美食の街・神戸を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい隠れ家レストラン「Kujira no Andy」をご紹介します。提供されるのは、創作フレンチ。落ち着いた空間で、料理の過程や会話も楽しみながら、ランチのひと時を過ごしてみてはいかがでしょう?
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北の異人館街にひっそり佇む「Kujira no Andy / くじらのアンディ」
北の異人館めぐりは、神戸観光の中でもトップクラスの人気スポット。朝一番に観光をスタートしても、あっという間にランチの時間がやってきます。異人館街のレストランなら、食後の散策も続けられるので安心なのですが、休日やシーズンによっては、満席や予約でランチ難民になる危険性もあります。なにより、レストランの数も豊富とは言えません。そんな北の異人館街でぜひ予約して訪れたいおすすめのレストランが、「Kujira no Andy」さんです。
観光客でにぎわう大通りから外れた閑静な住宅街に「Kujira no Andy」はあります。近くには、北の街中公園があり、萌黄の館からもほど近い場所になります。車も通らない静かな路地にひっそりと佇むレストランは“隠れ家”と呼ぶのにぴったり。店内に足を踏み入れると、木のぬくもりを感じられる落ち着いた空間です。
カジュアルにいただけるフレンチ
2024年3月に開店23周年を迎えた同店。料理を手がけるのは、大阪・京都などの一流ホテルで経験後に独立して開業、氷彫刻でも表彰された輝かしい経歴をもつオーナーシェフ。とても明るく気さくなお人柄で、惜しげもなくドレッシングのレシピまで教えて下さることに感激してしまいます。
店内はカウンター9席でアットホームな雰囲気なので、女子会やカップルはもちろんですが、一人でも気軽にフレンチを楽しめます。カウンター越しに料理を作る過程を観察したり、楽しいシェフとの会話を楽しんだり、お料理の完成まで時間を持て余すこともありません。
異人館街にちなみ、風見鶏と奥様が大好きなクジラを組み合わせたというお店のロゴは、お食事で提供される食器類にも統一されています。可愛らしいロゴに、おいしい料理を頂きながら、ほっこりして会話もはずむに違いありません。
オリジナルの創作フレンチを心ゆくまで
この日のランチは、チキン骨付きももコンフィ、豚ホホ肉のトマト煮込み、牛ホホ肉のシチューの3種からチョイス。『一の宮ベーカリー』で焼かれたオリジナルのライ麦パンとサラダ付きです。新鮮なサラダは、手間暇かけた自家製ドレッシングが美味しくて、一口目から感嘆の声をあげてしまいます。
チキン骨付きももコンフィは、皮はパリッ、身は骨からホロリとはずれ、チキンの旨味がぎゅっと凝縮された美味しさです。じっくりと煮込まれた豚ホホ肉のトマト煮込みも、牛ホホ肉のシチューも、それぞれにとろける美味しさで濃厚なソースはお皿に残すのがもったいないと感じるほど。本格的な味でありながら、カジュアルな雰囲気の中、リーズナブルに頂けて、おなかも心も満たされる至福の時間をすごせます。
「くじらのアンディ」の概要
休日&開店時間
不定休で完全予約制
ランチ 11:00〜14:00
ディナー 18:00〜23:00
ランチは3種類からチョイスしましたが、予約時に希望すれば、様々な要望に対応してくださるそうです。
アクセス
電車 : 阪急神戸本線 神戸三宮駅より徒歩12分
バス : 神戸交通振興 シティ・ループバス 北野異人館より徒歩3分
「となりのアンディ」は見学できたらラッキー
レストランの裏手にあるのが、「となりのアンディ」で、不定期で開催されるイベント会場。奥様のコレクションであるスヌーピーグッズが所せましと展示されていて圧巻の一言です。チャンスに恵まれれば、見学できるかもしれません。