「ザ・ヒロサワ・シティ」は茨城県筑西市にあるテーマパーク。美術館やゴルフ場、果樹園に博物館、公園など、幅広い年齢層で多種多様な遊び方ができる施設です。盛りだくさんなパーク内での楽しみ方をご紹介します。乗り物好きは特に必見
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「ザ・ヒロサワ・シティ」とは?
茨城を代表する筑波山の北西に約100万㎡の敷地を有し、様々な施設を展開しているテーマパークが「ザ・ヒロサワ・シティ」です。「スポーツ、教育を通してこころと体を健康に」をコンセプトに構成されています。
芸術を堪能できる美術館や博物館などの文化施設、ゴルフ場や公園、車やマウンテンバイクで楽しめるオフロードコースなどのスポーツ施設までそろっているのです。ドッグランまであるので、子供から大人まで親子三世代に加えてワンちゃんまで遊べちゃいます。
2024年2月には、乗り物をコンセプトとしたエリア「ユメノバ」もオープンになり、実際に使用されていた物で歴史が学べてしまいます。直接触れたり、乗ったりできるものが多いのも、ザ・ヒロサワ・シティの魅力です。
ゴルフ好きにはここ!
レストランに浴場などを備えた下館ゴルフ倶楽部は、筑波山に向かって打つコースなどビギナーからベテランまで楽しめる本格的なゴルフ場です。
反対に子供から大人まで遊べると人気なのが、パークゴルフ場。本州最大級の72ホールもあるので、のびのびプレーを楽しめます。
車やバイク好きならここ!
クラシックカーミュージアムには、キャデラックにロールスロイス、シトロエンにマツダT600など昔懐かしい名車が勢揃いしています。何より実際に運転席や助手席に乗ってみることができるので感動もひとしお。しかし感動するのはまだです。
ここでは、国内外の消防車が27台も展示されていて、実際に乗り込んだり、サイレンを鳴らしたりできるのです。興奮して目を輝かせているお子さんたち、と思いきやお父さんたちまで興奮気味です。
極めつけは消防車や救急車の警光燈がずらりと並び、それぞれにサイレンを鳴らし、警光燈をまわしてカオス状態。車内を見る機会が少ない救急車も展示されていました。
他にも、口をあんぐりとしてしまうほど集められたミニカーミュージアムや、クラシックバイクミュージアムにバイクサロンもあります。実際に運転するほうが好きな方には、ゴルフ場の奥まで進むと、オフロードコースまでそろっていてイベントなども開催されるようです。
飛行機好きならここ!
1977年当時に飛行距離の世界記録を達成した人力飛行機ストークBや、太平洋戦争時代の零式艦上戦闘機いわゆるゼロ戦が展示されています。他には、南極物語で有名なタロとジロを救出したヘリコプター、戦後初の国産旅客機YS-11の量産1号機など、歴史的に大変貴重な機体が多数見られます。
航空博物館は、国立科学博物館と広沢グループが共同で運営しています。グランドオープンしたザ・ヒロサワ・シティでは、YS11を展示保存するための格納庫を建設されたとのこと。広々とした空間で間近にゆったり見学できるのもうれしいですね。
鉄道好きならここ!
D51蒸気機関車や寝台特急北斗星、新幹線が当時使用されていたままで展示されており、乗車したことがある人も初体験の人も、それぞれに楽しめる空間になっています。
実際に座席に座ったり、いまだかつて見たことがない厨房施設まで入れたりします。そうかと思うと、座席を取り払った客車内に電車関係のゲーム機が置かれ、無料で楽しめるなど遊び心満載なのもザ・ヒロサワ・シティの魅力ではないでしょうか。
花木好きならここ!
ザ・ヒロサワ・シティでは、農業施設も充実しており、四季を通じて楽しむことができます。各温室では熱帯の植物やバナナが元気に育っています。
筆者が訪れた時には整えられた美しい梅園を楽しむことができました。春にはバラ園やバラのトンネルも楽しめそうです。季節によっては、収穫体験もあるようです。
芸術好きならここ!
廣澤美術館は、世界的に活躍する建築家・隈研吾氏の設計による美術館で、日本を代表する画家や陶芸家の作品が数多く展示されています。全国から集めた自然石約6,000tで建物が覆われていて外観が見えない「石が主役」の珍しい美術館。
敷地内には、芝生の庭、竹の庭、日本庭園があり、「時間とともに成熟する美術館」となっていて、時間をおいて再訪するのが楽しみになる美術館です。他にも芸術の森分館は、5つの建物があり、日本画や洋画、彫刻などが無料で見学できるミニ美術館となっています。
- 廣澤美術館
- 茨城 / 美術館
- 住所:茨城県筑西市大塚599-1地図で見る
- 電話:0296-45-5601
- Web:https://www.shimodate.jp/hirosawa-museum_of_art.ht...
宿泊施設もあり
ザ・ヒロサワ・シティには、いくつかの楽しい宿泊施設もあります。車中泊ができるRVパークにキャンプ場、パークゴルフ場の近くには、3~4人で宿泊できるドームハウスもあります。
ユメノバ内には、4人用のロッジもあります。バーベキュー施設も整っているので、こういった施設を活用して宿泊するのも楽しそうです。10名からの団体予約のみですが、北斗星ユメノバにも宿泊できます。
ランチなら
ザ・ヒロサワ・シティでランチを楽しめる場所は、バーベキュー場をのぞいて3ヶ所。下館ゴルフ場のクラブハウス内とパークゴルフ場レストラン、廣澤美術館前のアート・カフェ・プローレになります。
ここで一番おすすめなのが、木のぬくもりを感じる「アート・カフェ・プローレ」で、パスタ、カレー、オムライス、ハンバーグなどの洋食メニューからチョイスすることができます。
この日頂いたのが、自家製手打ちパスタの常陸牛のミートソースと常陸牛と御養卵のオムライス。手打ちパスタはもちもち食感でコクのあるソース、ふわふわのオムライスは中はとろ~り、卵のおいしさが際立ち、どちらも贅沢なほど常陸牛が入っていて感動しました。店内には県内外の作家さんの作品が展示されており、美術館の雰囲気との調和を感じます。
- アート・カフェ・プローレ
- 茨城 / カフェ・喫茶店 / 洋食・西洋料理
- 住所:茨城県筑西市深見146地図で見る
- 電話:0296-22-7710
- Web:https://www.shimodate.jp/artcafe-menu.html
その他の施設
その他にもワンちゃん連れで楽しめるドッグランやマラソンコース、滑り台やボルダリングができる宇宙船遊具と公園、船の博物館や宇宙館、恋人の聖地、売店など充実の施設がそろっています。
ザ・ヒロサワ・シティへの概要
ザ・ヒロサワ・シティへのアクセス
[車の場合]
- 常磐自動車道 谷和原ICから国道294号で約45分
- 北関東自動車道 桜川筑西ICから国道50号で約15分
- 首都圏中央自動車道 常総ICから国道294号で約35分
[電車の場合]
- JR水戸線 下館駅南口下車、タクシーで10分
- 関東鉄道常総線 真岡鉄道 下館駅南口下車、タクシーで10分
[バスの場合]
- JR水戸線 下館駅北口から筑西道の駅循環バスで22分 「廣澤美術館」下車(全日運行)
- JR水戸線 下館駅北口から筑西市広域連携バスで12分 「廣澤美術館」下車(土日祝日運行)
ザ・ヒロサワ・シティの入場料金など
- ユメノバへの入場料金:大人2,500円 高校生・大学生1,000 円 中学生700円 小学生500円
上記料金には、レールパークや各博物館の入場が含まれています。しかし、パークゴルフ場やオフロードコースでの料金、ドックランの使用料、廣澤美術館の入場料金などは含まれませんのでご利用の際はご確認ください。
ザ・ヒロサワ・シティの営業時間
- 開園時間 : 10:00~17:00
- 休園日 : 月曜日(祝日の場合は火曜日)
- ザ・ヒロサワ・シティ
- 茨城 / テーマパーク・レジャー / 子供が喜ぶ / バーベキュー / 美術館 / 博物館
- 住所:茨城県筑西市 ザ・ヒロサワ・シティ地図で見る
- 電話:0296-21-1234
- Web:https://www.shimodate.jp/index.html