどを総合し...

カリフォルニア州ニランドの自由の街 スラブシティ 見どころ3選

カリフォルニア州ニランドに、「Slab City(スラブシティ)」という、人々が自由気ままに生活しているエリアがあります。そこは、電気が通っていないにもかかわら...

【アメリカ】誰でも訪問可能!アップル本社のApple Park Visitor Center

使いやすさとデザイン性を重視した製品に定評のあるアップル社。カリフォルニア州にある本社キャンパス(通称Apple Park)のビジターセンターも近未来的でありな...

この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

【大丸神戸店】デパ地下で楽しくお買い物!神戸土産にもぴったりな名物13選

神戸観光の人気エリア、旧外国人居留地にある【大丸神戸店】は、神戸元町を象徴する建物として鎮座しており、地元人も観光客もショッピングや飲食に訪れる人気スポット。そ...


【岡山県・西粟倉村】ただの田舎じゃないその魅力とは?!

かつて市町村合併が進んだ中、あえて「村」として生きる道を選んだ岡山県の「西粟倉村」。今、ここには若く発想力も豊かでエネルギッシュな人たち、ローカルベンチャーを目...


シカゴに行ったらコレを食べよう!歴史と共にある4つの個性派グルメ

アメリカ本場でステーキといったらニューヨーク?いえいえ実は、アメリカ人の間では「肉といったらシカゴ!」と言われているそうです。その他にもシカゴには、シカゴピザや...

日本ではできない体験!アメリカでガン・シューティング【GILBERT INDOOR RANGE】

日本では一般人が実弾の入った銃を撃てる機会はほとんどありませんが、アメリカでは初めての人でも実弾でガン・シューティングができる射撃場がたくさん!屋内の射撃施設「...

車で行こう!子連れで楽しもう!【ユニバーサル・スタジオ・ジャパン】

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下 USJ)に子連れで車で楽しく行きませんか?!子供用のたくさんの荷物も車ならラクラク♪ 駐車場情報や入場時の混雑具合、また...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります