箱根
箱根観光
都心から日帰りもできる温泉リゾート

【箱根湯本】箱根の新名物!? 絶品湯葉丼のお店「直吉」

取材・写真・文:

東京在住

2022年1月23日更新

1,264view

お気に入り

写真:Emily

関東圏から気軽に行ける温泉の一つとして、有名なのが箱根です。朝、都内を出発すると、箱根に着くのがお昼くらい。観光の前にランチを食べたいな…そんなときにおすすめなのが、今回ご紹介する湯葉丼のお店「直吉」です。

この記事の目次表示

湯葉丼のお店「直吉」について

  • 写真:Emily

直吉は、箱根湯本駅から徒歩3分という、とてもアクセスがいい場所にあるお店です。ここの名物は何と言っても湯葉丼。メニューを見てみると、「湯葉丼」「湯葉丼+湯葉刺しセット」「湯葉丼ご膳」という3つしかなく、ストレートに湯葉丼で勝負をしているお店であることがわかります。今回、筆者は湯葉丼ご膳をいただきましたので、以下で詳しくご紹介します。

  • 写真:Emily

お店は早川沿いにあり、大きな窓からは早川が見えます。水の流れや緑を、目や耳で楽しみながらお食事をいただける、とてもいい雰囲気のお店です。

  • 写真:Emily

なぜ、箱根で「湯葉丼」?

湯葉といえば綺麗なお水があるところでいただけるもの。この箱根もそんな場所です。箱根の清らかな水の起源は、北条氏が関東一円を治めていた頃にまで遡ります。北条氏には佐保姫という美しい姫がいましたが、その姫のために化粧水用の綺麗な水を家臣が探したところ、箱根の中腹で清水を見つけたとのこと。

これが現在の箱根の太平台に流れる名水「姫の水」で、直吉では箱根山から湧き出た水をふんだんに使って汲み上げ湯葉を作っているそうです。

湯葉丼ご膳(2,300円)について

湯葉丼ご膳では、「豆乳ストレート」「湯葉丼+湯葉刺しセット」「デザート」をいただけます。前述のように「湯葉丼」ほぼ一品で勝負しているお店なので、注文から食事が提供されるまでの時間は非常に短かったです。

豆乳ストレート

  • 写真:Emily

市販の豆乳に比べると「超濃厚」な豆乳。超濃厚だけれどもスッキリとした喉越しで、とても美味しいです。

湯葉丼+湯葉刺しセット

  • 写真:Emily

湯葉丼(写真左上)は、小さな土鍋であつあつで出されます。これを丼に入っているご飯にのせていただきます。湯葉を優しい味わいのだし汁と卵で煮てあり、口に入れた瞬間、出汁のまろやかさと湯葉のふんわりとした香りが楽しめます。本当に熱いので猫舌の方は要注意ですが、美味しいので食べられてしまうはずです。

湯葉刺し(写真右下)は、舌触りがとても滑らかで、豆乳の味・香りを存分に楽しめる逸品。お豆腐(写真左下)は、一見量が多そうに見えますが、つるんと食べられて箸が進みます。

隠しきれていない「箱根のかくし味」が超おすすめ

湯葉丼プラス湯葉刺しセットのトレーの真ん中に、小鉢でちょこんと乗っているもの…よくあるただの「昆布の佃煮」ではありません!ものすごくインパクトに残る美味しさでした。

  • 写真:Emily

こちらは実は、お会計のレジの近くに陳列して販売されている「箱根のかくし味」というもの。

  • 写真:Emily

木耳と糸こんにゃくを旨口醤油で丁寧に炊き上げ、魚卵を加えて和えたもの。ふんわりと紫蘇の実の香りが香ってくる癖になる味で、お土産に最適です!

デザート

  • 写真:Emily

デザートは、「豆腐ぜんざい」「湯葉ぜんざい」「豆乳まめ寒天」の3つから1つを選べます。今回筆者は湯葉ぜんざいを選びました。温かい小豆の中に湯葉が入っていて、小豆の甘さと湯葉のシンプルな味わいが絶妙にマッチ。このデザートだけでもまた食べに来たいと思える一品です。

この他にも「一品料理」として、一番搾り湯葉刺し(700円)、板わさ(650円)やげんこつ揚げ(650円)もあります。

「直吉」に行く際の注意

  • 写真:Emily

1)予約は受け付けていません

電話・ネットでの予約は受け付けておらず、お店に出向いて番号を発券してもらうシステムです。筆者が訪れたのは、コロナの状況がちょっと落ち着いていた時期(2021年11月中旬)の12時過ぎ。40分ほどの待ち時間と言われましたが、だいぶスムーズに進んで25分くらいで席に着きました。コロナの前は本当に混んでいる時だと2時間待ち、という時もありました。

番号が呼び出された時に不在にしていると、キャンセル扱いになってしまうので注意しましょう。

2)持込による飲食は一切不可

お菓子・飲み物・お弁当などの持ち込み飲食は不可なのは当たり前ですが、小さな子の離乳食も飲食不可です。小さな子供がいる家族連れの方は、お子さんのお食事の時間帯も気をつけてください。

最後に

旅行に行ったらせっかくならその土地にまつわる素敵なものをいただきたい、という方にぴったりの湯葉丼がいただける「直吉」をご紹介しました。箱根に行かれる際には是非、行ってみてくださいね。

湯葉丼 直吉
箱根 / 和食 / ご当地グルメ・名物料理 / 足湯・手湯 / 湯葉料理店
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本696地図で見る
電話:0460-85-5148
Web:https://hitosara.com/0003008961/

次のページを読む

箱根の旅行予約はこちら


箱根のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

箱根のホテルを探す

箱根の航空券を探す

(羽田空港)

箱根の現地アクティビティを探す

箱根のレンタカーを探す

箱根の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

【台湾・台北】人気スーパーで買うお土産にぴったりな台湾の味

みなさんは台湾に行ったらお土産に何を買いますか? 今回は、帰国してもいつでも台湾の味を楽しみたい!という方々のために、「食材系お土産」をご紹介します。観光客にと...


【フランス・トゥールーズ】「バラ色の街」の観光必須スポット11選

フランスというと多くの人はその首都「パリ」を思い浮かべますが、ワインで有名なボルドーやバカンスの地として人気があるニース、食の街リヨンなど、個性豊かな都市がいく...


【ミャンマー】絶景!!落ちそうで落ちない不思議なゴールデンロック

東南アジア最後のフロンティアとして昨今注目を集めているミャンマー。国民の90%以上が仏教徒と言われています。パゴダという仏塔を配した寺院に行くと人々が熱心に信仰...

【オーストリア・ウィーン】宮殿の味!ターフェルシュピッツの名店「プラフッタ」

オーストリア料理の名物と言えば、薄くて大きい「ウィーン風カツレツ」でしょうか。しかし、「ターフェルシュピッツ」という料理も名物中の名物!日本ではなじみのない名前...

【山形・鶴岡】 山形のお土産がたくさん!日本一癒されるトイレも名物!?「HOUSE 清川屋」

旅のお土産に、その土地の特産品は必須ですよね。今回は山形の特産品を使った商品をたくさん取りそろえたお土産やさん「HOUSE 清川屋」をご紹介します。実はこの「H...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります