天理教は日本全国・世界に100万人以上の信者がいると言われている、江戸時代に成立した宗教です。本拠地は奈良県天理市で、多くの天理教信者が集まってきます。今回は天理市にある「天理教教会本部」を紹介してきます!
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天理教とは
奈良県天理市に本拠地を置く宗教で、世界に100万人以上の信者が居ると言われています。江戸時代末期の1838年に、教祖である中山みき様が神の啓示を受け、それを人々に伝えたのが天理教の始まりと言われています。
天理教教会本部とは
奈良県天理市にある天理教の本部です。天理教において人間創造の聖地とされている「ぢば」を中心に、四方に礼拝場(らいはいじょう)が建てられており、全国から天理教の信者が参拝に集まる場所です。
天理教教会本部の魅力
信者じゃなくても参拝できる
きちんとマナーを守れば、信者でなくても参拝出来ます。宗教施設というのは閉鎖的なイメージがあるかと思いますが、なんと天理教教会本部は 365日 24時間 誰にでも 開放されています。
独特の雰囲気
天理教教会本部の周辺にはたくさんの天理教関係の施設があり、非常に一体感があります。信者の方々が、おつとめをしているのを見るとどこか神聖な気持ちになり、神社や寺院とはまた違った雰囲気を感じることが出来ます。
広大な敷地
聖地である「ぢば」を中心に礼拝場や回廊・中庭、さらにその外に信者の詰所があります。教会本部だけでなく周辺の宗教施設まで見て回ると、より一層天理教のことを知ることが出来ます。
オススメの見学方法
誰にでも開かれている宗教施設とはいえ、一人で回るのには少し勇気が要ります。というわけで、天理教の係員さんに案内してもらうのがオススメです!
境内の南西にある「南支所インフォメーションセンター」に行けば、参拝の順序やマナーについて聞けるほか、希望すれば係員さんに案内をお願いすることも出来ます!不安な方はこちらで案内をお願いすると確実ですし、いろいろと教えてもらえて勉強にもなります。
「○○を案内してほしい」や「●●分くらいでお願いしたい」という希望があれば事前に係員さんに伝えておきましょう。結構希望を聞いてくれます。
天理教教会本部にある主な施設
神殿
中央に神様が人間を創造したとされる「ぢば」があり、その四方には礼拝場が建てられています。東西南北の礼拝場をすべて合わせると、なんと3,157枚もの畳が敷き詰められており、入った瞬間に圧倒されます。
回廊
礼拝場と教祖殿、祖霊殿などを繋ぐ回廊です。各礼拝場が建立された時期が違うことから、回廊の作りも少しづつ違います。新しい回廊には消防法によって防火扉が付けられていたり、建築面でも面白い要素が数多く存在します。
教祖殿
教祖である、中山みき様が住んでいるとされる建物です。1838年に教えを説かれてから現在も存命のまま人間を導かれているとされています。
祖霊殿
霊様(みたまさま)が祀られている建物です。お社が3つあり、正面には中山家の方々、向かって右には天理教の役員の方々、向かって左には一般の信者の方々が祀られています。
マナー・参拝の方法
天理教教会本部は天理教の中心にあたる非常に神聖な施設です。お邪魔しているという気持ちを忘れずに、信者の方に失礼の無いようにしましょう。写真撮影も寺院と同じように神殿内は不可能で、回廊や中庭も禁止区域になっています。
参拝のやり方は一般的な神道のものと違い、 両手をついて1拝 → 4拍手 → 両手をついて1拝(お願い事やお礼はこのときに) → 4拍手 → 両手をついて1拝 という順序です。案内をお願いした場合は、参拝の際にやり方を教えてくれます。
アクセス
- JR・近鉄 「天理駅」 から 徒歩で 17分
- JR・近鉄 「天理駅」 から タクシーで 5分
- JR・近鉄 「天理駅」 から 奈良交通バスで「天理教本部前」まで 5分
- 名阪国道 「天理東IC」 から 約10分
- 西名阪自動車道 「天理IC」 から 約10分
まとめ
「天理教教会本部」いかがでしたか?宗教施設ということで、少し観光のハードルは高く感じますが、HPにも参拝の方法が書かれていたりしますのでそちらも確認の上で是非一度見学に訪れてみてください。
- 天理教教会本部
- 奈良 / その他スポット
- 住所:奈良県天理市三島町1番地1地図で見る
- Web:https://www.tenrikyo.or.jp/jpn/