日本有数の観光地「箱根」には温泉だけでなく、多くの美術館があります。そんな中でもはずせない「箱根ガラスの森美術館」をご紹介。日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館は、展示された作品だけでなく、建物や、そのまわりの庭園まで欧風の雰囲気を存分に楽しめます。“水の都ヴェネチア”を模した美術館で箱根旅行のひと時を過ごしましょう!
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ヴェネチアン・グラスとは?
中世ヨーロッパの貴族が熱狂したというヴェネチアン・グラス。その起源は古代ローマ時代と言われています。
1291年、現在のヴェネチア共和国の政策でガラス製造の中心はムラーノ島に移り、職人によって伝統が受け継がれてきました。
ヴェネチアン・グラスの特徴は?
様々な色合いが表現されることや、グラスを細く引き伸ばし、そこに複雑な模様の装飾を施すなど、高度なテクニックが用いられていることが特徴です。レース模様やモザイクなど様々な技法が使われた繊細美に魅了されます。
ヴェネチアン・グラス美術館を目で見て楽しむ
歴史ある名品から現代的なデザインのものまで、各年代のヴェネチアン・グラスが揃う館内
中世ヨーロッパの貴族の憧れであったレース模様をガラスの中で再現した作品や、色ガラスを組み合わせて作るモザイク・グラス、大理石の模様をモチーフに作られたグラスなど様々なヴェネチアン・グラスが展示されています。
15世紀から18世紀にかけてヨーロッパの貴族を熱狂させた作品から、19世紀以降の著名な芸術家の作品まで、約100点が展示されています。
クリスタル・ガラスが輝く庭園
庭園の中心に池を配し、野外にも作品が展示されています。
池にはかわいいマガモが泳いでいます。シャンデリアが外敵から守ってくれて、カラス等の飛来を阻んでくれているそう。夏にはヒナが見られるかもしれません♪
また1年中景観を楽しめるよう、あじさい、バラ、紅葉、クリスマスツリーと、季節ごとに花や装飾で庭園が彩られます。
ガラス工作を体験する
サンドブラスト体験工房
サンドブラストはガラスに砂を吹きかけ表面を“すりガラス”に削る技法。グラスに自分の選んだ絵柄を削ることが出来ます。
フュージング体験工房
さまざまなガラスを組み合せ、熱を加えて溶かし合わせた技法を使い、アクセサリーを作ることが出来ます。
おみやげを買おう
ミュージアム・ショップ
ガラス製品等約10万点が売られています。キラキラなショップは見ているだけでも楽しい!!ヴェネチアン・グラスはもちろん、アクセサリーや雑貨などを購入することができます。
森の水車小屋アチェロ
小さな水車小屋ではカナダ産メープルやジャム、クッキーなどが売られています。ここで売られている「フルーツ・スプレッド」は砂糖を一切使用せず、カナダ産メープルシロップを使い、自然な甘さでヘルシー。おみやげにぴったりです。
おなかを満たそう
ラ・カンツォーネ
オープンテラスのカフェレストラン。食事をしながら庭園やその先に大涌谷が見渡せます。店内ではコーヒーやケーキなどの軽食から、パスタやアルコールまでたのしめます。
また公演時間に行くと、本場イタリア人歌手のカンツォーネの生演奏を聴くことができます!毎日6回公演してくれます。優雅なひとときの総まとめにどうぞ☆
開館時間・入館料金(2017年7月1日現在)
- 午前10時から午後5時30分(ご入館は5時まで)
- 大人1,500円 大高生1,100円 小中生600円
公式サイトでは割引チケットも手に入るので要チェック!
アクセス
- 東京駅―新幹線40分→小田原駅―箱根登山バス(湖尻桃源台行)40分→箱根ガラスの森
- 新宿駅―小田急ロマンスカー90分→箱根湯本駅―箱根登山バス(湖尻桃源台行)25分→箱根ガラスの森
- 新宿高速バスターミナル―小田急高速バス(120分)→箱根ガラスの森
おわりに
普段は美術館に行かない人も存分に楽しめる「箱根ガラスの森美術館」♪何回でも行きたくなる美術館です。
また、美術館などの観光施設には近隣の観光施設のパンフレットや割引券が置かれているところが多いです。さすが観光地「箱根」!ぜひチェックしてください。
- 箱根ガラスの森美術館
- 箱根 / 紅葉 / 観光名所 / 美術館 / ガラス体験 / インスタ映え / バラ園
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48地図で見る
- 電話:0460-86-3111
- Web:https://www.hakone-garasunomori.jp/