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3. Lonnan Sauna(ヘルシンキ:ロンナンサウナ)
5月〜9月下旬の夏季限定オープンの島サウナLonnan Saunaは、ヘルシンキの中心部から船で約10分のロンナ島にあります。島には、サウナのほかにイベントスペースのほか、カフェとレストランがあります。
公共サウナは、入場料17 EUR(約2,000円/2時間制)で、男女別12人/時間の収容が可能。確実な入場のためには事前予約が必須です。
船に乗ってサウナに行くワクワク感は、他のサウナではなかなか味わうことができないでしょう。木造りの建物の中は、1階部分が更衣室、2階部分がサウナになっています。サウナ室内の窓からは島の周りの群島が見え、外の景色を眺めながら入ることができます。
サウナ室内の熱気から身体を冷やしたい場合は、プライベートビーチのようにサウナの前に広がる砂浜から海に入ることが可能です。島の周りを泳ぐ白鳥や群島を行き来する船を眺めながら、ゆったりとした島サウナの雰囲気を満喫してみてください。
4. Löyly(ヘルシンキ:ロウリュ)
トラム1番のPerämiehenkatu(ペラミエヘンカトゥ)駅から徒歩で10分の海沿いにあるのが公共サウナ兼カフェ・レストランのLöylyです。ヘルシンキの公共サウナシーンの中で、モダンでおしゃれなサウナブームの火付け役となった施設です。
- 出典:www.flickr.comモダンなサウナ施設、Löylyの外観(Photo by Ninara)
入場料19 EUR(約2,300円/2時間制)で、スモークサウナと薪サウナの2種類のサウナを体験することができます。スモークサウナは、数時間かけて密閉されたサウナをスモークで温め、薪サウナは薪で火を焚いて室内を温めます。
サウナ施設の名前 Löylyのように、どちらもロウリュ(石に水をかけて出る蒸気)を楽しむことができます。スモークサウナと薪サウナとでは、このロウリュから生じる蒸気のまろやかさが違うとも言われています。ぜひ、両者の違いを体感してみてください。
外洋に近く、どこまでも続くバルト海を背にサウナ後の海水浴や外気浴もぜひお試しください。
- ロウリュ
- フィンランド
- 住所:Hernesaarenranta 4, 00150 Helsinki, フィンランド地図で見る
- Web:https://www.loylyhelsinki.fi/varaa-poyta/
5. Rauhaniemen Sauna(タンペレ:ラウハニエメン・サウナ)
フィンランドの首都ヘルシンキから北へ電車で約2時間半のところにあるタンペレには、中心地から約2.5km北東の湖畔に、公共サウナRauhaniemen saunaがあります。
入場料は、ヘルシンキのサウナよりも格段に安く、6 EUR(約720円)で2箇所のサウナに入ることができます。どちらのサウナも男女共有なので水着を着て入ります。1つはメインのサウナで、左右両側に3段の椅子が長方形状に並び、そこに利用者が並んでいる光景は圧巻です。2つ目のサブサウナは、メインよりは小さく、上下に奥行きがあり、階段を上って行くように空間が広がっています。
ご紹介したヘルシンキのサウナは、バルト海・ヘルシンキ湾沿いにあるので、季節を問わず流れがある海に面していますが、こちらのサウナは、流れの少ない湖に面しているので、冬は氷の張った湖にぽっかり大きな穴があり、凍った湖で体を冷やすことができます。海の冷たさよりもまだ若干暖かく、数度サウナと行き来すれば冬でも湖に浸かりやすくなります。
ヘルシンキともまた違う、地方都市の公共サウナ。果てしなく広がる湖面を眺めながら、サウナと外を行きしてサウナの真髄に迫ることができ、ぜひ行く価値があるサウナです。タンペレまでの列車旅の時間を取って、ローカルなサウナを体験してみてください。
- Rauhaniemen sauna
- フィンランド / その他温浴施設
- 住所:Rauhaniementie 24, 33180 Tampere地図で見る
- Web:http://www.rauhaniemi.net/in-english/
まとめ
いかがでしたか?
最近、日本でも人気となっているサウナ。本場・フィンランドで、ぜひ現地の人たちに混じって、現地でしかできない体験をしてみませんか?