日本三名瀑の一つ「袋田の滝」のライトアップは、年々人気が高まっています。そこで今回は、ライトアップの魅力と共に、周辺の駐車場情報と、立ち寄りたい話題の観光スポット、絶品地元グルメや買って帰りたいお土産などをご紹介します。
この記事の目次表示
袋田の滝とは
高さ120m、幅73mの大きさで、滝の流れが四段に落下することから、「四度(よど)の滝」とも呼ばれている袋田の滝は、茨城県久慈郡大子(くじぐんだいご)町にあります。よく見ると、岩肌が黒くゴツゴツしていることが判ると思いますが、これはその昔、この周辺が海底だったころに、マグマが噴出して固まった溶岩だからです。
険しい岩肌と、そこを流れ落ちる滝、そして新緑や紅葉のコントラストは、自然の美しさを実感できる場所です。
墨絵と雅なライトアップの魅力
墨絵となった袋田の滝
1999年から始まったライトアップは、大子町の観光プロジェクト「大子来人〜ダイゴライト〜」として、年々レベルアップされ、今では、夜でも観光バスが訪れるほど大人気となっています。
以前は幻想的な虹色のライトアップが話題となっていましたが、漆黒の世界に浮かび上がる純白の滝は、まさに現在のテーマどおり、墨絵の世界です。ライトによってクローズアップされることで、昼間とは違う表情が見られます。
幻想的で雅な滝への道
滝までの道のりも感動の美しさです。チケット窓口から滝までは276mのトンネルを歩きますが、このトンネル内は、毎年テーマを変えてライトアップされています。2018年は木彫りの装飾ライトなどを用いて大子町の自然や星空、水が表現されており、幻想的かつ雅な世界が広がります。
ミラーボールが放つ無数の光は、宇宙に浮遊しているかのような錯覚を覚えますし、暗闇に鮮やかに映し出される四季の移ろいは、美しく華やかです。
ライトアップ期間&時間&入場料
- 期間:2023年10月1日〜2024年1月31日まで毎日開催
- 時間:11月:日没から午後8時まで
12月~1月:日没~午後7時まで
- 料金:大人300円 子供150円
- 大子町観光協会のHPもご参照ください
ライトアップ時期に袋田の滝を訪れる際の注意点
ライトアップ時期の大子町、特に袋田の滝周辺の夜間は、大変冷え込みますので、しっかりとした防寒対策をお勧めします。またチケット売り場までのスロープは傾斜がありますし、滝の観瀑台も階段がありますので、滑りにくい靴がおすすめです。
袋田の滝の駐車場情報
袋田の滝周辺には、町営の無料駐車場が2カ所あります。滝まで約1kmの第一駐車場(50台)と滝まで1.5kmの第二駐車場(220台)です。どちらも滝まで歩いて13~15分ほどです。
民営の有料駐車場(300円~500円)は、滝までの道のりに小規模なものが数カ所あり、滝に近づくほど駐車料金は高くなり、道も狭くなります。
滝見橋を渡った先にも多喜乃屋 菊池みやげ店の駐車場(5~6台)はあるのですが、滝見橋は10時~17時まで進入禁止なので、17時前に駐車する場合は、滝本屋本店の駐車場(約20台)が一番近い駐車場となります。滝本屋本店では1,500円以上の買い物・飲食で駐車場代が無料になりますが、店舗は17時で閉店します。
- 多喜乃屋 菊池みやげ店
- 茨城 / おみやげ屋
- 住所:茨城県久慈郡大子町袋田3-10地図で見る
- 電話:0295-72-3135
- 滝本屋本店
- 茨城 / 和食 / おみやげ屋 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:茨城県久慈郡大子町袋田184-1地図で見る
- 電話:0295-72-3031
- Web:http://www.tmyh.jp/
袋田の滝と合わせて立ち寄りたい大子町のスポット
今ではアニメの聖地?!旧上岡(うえおか)小学校
今や袋田の滝に次ぐ観光スポットになっている旧上岡小学校。国の登録有形文化財にもなっており、NHKの連続テレビ小説の『花子とアン』『ひよっこ』他、多くの映画やドラマのロケ地としても利用されています。運が良ければ、撮影中にばったり!ということもあるそうです。
明治時代に建てられた木造校舎内には、備品類もそのまま残されているせいか、子供たちの声がどこからか聞こえてきそうな郷愁を感じさせます。最近では、アニメ映画『ガールズ&パンツアー劇場版』の舞台になったことから、聖地として若者が多く訪れるようになっているそうです。
大子名物アップルパイを買うなら、温泉にも入れる「道の駅 奥久慈だいご」
リンゴの産地として名高い大子町の奥久慈りんごは、樹になったまま完熟させる樹上完熟という栽培をすることで有名です。完熟前に収穫されたものより、みずみずしく甘みが増すと言われています。ジュースやジャムなどの加工品も豊富ですが、アップルパイも有名です。
りんごがみじん切りのものや、ジュレ系のもの、大きめサイズで入ったものと、製作元によって、大きさや形も様々。そんなアップルパイが一堂に集まるのが「道の駅 奥久慈だいご」。商品を見比べて購入できるので、お勧めです。
筆者のお勧めは、リンゴ園を経営する藤田りんご農園のアップルパイ。ジューシーで甘い大きめリンゴがゴロゴロ入ったアップルパイは、最高です。大人気なので、早めの購入がお勧めです。
道の駅では、他にもレストラン、新鮮野菜や果物、茨城のお土産品を扱う売店もあります。また2階には、大子温泉を楽しめる入浴施設が設置されているので、日帰り入浴も気軽に楽しめます。
- 道の駅 奥久慈だいご
- 茨城 / 道の駅・サービスエリア / ツーリング
- 住所:茨城県久慈郡大子町大字池田2830-1地図で見る
- 電話:0295-72-6111
- Web:http://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page000026.h...
奥久慈名物しゃも丼を頂くなら「弥満喜(やまき)」
大子駅のメインストリートにあるこちらのお店は、地元の方もすすめるしゃも料理の名店です。コース料理やお鍋もありますが、しゃものムネ肉とモモ肉を使った、奥久慈しゃも丼(1,430円)がおすすめ。他に手羽元、レバー、砂肝、ハツも加わる奥久慈しゃも丼・極み(2,090円)などもあります。
日本三大地鶏の一つ「奥久慈しゃも」は、通常の鶏肉と一線を画すしっかりとした歯ごたえと、濃厚な旨味が特徴です。ぜひ一度召し上がってください。
- 弥満喜
- 茨城 / 和食 / ご当地グルメ・名物料理 / ツーリング
- 住所:茨城県久慈郡大子町大子741-1地図で見る
- 電話:0295-72-0208
- Web:http://daigo-yamaki.sakura.ne.jp/
最後に
最近人気上昇中の旧上岡小学校に、ライトアップの袋田の滝と合わせて、ぜひ召し上がっていただきたい地元グルメもご紹介しました。だいぶ前ですが、嵐の松本潤さんも家族で訪れたという、夜の袋田の滝へ、ぜひあなたも出かけてみませんか?
- 袋田の滝ライトアップ
- 茨城 / イベント・祭り / 絶景
- 住所:茨城県久慈郡大子町袋田3-19地図で見る
- 電話:0295-72-4036(観瀑施設管理事務所)
- Web:https://www.daigo-kanko.jp/fukuroda-falls/daigolig...