スペインの人気観光地・バルセロナに、世界でも珍しい、生ハムに特化した施設「Jamón Experience(ハモン・エクスペリエンス)」があります。普段何気なく食べている生ハムを、もっと深く"体験"してみませんか?
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生ハムがテーマの施設
スペインバルで定番のメニューである生ハム。日本でもイタリア料理屋やおしゃれなカフェでお目にかかることの多い食材ですが、その作り方や産地、種類について詳しく学んだことはありますか?
スペイン・バルセロナにあるJamón Experienceは、その名のとおりJamón(=生ハム)をExperience(=体験)できる、世界でも珍しい生ハムに特化した施設。
大きく分けると、ミュージアム、レストラン、ショップの3エリアに分かれており、それぞれのエリアで生ハムを「知って」、「食べて」、「買う」ことができるという、とにかく生ハムづくしのスポットです。
1. 生ハムを「知る」
地下1階のミュージアムゾーンでは、生ハムの産地や種類、作業工程、出荷時の審査方法など、普段なかなか知る機会のない生ハムに関する知識を学ぶことができます。
ヘッドフォンから流れる音声ガイダンスに従って館内を進んでいくシステムで、約15分ほどの内容。映像や、ちょっとした仕掛けが施された展示があったりと、飽きることなく楽しく回ることができます。
- 出典:www.flickr.comミュージアム内部(photo: JAMON EXPERIENCE BARCELONA, by OK Apartment)
2. 生ハムを「食べる」
ミュージアムのチケットには、生ハムの試食がついています。見学が終わると、2階の試食スペースへ案内されますので、学んだばかりの6種類の生ハムと、ドリンク(カヴァ、ワイン、ビール、水のどれか1杯)を楽しみましょう!
味はもちろん、香りや食感も全く違う6種類。左上がハモンセラーノ、右上がハモンイベリコ、そのほかの4種類はいずれもイベリコベジョータですが、それぞれ産地が異なります。普段「生ハム」と一括りにしがちですが、ミュージアムで学んだあとに食べると、面白いほど違いが分かりますよ!
写真右手前のカウンタースが試食スペース。左手奥に見えるのが併設のレストランで、そちらでは生ハムだけでなく、タパスを中心としたスペイン料理を堪能することができます。
3. 生ハムを「買う」
さて、生ハムについて知り、食べてみたところで、お気に入りの種類の生ハムが見つかったのではないでしょうか?そんな方は、1階のショップに立ち寄ってみましょう。
店内にずらーっと並んだ生ハムの原木!なかなかお目にかかれない光景ですよね。日本では入手困難な種類の生ハムもありますので、じっくり吟味してみてください。生ハムを削る職人たちの熟練の技もどうぞお見逃しなく!
なお、日本への生ハムの持ち込みは禁止されていますので、あいにく帰国時のお土産として持ち帰ることができません。購入した生ハムは、滞在中に食べ切ってしまいましょう!
これでアナタも生ハム通!
生ハムが身近な存在であるスペインならではのスポット、「Jamón Experience」。こちらで生ハムを"体験"すれば、きっとバル巡りの充実度も上がるはず。ぜひ、生ハムの世界にどっぷりとつかってみてくださいね!
- 【閉店】ハモン・エクスペリエンス
- バルセロナ / テーマパーク・レジャー
- 住所:Las Ramblas 88-93. Barcelona地図で見る
- Web:http://jamonexperience.com/en/