フィンランド・スオメンリンナ島。自然豊かなこの島は、6月には菜の花が咲き、フォトジェニックな風景が広がっています。またこの島にある要塞は、観光客だけでなく、地元の人々をも惹きつける美しい行楽地として知られています。北欧の短い夏に咲く花々や生い茂る緑、この時期にしか見ることのできない景色と、世界遺産にも登録されているスオメンリンナの要塞を紹介します。
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ヘルシンキからは船でスオメンリンナ島へ、プチトリップ!
「要塞の島」として知られるスオメンリンナ島へは、船で向かいます。船はマーケット広場から出ており、所要時間は15分、1時間に2〜3本運行しています。
24時間ヘルシンキ市内公共機関乗り放題のデイチケット(8ユーロ/980円)に、この船もカバーされているのが、旅行者には嬉しいポイント。
12時間有効のスオメンリンナ島へのフェリー往復チケットは、7ユーロ(860円)なので、フェリーチケットを単独で買うより、デイチケットを買って公共機関を使った方がお得です!
※レートは2017年5月現在
- スオメンリンナ島行きフェリー乗り場
- フィンランド / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Kauppatori helsinki, Finland地図で見る
フォトジェニックなスオメンリンナ島
緑豊かでピクニック気分♪
要塞を観光しに来たことを忘れてしまうような風景。緑がとても豊かで、この島にピクニックに来たような気分になります。
港近くの博物館などの施設やお土産屋さんを眺めて帰る方も多いのですが、ビジターセンターが推奨しているブルールートに沿って島を歩くのがオススメです!
このルートは1〜2時間ほどかけてスオメンリンナ島を南北に縦断するように作られており、なだらかな坂道や写真のような階段など、道はきちんと整備されているので大丈夫!
菜の花が一面に
道の両脇に原っぱが広がり、菜の花が一面に咲いています。その先には海が見えます。毎年菜の花は6月に咲くそうですが、中旬にピークを迎えます!
青と黄色のコントラスト
海と空の青色と、菜の花の黄色のコントラストが写真映えします!
白鳥も!
スオメンリンナ島には、白鳥も生息しているようです。優美な姿はフォトジェニック!赤ちゃんを連れ泳ぐ白鳥の親子はとても可愛らしい!
要塞ならではの楽しみ方も
スオメンリンナの要塞は、ロシア帝国からフィンランドを守るために建設されました。その後、ロシアに海軍基地として使われていた歴史があります。要塞は6つの島にまたがり、200の建物、6キロにも及ぶ防御壁からなっています。今はこんなにのどかな場所なのに、想像もつきません!
トンネルの中に入ってみよう
残された設備には、冒険できるトンネルもあります。中は真っ暗!懐中電灯を用意して来ている人もいれば、携帯電話の明かりを頼りに歩く人もいます。なかなか本格的です。
大砲も遊具に・・・!
今やもうオブジェと化した大砲は、子どもたちの格好の遊具になっていました。子どもも大人も冒険気分で楽しめる世界遺産の要塞でもあるのです。
- スオメンリンナの要塞
- フィンランド / 遺跡・史跡 / 観光名所
- 住所:Susisaari 109-199, 00190 Helsinki Finland地図で見る
- Web:http://www.suomenlinna.fi/ja/
終わりに
今回は筆者が訪れた6月に見頃を迎える、菜の花の景色が素晴らしいスオメンリンナ島を紹介しました。
自然が豊かなスオメンリンナ島では、冬には雪景色、秋には紅葉、と季節折々の素敵な風景に出会え、1年を通じてアクセスできますが、夏にしか見られない、海と空の青色と菜の花の黄色のコントラストは特にオススメです。
ぜひ、スオメンリンナ島のフォトジェニックな風景を探しに行ってみてはいかがでしょうか!
- スオメンリンナ島
- フィンランド / 町・ストリート
- 住所:Suomenlinna,Finland地図で見る
- Web:http://www.suomenlinna.fi/ja/