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朝食
写真：藍ai
朝は、入り口で数種類あるふりかけ、海苔、納豆などを自由に取って席につきます。朝食も旅館と同じような内容ですが、湯豆腐を中心とした精進料理です。朝のお勤め後に、朝食を頂きます。
宿坊に泊まる特典
朝のお勤めへの参加
- 写真：藍ai朝のお勤め終了後、御室会館へと戻る途中。お坊さんと写真を撮る外人さんも。
宿坊に泊まる特典はなんといっても、この朝のお勤めへの参加ではないでしょうか。宿坊への宿泊者は、朝6時半から金堂で始まる、お坊さん達の朝のお勤めに参加することができます。10分前には金堂に行き、お坊さん達の後ろに座りましょう。お経が読み上げられるのを聞きながら、静かに集中。その後、順番にお焼香をあげていきます。最後に、1人のお坊さんからお話を聞いて終了です。
冬の時期だと、朝6時半の外はまだ真っ暗。その真っ暗な空間にある光は、金堂の中で赤々と綺麗に燃えるろうそくのみ。とても幻想的な雰囲気を体験できます。
- 写真：藍ai
ちなみに、宿泊施設の御室会館から金堂までは徒歩8分ほどかかり、意外に遠いです。写真の通り、真っすぐに伸びる道をひたすら歩きます。時間に余裕をもって行動しましょう。
仁和寺御殿の無料拝観券付き
- 写真：藍ai
宿坊に宿泊した方は、仁和寺御殿の無料拝観券をもらえます。朝の一般客が少ない時間に訪れましょう。御殿には宸殿、霊明殿や素敵なお庭など見ごたえがたっぷりです。
意外な嬉しいサービス
布団の支度
筆者は宿坊に泊まる＝研修のようなイメージを持っていたのですが、布団の支度はスタッフさんが行ってくださいます。美味しい夕食を食べて部屋に戻ると、きちんと布団が用意されているので、嬉しいサービスです。
ミニマット
朝のお勤めが行われる金堂は、冬は寒いです。なぜなら、中と外との仕切りがなく開けっぱなしの状態だからです。さらに、椅子でも畳の上でもなく、冷たい床に座ります。そのため、仁和寺側が、体験参加者の為に、小さなマットを用意してくださっています。御室会館の入り口に置いてありますので、早朝に金堂に行く前に、それをお借りして持って行きましょう。
外国人には料理の説明も英語で対応
筆者が泊まった時は、ちょうど外国人グループも宿泊されていました。朝食時に、スタッフが各テーブルに料理を運んだ際に料理の説明をしてくださいます。その際に、外国人（欧米人）グループには英語で説明をされており、質問にも丁寧に答えていらっしゃいました。さすが世界遺産に登録されているだけあり、インバウンド対応もしっかりされている印象を受けました。
仁和寺の宿坊に泊まる方法
仁和寺の公式HP、楽天トラベル等の宿泊予約サイトから予約ができるようになっています。海外からの観光客も宿坊体験に来ているなど、かなり人気のようです。また、収容部屋が沢山あるわけではないため、宿泊を希望する際には早めに予約を取るのが良いです。
仁和寺 宿泊料金
仁和寺の宿泊プランは全部で3種類あります。料金も小学生以上と大人（中学生以上）で分かれているのは嬉しいですね。なお、小学生未満の幼児は無料です。
大人11,000円 小学生以上8,900円
【1泊朝食付き】
大人7,200円 小学生以上6,600円
【素泊まり】
大人6,200円 小学生以上5,600円
※料金は全て税込です。
※希望により、幼児用に寝具2,900円、夕食2,300円、朝食1,000円の用意も可能。
※京都市条例により、宿泊1名様1泊につき宿泊税200円を課税徴収されます。
仁和寺の宿坊に宿泊する際の注意点
支払いは現金のみ
宿泊代金のお支払いは現金のみとなります。クレジットカードは利用不可とのことですので、気を付けましょう。
門限あり
- 写真：藍ai
まさかの門限があります。ここが通常の宿と違う点ですね。門限は23時です。ただ、仁和寺の周りは住宅街で、夜に外で観光を楽しむ…というのはできない印象です。コンビニも近くには見当たりませんでした。
2食付きで予約の場合は、18時までのチェックイン必須
1泊2食付きで宿泊する場合には、18時までのチェックインが必要です。京都観光で遊びすぎて到着が遅れてしまう、ということが無いように仁和寺に向かいましょう。
チェックインの時間
チェックインは16時～22時までとなっています。ただし、18時以降は門が閉まるため、東門のインターホンを押して入りましょう。
驚き！一泊100万するプランもある
2018年にメディアでも話題になったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。それは、仁和寺境内にある2階建ての一軒家「松林庵」への1日1組貸切宿泊プランです。驚くのはその価格、素泊まり一泊100万円なのです。このプランには、御殿を一晩貸切る特典も付いています。外国人富裕層向けの高級宿坊とのことで、生け花体験や雅楽鑑賞も希望すればできるそう。泊まってみたいものです。
最後に
- 写真：藍ai
旅館に泊まるのも良いですが、「世界遺産に泊まる」という経験はなかなか貴重だと思います。それも格式高いお寺の仁和寺です。京都に訪れる際には、仁和寺に泊まる、というのもアリですよ。
- 仁和寺
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺 / 紅葉 / パワースポット / 春のおすすめ観光スポット / 桜の名所 / 世界遺産 / 庭園の名所 / 観光名所
- 住所：京都府京都市右京区御室大内33 地図で見る
- 電話：075-461-1155
- Web：http://www.ninnaji.jp/
