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足軽番所
写真：トラベルライター
関所の中でも、主に掃除や補修のような雑務を担当していた「足軽」の人たちがいた建物です。大番所より小さい建物ですが、こちらにも、雪隠や湯殿など休息する部屋があります。
獄屋
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
罪人を一時的に拘束する「獄屋」もこちらにあります。獄屋の中に入ることもできますよ。
台所土間の排水口
- 写真：トラベルライター足軽番所台所土間
- 写真：トラベルライター足軽番所台所土間の外
足軽番所の台所です。左の台所内の写真で、桶の近く左奥の壁側をよく見ると、穴が開いているのがわかりますか？この穴の向こう側を壁の外から見たのが右の写真で、水を流す樋がつけられているのです。台所で使った水の排水設備もあるのですね。
復活の井戸
- 写真：トラベルライター
2001年の調査で井戸の木枠が発見され、その木枠を復元すると、水が湧いて井戸が復活したとのこと。今でも確かに水があります。時代を越えて復活した不思議な井戸です。
今も昔も関所と芦ノ湖を一望にできる 遠見番所
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
足軽番所の裏側の山には、遠見番所があります。長く急な階段なので大変ですが、頑張って上りましょう。途中にはお役人様からの励まし（？）もありますよ。
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
平地についたと思ったところで、あともう少し階段があるのです。遠見番所の中では見張りの役人が芦ノ湖をじっと見つめています。
- 写真：トラベルライター
上りきると、芦ノ湖の絶景が広がります。ちなみに、江戸時代には旅人が芦ノ湖を船で通行することは禁止されていました。眺めの良い場所は、監視にもピッタリの場所なのですね。
箱根関所の門の外
箱根関所の門の外にも、様々な施設があります。
京口御門千人溜
- 写真：トラベルライター
こちらは京口御門の前ですが、門の前が妙に広いスペースだと思いませんか？ここは、関所の取り調べを受ける人々が待機する場所でもあったのです。「千人溜」というだけの広さですから、関所での取り調べのために、多くの人が待つこともあったのでしょうか。もう一方の江戸口にも同じく千人溜があります。
京口御門前の商店街
京口御門の門前は、お土産屋さんや飲食店が並ぶ商店街になっています。箱根関所の復元とあわせた環境整備で電柱が地中に埋められ、見通しのよい街並みになっています。
江戸口御門前 矢場と御番所茶屋
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
江戸口御門を出たところに、弓や鉄砲の練習をした「矢場」があります。その隣には「御番所茶屋」もあり、関所や芦ノ湖を眺めながら休憩することができます。
箱根関所資料館
- 写真：トラベルライター
江戸口御門を出てその先へ行くと、箱根関所資料館があります。箱根関所の建物や歴史について詳しく知ることができるので、ぜひ見学しましょう。料金は、箱根関所と同じ通行手形（チケット）で入館できます。資料館の中は撮影禁止なので、ご注意ください。
箱根関所へ行ってみよう
箱根海賊船の箱根町港、芦ノ湖遊覧船の箱根関所跡港といった船の港から近く、徒歩5分ほどです。乗船した時には、湖から見える関所の全景をぜひ御覧ください。自家用車で訪ねるときは、付属の駐車場がないので、近隣の有料駐車場や、他の観光スポットの駐車場を利用しましょう。
箱根関所は、パッと目を引くような派手さは少ないかもしれません。ですが、建物の端まで伝統的な技や工夫を用いて江戸時代の関所を再現し、史実の箱根関所が理解できる展示になっています。ぜひ箱根関所で、取り調べを行う人々や通行する旅人の様子を想像しながら、江戸時代を体験してみましょう！
- 箱根関所
- 箱根 / 観光名所 / 一人旅
- 住所：神奈川県足柄下郡箱根町箱根1地図で見る
- 電話：0460(83)6635（箱根関所・箱根関所資料館）
- Web：http://www.hakonesekisyo.jp/
