幽玄なる光の世界【京都】青蓮院門跡・夜間特別拝観

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   2017年3月16日更新

京都は東山、粟田口三条坊にある青蓮院門跡。天台宗総本山である比叡山延暦寺の三門跡の一つとして知られる青蓮院門跡では、毎年、春と秋に夜間特別拝観が行われています。2017年春も、「京都東山花灯路」に合わせた3月3日から5月のゴールデンウィーク明けまで、3つの期間に分けて境内のライトアップが行われる予定です。今回は、格式高い門跡寺院である青蓮院の歴史とともに、幻想的なライトアップの見どころをご紹介します。

青蓮院門跡とは

青蓮院門跡は、天台宗総本山である比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くより知られ、現在は天台宗の京都五箇室門跡の一つに数えられています。

門跡寺院とは、皇族・公家が住職を務める特定の寺院のこと。青蓮院門跡も、明治に至るまで、門主はほとんど皇族であるか、五摂家の子弟に限られていました。古くより皇室との関わりが深い格式高い寺院で、江戸時代に仮御所となったことから、粟田御所とも呼ばれています。

2017年春の夜間特別拝観概要

毎年、青蓮院門跡の春のライトアップは「京都東山花灯路」の時期と、桜の見ごろに合わせた3月下旬~4月上旬頃、4月下旬~5月上旬のゴールデンウィーク頃の3つの期間に分けて行われています。

2017年の日程は以下の通りです。(※日程はその年によって異なるため、公式ホームページにて事前に確認をしてください。)

  • 3月3日(金)~12日(日)※「京都東山花灯路」イベントと合わせて開催
  • 3月31日(金)~4月9日(日)
  • 4月28日(金)~5月7日(日)
拝観時間:18:00~21:30(受付終了時間)※昼夜入れ替え制
拝観料:大人800円・小中高生400円

ライトアップの見どころ

まずは青蓮院門跡の入り口、山門に向かう手前のクスノキに注目してみて下さい。ライトアップされたこのクスノキは、12世紀の末に親鸞聖人の手で植えられたと伝えられる大変貴重なもので、その樹齢はおよそ800年。京都市の登録天然記念物にも指定されています。

山門をくぐり抜け境内に足を踏み入れると、その先は一面に広がる幻想的な青い世界。青蓮院門跡のライトアップは、青蓮院に伝わる平安仏画の最高傑作「国宝・青不動」(「青不動明王二童子像」)や、青蓮院という寺名にちなんで、青い光を基調としています。

特に大小様々な青いライトで埋め尽くされた宸殿前は、幽玄という言葉がピッタリの厳かな雰囲気。

これは、天空から宇宙へと広がっていく本尊を守護する青不動をイメージしたもので、「皆さま、お1人お1人の光がご本尊の功力によって、夜空に光のたばとなって駆け上がり、世の中を明るく照らしていただきたい」という寺院からの願いが込められているのだそうです。

闇夜に浮かび上がる静清な竹林も、昼間とは全く異なる表情を見せてくれます。昼と夜とでは雰囲気がガラリと変わるため、通常の拝観時間内に訪れたことがあるという方にも、ぜひライトアップされた幻想的な青蓮院門跡を散策していただきたいです。

また紅葉の時期に合わせて行われる秋の特別拝観では、ライトアップされた庭園に映える美しい紅葉を見ることができます。

四季折々それぞれに、色々な表情を見せてくれる青蓮院門跡の夜間特別拝観。開催期間中に、ぜひ足を運んでみて下さいね。

青蓮院門跡

京都 / 寺院

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※この記事は2017年3月8日の取材に基づき公開した情報です。
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トラベルライター
雅を貴び、風流を愛でちゃう系女子☆

日本史、世界史を問わず歴史が好きです。
趣味は旅行、音楽・美術・観劇鑑賞、美味しいご飯を食べること。
古美術品の収集と写経奉納がマイブームの御朱印ガールで、行き先はその日の天気や気分で決めるようなユルい旅を好みます。
ここでは、そんな旅の中で見つけたオススメ情報や史跡・寺社仏閣を中心に、古き良き日本の魅力をご紹介していきたいと思います。
(※稀に海外記事も執筆します)

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